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「肋骨締めトレーニング」で悩みを改善する方法をレクチャー!理想のスタイルをGETしよう
くびれができない、ダイエットしているのに理想のボディラインに近付けない…とお悩みの方は、肋骨の開きが原因かもしれません。肋骨を締めて正しい位置に整えることで、ウエストラインの引き締めや姿勢改善などの嬉しい効果が期待できます。
この記事では、肋骨締めトレーニングのメリットやタオル1本でできる簡単トレーニング方法、トレーニングする上で意識したい大切なポイントをご紹介します。
肋骨周りの筋肉の動きを改善するストレッチ4選

浅い呼吸や姿勢の悪さなどにより肋骨が開いてしまっている方は、肋骨周りの筋肉が固くなってしまっている場合があります。肋骨締めトレーニングとあわせて行えば、より効果アップが期待できる肋骨周りの筋肉ストレッチをご紹介します。
①背中を前後に動かす

背中のコリをほぐすストレッチ
- 1.あぐらをかいた状態で座り、おへそを覗くような姿勢で背中を丸めて前に倒す
- 2.胸を開くことを意識して、骨盤を後ろに倒す
- 3.1~2を何度か繰り返す。肋骨や背骨周りがスムーズに動かせるように意識する
姿勢を保つために必要な広背筋が凝り固まってしまうと、肋骨が開きやすくなります。また、背中の筋肉が固くなっていると肋骨締めストレッチに重要な「呼吸」も浅くなるため、このストレッチでしっかりと動かすようにしましょう。
②体側を伸ばす

脇腹(体側)のストレッチ
- 1.足を肩幅くらいに開いて立つ
- 2.手を組んで手のひらを天井に向けて伸ばす
- 3.そのまま腰を左右のどちらかにスライドさせて、体側を伸ばす
脇の下や腰回り、太ももの横が伸びていることを意識しましょう。肋間筋や横隔膜のあたりをストレッチすることで、深い呼吸がしやすくなります。
③大胸筋を開く

大胸筋をほぐすストレッチ
- 1.座った状態で後ろに手を組む
- 2.胸を張って組んだ腕を斜め下に伸ばす
- 3.1の状態を60秒ほどキープして、今度は腕を少し上へ動かす。目線は前に向け、背中が丸まってしまわないように注意する
こちらのストレッチは、深い呼吸を意識しながら行うのがポイントです。大胸筋を開くことで肩が内側に入ってしまう巻き肩を防ぎ、正しい姿勢をとりやすくなります。
④股関節前を伸ばす

股関節前のストレッチ
- 1.足を前後に開いて腰を落とす
- 2.片足は膝を床につき、もう一方の脚は立膝の状態をキープ
- 3.立ち膝になっている方の脚に体重をかけ、床に突いている方の脚の付け根を伸ばす
股関節周りのストレッチは肋骨締めには関係なさそうに思えますが、悪い姿勢などで肋骨周りに負荷がかかっていると股関節にも大きな負担がかかっている場合があります。
肋骨と股関節周りに同時に負荷がかかっている場合は、ストレッチで両方にアプローチしていくことが大切です。
セルフでできる!肋骨締めトレーニングの方法

肋骨締めトレーニングと聞くと難しそうに思えますが、身近にあるタオルが1枚あれば簡単にトレーニングできます。注意したいポイントは、必ず腹式呼吸で息を大きく吐きながら行うこと。そして、左右均等に力を込めて行うようにしてください。
なお、肋骨締めトレーニングを行う前に筋肉をほぐしておくこともポイントです。入浴後の体が温まって筋肉がやわらかくなっている時に、肋骨周りや脇腹をボディクリームなどでマッサージしておくのがおすすめです。しっかりと筋肉をほぐした状態でトレーニングを行うことで、より効果がアップしますよ。
これからご紹介する肋骨締めトレーニングは誰でも簡単にできて、肋骨締めにとても効果がある方法なのでぜひ試してみてくださいね。
肋骨周りを鍛える筋力トレーニング

肋骨締めトレーニングのやり方
- 1.細長いスポーツタオルやフェイスタオルを用意して、縦に3~4回折り、15センチほどの幅に折りたたむ
- 2.肋骨の最下部にタオルを巻き、前でクロスする
- 3.腹式呼吸で息をゆっくり吐きながらタオルを外側に引き、肋骨を締めて息を吐き切ったところで止める。締める際には両脇を締めて隙間ができないようにする
- 4.先ほどの位置から5~10cm上にタオルを巻き直し、息を吐きながらタオルを使って肋骨締めを行い、息を吐き切る。背筋をまっすぐ伸ばして体が傾かないように意識する
注意したいポイントはしっかりと呼吸をすることです。しっかりと呼吸をしながら行うことで肋骨をより締めやすくなるため、呼吸にも注意を向けるようにしましょう。
肋骨周りを鍛える筋力トレーニング

正しい肋骨の位置をキープするためには、肋骨周りに筋肉を付けることも重要です。筋力を付けることで美しい姿勢にも繋がりますよ。ボディラインの引き締め効果もあるので、肋骨締めトレーニングとあわせて行なってみましょう。
(1)プランク

プランクのやり方
- 1.肩の真下に肘を置いた状態で、うつ伏せになる
- 2.肘と足のつま先で体を支えた状態で、お腹に力を入れて身体を床から離す
- 3.顔はまっすぐ前を向き、この状態を30秒~1分程キープする
プランクを行うことで、正しい姿勢を保つために必要な体幹やインナーマッスルを鍛えられます。初心者の方でも安全に取り組める筋肉トレーニングとなります。
(2)サイドプランク

サイドプランクのやり方
- 1.横向きに寝て下側の肘を直角に曲げて肩の真下に来るようにし、手のひらは床につける
- 2.上側になっている足はクロスするように前方に出す。下側の肘と足で体を持ち上げ、肩、腰、足が一直線になるように調整して、お腹に力を入れて骨盤が下がらないように意識する
- 3.2の姿勢を30秒程度保ち、ゆっくりと体を下ろしたら反対側も同様に行って左右均等にトレーニングをする
肋骨締めに効果があると言われている外腹斜筋を効率よく鍛えられるサイドプランク。お腹周りを鍛えることで内臓を正しい位置に戻したり、基礎代謝がアップしたりするダイエット効果が期待できます。
肋骨締めトレーニングとあわせて行うことで、よりウエストのくびれ作りにアプローチできます。
(3)ツイストクランチ

ツイストクランチのやり方
- 1.仰向けに寝て、両足を90度に曲げる
- 2.両手は頭の後ろで組み、身体を少し浮かせて左膝と右肘を引き合わせる
- 3.ゆっくりと元の状態に戻り、次は右膝と左肘を引き合わせる
- 4.2~3の動きを30回ほど左右交互に繰り返す
ツイストクランチはお腹の引き締め効果や、くびれ作りにアプローチできます。腰をひねる意識を持ちながら、腹斜筋を鍛えましょう。
肋骨締めトレーニングとあわせて行うことでより美しいボディラインに近付けます。
(4)バックエクステンション

バックエクステンションのやり方
- 1.うつ伏せの状態で、手を頭の後ろで組む
- 2.ゆっくりと息を吐きながら、可能な範囲で上体を上げる
- 3.大きく息を吸いながら上体を下ろす
- 4.2~3の動きを30回ほど繰り返す
バックエクステンションでは美姿勢をキープするのに欠かせない、背中の脊柱起立筋が鍛えられます。また背筋が伸びるので、肩こりや腰痛などの改善効果も期待できます。
肋骨締めトレーニングとあわせて行えば、より姿勢の改善に繋がるでしょう。