メイクの仕上げに使うことで、汗や皮脂を抑えて、べたつきやメイク崩れを防いでくれる役割のフェイスパウダー。肌にテカリがあるだけで清潔感が失われてしまうので、好印象を与えたいのなら、フェイスパウダーはメイクに欠かせないアイテムといえるでしょう。

フェイスパウダーは形状の違いにより種類が分かれていますが、プレストパウダーはその中の1つです。化粧直しでも活躍し、メイク仕立てのような状態にリセットしてくれる効果が期待できます。

プレストパウダーには色がついているものがあり、たびたびパウダーファンデーションとの違いが取り上げられます。同じパウダーと名前についていて、ベースメイクに使うアイテムであることからこれら2つは似ていますが、そもそもカテゴリーが異なっているものです。

パウダーファンデーションにはしっかりとしたカバー力があるものが多いですが、プレストパウダーはカバーをするというよりも、肌の凹凸を整えなめらかに見せてくれる効果が期待できます。

プレストパウダーは皮脂を吸着してくれるので、皮脂が気になる脂性肌さんや混合肌さんに効果的なアイテムです。乾燥肌タイプの人が使う場合は、皮脂や毛穴が気になる小鼻周りやTゾーン、アイメイクの崩れを防止するために目の周りなど、部分的に使うのがベスト。顔全体に使ってしまうと、肌に必要な皮脂まで奪ってしまい、より乾燥してしまいます。

メイクの仕上げのときだけでなく、化粧直しに使う場合も、仕上がりを左右するので使い方には注意しましょう。

プレストパウダーとルースパウダーには下記4つの違いがあります。

それぞれの違いや特徴を知ることで、自分の理想とするベースメイクに必要なパウダーの種類を選べるようになるので、参考にしてみてくださいね。

プレストパウダーとルースパウダーは固形と粉状というように、形状の違いがあります。プレストパウダーはその名の通り、プレスされているのでギュッと固まっているのが特徴です。形状が違うと、仕上がりや使い方も変わります。

なりたい肌印象に応じた仕上がりになるよう、それぞれのタイプを使い分けするのがポイントです。

プレストパウダーとルースパウダーは、それぞれ塗布したときの仕上がりが異なります。プレストパウダーはシャープな印象に仕上がるものが多く、マットな肌になるものもあります。

一方で、ルースパウダーはふんわり塗布できるので、仕上がりもふわっとやわらかい印象になるものが多いです。

プレストパウダーは密着力が高く肌全体のカバーとテカリ防止に役立つのに対し、ルースパウダーは毛穴カバーに効果的なパウダーです。それぞれカバー力が異なるので、どのような肌の仕上がりが好みなのかをふまえて選ぶのがベスト。

ツヤのある毛穴レスな陶器肌を目指すならルースパウダーの方がおすすめです。

プレストパウダーとルースパウダーは粉の形状に違いがあるので、持ち運びのしやすさが変わります。サラサラとした粉状のルースパウダーの場合、持ち運んでいるときに粉がこぼれる恐れがありますが、固形タイプのプレストパウダーは、その心配がありません。

プレストパウダーは持ち運びしやすいので、化粧直しに最適なアイテムと言えます。UV効果のあるものであれば、日中の日焼け止めの塗り直し用としても重宝しますよ。

プレストパウダーとルースパウダーにはさまざまな違いがありますが、よりテクニックレスで使いたいのなら、プレストパウダーがおすすめです。プレストパウダーはパウダーを固くしたアイテムなので、パウダーを取るときに適量がとれ、肌へのつけすぎを防止できます。

どんなに肌に密着するパウダーを使っても、つけすぎてしまっては印象が台無し。それを事前に防げるプレストパウダーは、普段パウダーを使わない人にとっても便利なアイテムでしょう。