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ニキビ跡はどう対処する?おすすめスキンケアアイテムを厳選してご紹介

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ニキビ跡はどう対処する?おすすめスキンケアアイテムを厳選してご紹介

できてしまったニキビは気になる肌悩みですが、ニキビが落ち着いたあとの「ニキビ跡」にお悩みの方も多いのではないでしょうか?ニキビ跡には、肌の赤みや色素沈着、凹凸といった複数の種類があります。
この記事では、ニキビ跡の種類や原因、ニキビ跡を残さないためのスキンケアのポイントを詳しく解説します。ニキビ跡が気になる方向けのおすすめスキンケアアイテムもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

\この記事を監修した人/
高藤円香先生

高藤 円香先生

皮膚科 皮膚科専門医

2013年防衛医科大学校を卒業後、臨床研修を修了。
その後、大阪大学医学部附属病院や自衛隊阪神病院での研修を経て、皮膚科専門医を取得。
現在は皮膚科医として、地域の方々の一般診療をメインに、アトピー性皮膚炎や乾癬などの診療にあたっており、執筆・監修などにも力を入れている。

INDEX

ニキビ跡とは?

ニキビ跡とは? 出典:ライター作成画像

ニキビ跡とは、ニキビが治ったあとも肌に残る赤みや色素沈着、肌の凹みのことです。ニキビ跡は、ニキビが悪化して生じた炎症が、周囲の組織へダメージを与えることで生じます。ニキビ跡が残ってしまう原因を理解するためには、まずはニキビが生じる原因や、ニキビの段階を理解しておくことが大切です。

そもそもニキビは、過剰な皮脂や古い角質で毛穴が詰まることで生じ、複数の段階を経て悪化し、ニキビ跡となって残ってしまう場合があります。

  • <ニキビの種類と段階>
  • 白ニキビ:毛穴に皮脂が詰まった状態、白くポツポツと見えるニキビの初期段階
  • 黒ニキビ:毛穴に詰まった皮脂が酸化されて黒く見える状態
  • 赤ニキビ:毛穴に溜まった皮脂をエサにしてアクネ菌が繁殖し、炎症が生じている状態
  • 黄ニキビ:赤ニキビが悪化して膿が溜まっている状態

ニキビが悪化して赤ニキビや黄ニキビの状態になると、アクネ菌の繁殖による炎症が毛穴の周囲の組織にダメージを与えてしまいます。このダメージが原因で、赤みや色素沈着、肌の凹みといったニキビ跡が残ってしまうのです。

ニキビ跡の種類

肌の赤み(赤いニキビ跡)

肌の赤み(赤いニキビ跡) 出典:adobestock

肌に赤みが残るニキビ跡とは、ニキビの炎症によって周囲の毛細血管が破壊されて、うっ血している状態のこと。ニキビ自体は治っているものの、肌に残った炎症の影響で皮膚が薄くなり、毛細血管のうっ血が肌の赤みに見えてしまうのです。

この赤いニキビ跡は、肌のターンオーバーによって徐々に消えていくのが一般的。そのため、赤いニキビ跡を残さないためには、丁寧なスキンケアで肌にうるおいを与え肌のターンオーバーを整えることを意識しましょう。ただし、時間が経っても肌の赤みが消えない場合は、皮膚科医に相談してみることをおすすめします。

色素沈着(シミのようなニキビ跡)

色素沈着(シミのようなニキビ跡) 出典:adobestock

薄茶色のシミのようなニキビ跡は、ニキビの炎症によって引き起こされる色素沈着です。この色素沈着は、ニキビの炎症が肌のメラノサイト(メラニンを生成する細胞)を刺激することで生成されるメラニン(シミのもと)が蓄積して生じます。

本来、メラニンは、肌を炎症から守るという重要な働きがある物質です。しかし、ニキビによって肌の組織が破壊されている状態では、肌のターンオーバーが乱れてしまうため、メラニンが過剰に肌に残ってシミのように見えてしまいます。

このシミのようなニキビ跡も、赤いニキビ跡と同様に肌のターンオーバーによって徐々に消えていくのが一般的です。そのため、丁寧なスキンケアで肌にうるおいを与えターンオーバーをサポートすることが大切。ただし、肌の状態によっては色が薄くなるのに数年かかったり、紫外線を浴びることで消えにくくなったりすることもあるため、気になる方は皮膚科医に相談してみましょう。

クレーター(凹んだニキビ跡)

クレーター(凹んだニキビ跡) 出典:adobestock

クレーターと呼ばれる肌の凹みのようなニキビ跡は、化膿を伴う黄ニキビの悪化が原因です。
ニキビが悪化してしまうと、炎症が肌の深部にまでダメージを与えて真皮層の組織を破壊してしまいます。真皮層が破壊されることで、肌が毛穴に沿って収縮してしまい、凹んだように見えるのです。

一度できてしまったクレーターは、自然に治ることはなく、セルフケアでの改善は難しいとされています。

ニキビ跡をなるべく残さないためにできること

ニキビ予防のスキンケアアイテム(医薬部外品)を使う

ニキビ予防のスキンケアアイテム(医薬部外品)を使う 出典:adobestock

ニキビ跡を残さないためには、そもそもの原因であるニキビを予防することが重要です。まずは、やさしく丁寧な洗顔で肌を清潔に保つとともに、ニキビ予防の効果がある医薬部外品の化粧水や乳液などで肌を保湿して、健やかな状態をキープしましょう。

また、ニキビには、20代以降にできやすい「大人ニキビ」と10代にできやすい「思春期ニキビ」の2種類があります。それぞれに原因や予防方法が異なるため、ご自身の肌に合うニキビ予防のスキンケアを選ぶことが大切です。

ニキビを触ったり潰したりしない

ニキビを触ったり潰したりしない 出典:adobestock

ニキビができると、気になってついニキビを触ったり、中の皮脂や膿を出そうと潰したりしてしまう方もいるかもしれません。しかし、ニキビを手で触ると、手の雑菌が侵入してニキビが悪化してしまう可能性もあります。また、ニキビを潰すと肌が傷ついてしまい、ニキビ跡になりやすくなるため注意が必要です。

ニキビができてしまっても、ニキビの部分をむやみに触ったり潰したりするのは避けて、清潔な状態を保つように心がけましょう。

ニキビが悪化しそうなときは皮膚科医に相談する

ニキビが悪化しそうなときは皮膚科医に相談する 出典:adobestock

ニキビ跡は、ニキビの状態が赤ニキビや黄ニキビへと進行することで残りやすくなります。そのため、ニキビの悪化を防ぐことが、ニキビ跡を残さないことにもつながるのです。

ただし、市販のスキンケアは、あくまでニキビを予防するためのアイテム。できてしまったニキビが悪化しないようにするためには、基本のスキンケアを丁寧に行うとともに、皮膚科医に相談しながら適切な治療を行うことも大切です。

編集部厳選:ニキビ跡が気になる方に!おすすめのスキンケアアイテム6選

編集部厳選:ニキビ跡が気になる方に!おすすめのスキンケアアイテム6選 出典:adobestock

ここからはニキビ跡が気になる方に向けて、ニキビ予防にアプローチする医薬部外品のスキンケアアイテムをご紹介します。ニキビのあと(後)のケアとして、保湿、美白*、肌荒れ予防のスキンケアもピックアップしていますので、ぜひチェックしてみてください。

* メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ

ニキビ予防にアプローチする「化粧水」3選

【メラノ CC】ニキビ痕や毛穴にうるおいを与えて肌を整える

【メラノ CC】ニキビ痕や毛穴にうるおいを与えて肌を整える 出典:ロート製薬公式画像

「メラノCC 薬用しみ集中対策 プレミアム美容液」は、4種の有効成分を配合した薬用美容液です。Wのビタミン*¹(有効成分)が美白*²ケアと皮脂分泌抑制ケアを、3種のビタミンC誘導体*³が肌にうるおいを与えます。

炎症を鎮めるアラントイン、殺菌効果のあるイソプロピルメチルフェノールも配合されており、ニキビや肌荒れ予防にもアプローチ。ニキビ痕が気になる肌にうるおいを与えて、なめらかな状態に導きます。ニキビや肌荒れ、シミ予防など、複数の肌悩みが気になる方におすすめのアイテムです。

*¹ アスコルビン酸、ピリドキシン塩酸塩(すべて有効成分)
*² メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ
*³ 3-O-エチルアスコルビン酸、アスコルビルグルコシド、ビタミンCテトライソパルミテート(すべて保湿成分)

【ロート製薬 メラノCC 薬用しみ集中対策 プレミアム美容液[医薬部外品]】

2025年1月30日時点

【ORBIS】ゆらぎがちな肌もうるおいで満たして整える

【ORBIS】ゆらぎがちな肌もうるおいで満たして整える 出典:ORBIS公式画像

「クリアフルローション M」は、ニキビや肌荒れを予防し、ごわついた肌も荒れにくく、健やかな状態に導く薬用化粧水です。和漢植物由来成分*¹や保水型コラーゲン*²が肌にうるおいを与え、ナノVCショットカプセル*³が肌のキメを整えて、毛穴を目立たなくしてなめらかな状態に導きます。

皮脂になじみやすい設計であり、皮脂腺が多く存在する毛穴の中まで届くのもうれしいポイント。ニキビを予防して健やかな肌をキープしたい方におすすめのアイテムです。

*¹ シコニン(整肌成分)、アロエエキス(2)、ヨクイニンエキス、ヨモギエキス(すべて保湿成分)
*² 水溶性コラーゲン液(保湿成分)
*³ テトラ2-ヘキシルデカン酸アスコルビル、天然ビタミンE、イノシット、フィチン酸、ユズセラミド、スフィンゴ糖脂質(すべて整肌成分)

【ORBIS(オルビス) クリアフルローション M[医薬部外品]】
1,650円(税込) 編集部調べ

2025年1月30日時点

【FANCL】ニキビが気になるゆらぎ肌をケアしてツルツルに整える

【FANCL】ニキビが気になるゆらぎ肌をケアしてツルツルに整える 出典:FANCL公式画像

「アクネケア 化粧液」は、ニキビや肌荒れを繰り返すゆらぎ肌をケアする薬用化粧水です。ニキビを防ぐ有効成分であるグリチルリチン酸ジカリウムと、繰り返しニキビの原因となる「ゆさぶり因子」や「毛穴蓋」にアプローチする植物エキス*¹が、ニキビを根本からブロック。

保湿成分であるラフィノース*²や低分子ヒアルロン酸*³が、乾燥しがちな大人の肌にうるおいを与えて、なめらかでツルツルの状態に整えてくれます。カサつきとニキビの両方が気になる方におすすめのアイテムです。

*¹ セージエキス、ウメ果実エキス、シソエキス-1、シソ葉エキス、スイートピー花エキス(すべて保湿成分)
*² ラフィノース水和物
*³ 加水分解ヒアルロン酸(保湿成分)

【FANCL(ファンケル) アクネケア 化粧液[医薬部外品]】
1,650円(税込) 編集部調べ

2025年1月30日時点

ニキビ予防にアプローチする「クリーム」3選

【小林製薬】目立って気になるニキビのあとの肌ケアに

【小林製薬】目立って気になるニキビのあとの肌ケアに 出典:小林製薬公式画像

「アットノン ニキビあとケアジェル」は、さらっとなじみやすい部分用の薬用ジェルです。目立って気になるニキビのあとの肌ケアにも使いやすいみずみずしいテクスチャーが特徴。

5種の有効成分*¹が配合されており、赤みのある肌荒れを防ぎ、メラニンの生成を抑えてくれます*²。ニキビのあとの肌の保湿ケアや美白*²ケアをしたい方におすすめのアイテムです。

*¹ L-アスコルビン酸2-グルコシド、ヘパリン類似物質、グリチルリチン酸ジカリウム、トコフェロール酢酸エステル、イソプロピルメチルフェノール(すべて有効成分)
*² メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ

【小林製薬 アットノン ニキビあとケアジェル[医薬部外品]】
1,430円(税込) 編集部調べ

2025年1月30日時点

【NOV】ニキビを予防してニキビ痕ができにくい肌に

【NOV】ニキビを予防してニキビ痕ができにくい肌に 出典:NOV公式画像

「ノブ AC アクティブ スポッツクリーム C」は、ニキビを防ぎ、ニキビ痕ができにくい肌に整える部分用の薬用クリームです。3種の有効成分が配合されており、ニキビを予防しながら肌荒れ予防&美白*の効果も期待できます。

肌に密着して長くとどまるテクスチャーなので、気になる部分をピンポイントでケアできるアイテム。ニキビやシミなど気になる肌悩みを集中的に予防したい方におすすめです。

* メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ

【NOV(ノブ) ノブACアクティブ スポッツクリーム C[医薬部外品]】
2,750円(税込) 編集部調べ

2025年1月30日時点

【肌美精】大人ニキビの予防にもアプローチ

【肌美精】大人ニキビの予防にもアプローチ 出典:肌美精公式画像

「大人のニキビ対策 薬用美白クリーム」は、ニキビ予防やニキビ跡ケア(保湿)、美白*ケアにアプローチする医薬部外品のクリームです。殺菌成分の「イソプロピルメチルフェノール」や消炎成分の「グリチルリチン酸2K」が配合されています。

コラーゲンやヒアルロン酸といった保湿成分のほか、保湿整肌成分としてヨクイニンエキス、ビワ葉エキス、ユズセラミド、シャクヤクエキスが含まれており、うるおいのあるなめらかな肌印象に導いてくれるアイテム。みずみずしいテクスチャーが好みの方にもおすすめです。

* メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ

【肌美精 大人のニキビ対策 薬用美白クリーム[医薬部外品]】

ニキビ跡を消す方法はある?

ニキビ跡を消す方法はある? 出典:adobestock

一般的に、セルフケアだけでは、できてしまったニキビ跡を消す・治すのは難しいとされています。ニキビ跡を治すためには、皮膚科や美容皮膚科を受診し、肌の状態に合わせた治療を受けるといった方法があります。

例えば、赤み色素沈着といったニキビ跡にはレーザー治療、凹凸のあるニキビ跡には細かい針を使用するダーマペンや薬剤を用いたケミカルピーリングなどの治療が行われるのが一般的です。

こうした治療はセルフケアよりも費用が高くなる傾向があり、また治療方法によっては痛みを感じることも少なくありません。さらに、状態によっては完全に消すのは難しくなります。そのため、まずは医薬部外品のスキンケアで丁寧に肌をケアして、ニキビができにくい状態を保つことが大切です。

丁寧なスキンケアでニキビ跡に悩まない素肌を叶えよう

ニキビ跡とは、ニキビが治ったあとも肌に残る赤みや色素沈着、肌の凹みのこと。ニキビ跡を残さないためには、まずはニキビ予防効果のある医薬部外品のスキンケアで丁寧にケアをすることが大切です。また、ニキビができてしまったときも、ニキビをつぶしたり触ったりすると、ニキビ跡ができやすくなるので要注意。

ぜひ、この記事を参考に、毎日の丁寧なスキンケアで、ニキビ跡に悩まない健やかな肌を叶えてみてくださいね。

この記事を書いた人

RAXY Style 編集部

RAXY Style編集部がセレクトした旬のコスメやメイクのHow to情報をお届けします。いつもより輝けるキレイのヒントをお届けしていきます★

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