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レチノール配合化粧水のおすすめ7選!効果・使うときの注意点も解説
レチノール配合の化粧水は、肌にうるおいを与え、ハリツヤを引き出してくれるアイテムです。しかし、レチノールってどんな成分?肌への刺激は大丈夫?などが気になっている方も多いのではないでしょうか?この記事では、レチノールの特徴やレチノール配合化粧水の効果を詳しく解説します。使用する際の注意点やおすすめアイテム7選もご紹介していますので、ぜひ毎日のスキンケアの参考にしてみてくださいね。
レチノールとは?
エイジングケア*を意識している方からも注目されているレチノール。化粧品や医薬部外品に配合されているレチノールを大きく分けると、「レチノール(ピュアレチノール・純粋レチノール)」と「レチノール誘導体」の2種類があります。
* 年齢に応じたお手入れのこと
ここからは、それぞれの特徴を詳しくみていきましょう。
レチノール(ピュアレチノール・純粋レチノール)の特徴
レチノールはビタミンAの一種であり、皮膚や粘膜の維持に関わる重要な成分です。肌のハリや弾力を高めるといった効果が期待できます。
高い効果が期待できる反面、光や空気などに対して不安定で、肌へ負担がかかる場合もあることが特徴。そのため、レチノールを使用する際は、安定性を高めたり皮膚刺激を抑えたりする工夫が必要です。
また、レチノールは、次でご紹介する「レチノール誘導体」と区別するために、「ピュアレチノール」と表記されることもあります。
さらに、近年注目されている「純粋レチノール」は、成分としてはレチノールと同じものですが、医薬部外品の有効成分としても認められており、シワ改善効果が期待できる成分です。
レチノール誘導体(パルミチン酸レチノールや酢酸レチノールなど)の特徴
レチノール誘導体とは、レチノールの安定性を高めて刺激性を抑えた成分です。レチノールに別の物質を結合させて安定化させており、肌に存在する酵素でレチノールに変換されます。
化粧品に配合されている代表的なレチノール誘導体の例は、次のとおりです。
- ・パルミチン酸レチノール
- ・酢酸レチノールなど
一般的に、市販の化粧水には、安定性が高く肌への刺激が低いレチノール誘導体が配合されています。
レチノール配合化粧水に期待できる効果とは?
レチノールやレチノール誘導体には、うるおいを与えて肌の弾力やハリを高める効果が期待できます。そのためレチノール配合化粧水は、肌の乾燥やハリ弾力不足に悩んでいる方や、積極的にエイジングケア*を行いたい方におすすめのアイテムです。
そのほか、肌にうるおいを与えて乾燥によるくすみをケアし、健やかでなめらかな印象の肌に導く効果も期待できます。またレチノールは、近年注目されているシワ改善効果も期待できる成分です。ただし、シワ改善は「純粋レチノール」を有効成分として配合している医薬部外品にのみ認められています。
シワ改善効果を求める方は、純粋レチノールを有効成分として配合している医薬部外品の美容液やクリームなどを使用してみましょう。
* 年齢に応じたお手入れのこと
レチノール配合化粧水の選び方
レベルで選ぶ
レチノール誘導体は、レチノールの安定性を高めるために、レチノールに他の物質を結合させて刺激性を抑えた成分です。そのため、一般的にレチノール(ピュアレチノール)のほうがレチノール誘導体よりも刺激性が高い傾向にあると考えられています。
また、配合濃度が高ければ高いほど、肌に負担がかかってしまう可能性もあるため注意する必要があります。
初心者の方や敏感肌の方は、「高濃度」と謳っているようなアイテムは避け、肌への刺激を抑えた「レチノール誘導体」を配合している化粧水(市販の化粧品)から試してみるのがおすすめです。
レチノール誘導体配合の化粧水に慣れてきたら、ピュアレチノールを配合した化粧水に挑戦してみるのもよいでしょう。
保湿力で選ぶ
レチノール配合化粧水を使用すると、肌が乾燥しやすくなる場合があります。これは、レチノールを使用し始めた際に見られる「レチノールによる副反応(A反応、レチノイド反応)」というものです。
レチノールによる副反応では、乾燥のほかに、ピリピリとした刺激や肌の赤み、皮むけなどが生じることがあり、とくに敏感肌の方はこうした刺激を感じやすいとされています。
レチノール配合化粧水を使用した際の乾燥が気になる場合は、ヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分が配合されたレチノール配合化粧水を選ぶのがおすすめです。
さらに、乳液やクリームなどを併用するなど、丁寧な保湿ケアを行いましょう。
おすすめのレチノール配合化粧水7選
ここからは、レチノール配合の化粧水の中でも、おすすめアイテムを厳選してご紹介します。
保湿成分が配合されたアイテムや、シワ改善の医薬部外品などもピックアップしていますので、肌悩みに合わせて気になるアイテムをチェックしてみてくださいね。
初心者向け:レチノール配合化粧水おすすめ4選
【AQUALABEL】高い保湿力と悩める大人肌をケア
「トリートメントローション(オイルイン)しっとり」は、悩める大人の肌をケアする高保湿タイプのレチノール配合化粧水です。
肌にうるおいを与えてなめらかな印象に整える「レチノール誘導体*¹」と、うるおい保護成分「ナイアシンアミド」が配合されており、もちっとしたハリのある印象の肌に導いてくれます。
乾燥による小ジワをケア*²したい方にもおすすめのアイテムです。テクスチャーは「しっとり」と「とてもしっとり」の2種類があるので、好みに合わせて選んでみてください。
*¹ パルミチン酸レチノール(保湿成分)
*² よる小ジワを目立たなくする(効能評価試験済み)
【AQUALABEL(アクアレーベル)トリートメントローション(オイルイン)しっとり】
1,650円(税込)編集部調べ
2024年12月24日時点
【無印良品】とろみのあるテクスチャーで乾燥肌にもうるおいを
「エイジングケア化粧水」は、天然由来成分*¹100%のエイジングケア*²にもアプローチするレチノール配合化粧水です。保湿成分として、レチノール誘導体*³やコメヌカ発酵液、11種類の植物エキス*⁴、ビタミンC誘導体*⁵などが配合されており、ハリのあるふっくらとした印象の肌に導いてくれます。
とろみのあるテクスチャーでありながら肌なじみもよく、乾燥しがちな肌もしっとり仕上がるアイテムなので、乾燥が気になる方におすすめです。
従来のフリー成分(合成香料無添加、無着色、無鉱物油、アルコールフリー、パラベンフリー)に加え、フェノキシエタノールもフリー、アレルギーテストも実施*⁶しています。
*¹ 天然成分を化学的に反応させた成分を含む
*² 年齢に応じたお手入れのこと
*³ パルミチン酸レチノール(保湿成分)
*⁴ マグワ根皮エキス、キハダ樹皮エキス、センチフォリアバラ花エキス、ヤグルマギク花エキス、ラベンダー花エキス、ビターオレンジ果皮エキス、レモン果汁エキス、ユキノシタエキス、ヨモギ葉エキス、ローズマリー葉エキス、マコンブエキス(すべて保湿成分)
*⁵ テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(保湿成分)
*⁶ すべての方にアレルギーが起きないというわけではありません
【無印良品 エイジングケア化粧水】
2,290円(税込)編集部調べ
2024年12月24日時点
【THE RETINOTIME】目もとや口もとなどの気になるシワを改善
「リンクルローションモイスト」は、シワを改善しながら角質もケアできるエイジングケア*¹化粧水です。シワ改善の有効成分である「ナイアシンアミド」や、レチノール誘導体を含む保湿成分「レチノCPX*²」、オリジナル成分である「HAリフトベース*³」が配合されており、ハリとツヤのある印象の肌に導きます。
コットンに含ませてやさしく肌をふき取れば、肌のごわつきや乾燥によるくすみの原因にもアプローチ。シワ改善やうるおい補給をしながら、肌表面をつるんとなめらかな印象に整えたい方におすすめのアイテムです。
*¹ 年齢に応じたお手入れのこと
*² レチノールパルミチン酸エステル、ツボクサエキス(ともに保湿成分)
*³ 加水分解ヒアルロン酸、クレアチニン、マリンエラスチン、ハイビスカスエキス(2)(すべて保湿成分)
【THE RETINOTIME(ザ・レチノタイム)リンクルローションモイスト[医薬部外品]】
4,070円(税込)編集部調べ
2024年12月24日時点
【Pure Natural】プチプラ価格がうれしいレチノール配合化粧水
「エッセンスローション リフト」は、素肌の土台*¹を整えて、肌の弾力を高めるレチノール配合化粧水です。プチプラ価格でありながら、レチノール誘導体*²やヴェールコラーゲン*³、ペプチド*⁴が配合されており、ハリやツヤにアプローチしてふっくらした印象の肌に導いてくれます。
化粧水と乳液を兼ね備えたような、こだわりの濃厚なテクスチャーで、与えたうるおいを逃さず、しっとりとした仕上がりに。高保湿でありながらベタつきにくいので、フェイスケアはもちろんボディケアアイテムとして使用したい方にもおすすめです。
*¹ すっぴんの肌表面のこと
*² パルミチン酸レチノール(保湿成分)
*³ 水溶性コラーゲンクロスポリマー(ハリ・ツヤ成分)
*⁴ アセチルヘキサペプチド-8(保湿成分)
【Pure Natural(ピュア ナチュラル)エッセンスローション リフト】
880円(税込)編集部調べ
2024年12月24日時点
中・上級者向け:レチノール配合化粧水おすすめ3選
【なめらか本舗】ナイアシンアミド&ピュアレチノール*¹でシワ改善とシミ対策*²
「なめらか本舗 薬用リンクル化粧水 ホワイト」は、ピュアレチノール*¹が配合された薬用化粧水。保湿成分である「ピュアレチノール*¹」にプラスして、有効成分である「ナイアシンアミド」が配合されており、シワ改善と美白*²効果が期待できるアイテムです。
まるで美容液のような濃厚なテクスチャーで、うるおいを与えながらハリや弾力のある印象の肌に導きます。エイジングケア*³に適した豆乳発酵液も保湿成分として配合されており、やわらかな肌印象を叶えたい方におすすめです。
*¹ レチノール(保湿成分)
*² メラニンの生成を抑えて、シミ・そばかすを防ぐ
*³ 年齢に応じたお手入れのこと
【SANA(サナ) なめらか本舗 薬用リンクル化粧水 ホワイト[医薬部外品]】
1,210円(税込) 編集部調べ
2024年12月24日時点
【KISO】純粋レチノール*¹と5種のレチノールを贅沢配合
「スーパーリンクルローションVA」は、保湿成分として*¹と5種類のレチノール*²を配合した化粧水です。壊れやすい純粋レチノール*¹を、ナノカプセルに閉じ込めて安定化して配合。
気になるエイジングサインにアプローチし、キメの整ったハリのある肌印象に導きます。水分を維持する5種類のヒアルロン酸*³も配合されており、肌のハリや弾力、うるおいなどをトータルケアしたい方におすすめのアイテムです。
*¹ レチノール(整肌成分)
*² レチノイン酸ヒドロキシピナコロン、レチノイン酸トコフェリル、パルミチン酸レチノール、水添レチノール、レチノイルヒアルロン酸Na(すべて保湿成分)
*³ アセチルヒアルロン酸Na、レチノイルヒアルロン酸Na、ヒアルロン酸Na、ヒアルロン酸クロスポリマー-2-Na、加水分解ヒアルロン酸Na(すべて保湿成分)
【KISO(キソ)スーパーリンクルローションVA】
2,280円(税込)編集部調べ
2024年12月24日時点
【AMPULE SHOT】時間差保湿でうるおいがめぐる*¹夜化粧水
「アクティブレチノ ナイトトリートメント ローション」は、角層までうるおいをめぐらせるレチノール配合の夜用化粧水です。保湿成分であるレチノールやパルミチン酸レチノール、2種のコラーゲン*¹、パウダルコ樹皮エキス*²が肌にうるおいを与えて、肌の水分バランスを整えます。
ナイトカプセル*³が配合されており、睡眠中も保湿成分が角層まで浸透。寝ている間も効率的にケアしたい方におすすめのアイテムです。
*¹ 加水分解コラーゲン、水溶性コラーゲン(ともに保湿成分)
*² タベブイアインペチギノサ樹皮エキス(保湿成分)
*³ パルミトイルヘプタペプチド-14銅、パルミチン酸ヘプタペプチド-15、(乳酸/グリコール酸)コポリマー、ポリビニルアルコール(すべて保湿成分)
【AMPULE SHOT(アンプルショット)アクティブレチノ ナイトトリートメント ローション】
1,320円(税込)編集部調べ
2024年12月24日時点
レチノール配合化粧水を使うときの注意点
レチノールの肌刺激に注意する
純粋なレチノールは、肌にうれしい効果が期待できる反面、肌に負担を感じる可能性がある成分です。そのため、使い始めはピリピリとした刺激や肌の赤み、皮むけといった「レチノールによる副反応(A反応、レチノイド反応)」が生じることがあります。
また、肌への刺激を抑えたレチノール誘導体を使用したアイテムでも、浸透*性を高めた設計や高濃度に配合されている製品を使用すると、刺激を感じる場合があるので要注意。
さらに、レチノール配合化粧水だけでは刺激を感じなくても、ほかのレチノール配合製品と併用することで刺激を感じてしまう場合もあります。そのため、レチノール配合製品の重ね付けは避けたほうがよいでしょう。
肌への刺激が気になる場合は、まずは二の腕の内側などでパッチテストをした上で、2日~3日に1回程度から始めてみるのがおすすめです。
ピリピリ感や肌の赤みが続く場合は、レチノール配合化粧水の使用を中止して、皮膚科医に相談してみましょう。
* 角層まで
紫外線対策を行う
レチノールは光で分解されやすい成分です。そのため、効率的に効果を発揮させるためには、紫外線対策を行うことが大切。
とくに、朝のスキンケアでレチノール配合化粧水を使用する場合は、スキンケアの最後に日焼け止めを使用し、日傘や帽子なども併用して紫外線対策を行いましょう。
また、レチノール配合化粧水は、直射日光が当たらない場所で保管することを忘れないようにしておくことも重要です。
レチノール配合化粧水についてよくある質問
レチノールは朝と夜どっちに使ったらいいの?
レチノールは光で分解されやすいため、効率的に成分の効果を発揮させたい場合は、日光の影響を受けにくい夜のスキンケアで使用するのがおすすめです。
また、朝のスキンケアでレチノール配合化粧水を使用する場合は、スキンケアの最後に日焼け止めを併用してみましょう。
ただし、安定性を高めたレチノール誘導体を配合している化粧水の場合は、朝晩の使用を推奨しているものもあるため、アイテムごとの使用方法をよく確認することが大切です。
レチノールと一緒に使ってはいけない成分は?
市販のレチノール配合化粧水は、クリニックなどで提供されるレチノールとは異なり、配合濃度が抑えられていたり、安定性と肌への刺激に配慮したレチノール誘導体が配合されていたりするのが一般的です。
ただし、AHA(アルファヒドロキシ酸)やサリチル酸と併用した場合には、肌に負担がかかる可能性もあります。
こうした成分が配合されているアイテムと併用する場合は、パッチテストを行ったり使用量を調整したりするなど、肌に負担がかからないように注意しましょう。
レチノール配合化粧水でハリツヤ印象のある肌を叶えよう
一般的に、化粧品に配合されているレチノールには、レチノールそのもの(ピュアレチノール、純粋レチノールなど)とレチノール誘導体の2種類があります。それぞれに、メリットやデメリットがあるため、配合されているレチノールの種類にも注目しましょう。
また、レチノール配合化粧水を使用する際は、肌への刺激や紫外線対策・保湿ケアの重要性といった注意点も理解しておくことが大切です。ぜひ本記事も参考に、肌に合うレチノール配合化粧水をゲットして、ハリツヤ印象のある肌を手に入れてみてくださいね。