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レチノール美容液おすすめ10選!メリットや選び方・注意点も解説
レチノール美容液は、保湿によって肌のターンオーバーをサポートすることで、美肌に貢献するアイテムとして注目されています。しかし、使いたいと思いながらも、扱いが難しそうで一歩を踏み出せないという方も多いのではないでしょうか?
この記事では、レチノール美容液の種類や特徴、使用するメリット、選び方などを徹底解説します。種類別におすすめのアイテム10選もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
レチノール美容液の基礎知識

レチノールとは、もともと肌に含まれる成分でもある「ビタミンA」を安定化させた成分で、大きく分けて次の3種類があります。
レチノールの種類 | 特徴 |
---|---|
レチノール誘導体 | ・ピュアレチノールを安定させるために別の物質をくっつけたもの ・刺激が少なく、敏感肌の方でも使いやすい ・パルミチン酸レチノール、プロピオン酸レチノール、酢酸レチノールなど |
ピュアレチノール(純粋レチノール) | ・純粋なレチノール ・速攻性があるが刺激が強い |
レチノイン酸(トレチノイン) | ・病院でのみ処方される医薬品 ・医師の指導のもと使用する |
このうち美容液で使用されるのは、「レチノール誘導体」と「ピュアレチノール(純粋レチノール)」です。レチノイン酸は病院でのみ処方される医薬品で、市販のアイテムには含まれていません。
レチノール美容液を使う2つのメリット
①保湿によって肌のターンオーバーをサポートする

レチノールの主成分のビタミンAは、保湿によって肌のターンオーバーをサポートする働きがあることが大きな特徴です。キメを整えることでターンオーバーをサポートし、肌の角層にあるシミの原因となる「メラニン色素」の排出が促されます。その結果、気になるシミやニキビが目立たなくなる効果*¹が期待できることがメリットです。
ターンオーバーをサポートしキメを整えることで古い角質が適切に排出されると、肌のくすみ*²をケアすることで明るい印象の肌になり、本来の美しさを取り戻せるでしょう。
*¹ 医薬部外品でこれらの効果を認められた製品のみ
*² 乾燥による
②皮脂のバランスを整える

レチノール美容液に含まれるビタミンAには、皮脂をケアする働きもあります。皮脂の分泌が適切な状態に保たれると、毛穴の詰まりやニキビを防げるため*、健康的な肌を実現しやすくなるのがメリットです。
過剰な皮脂をケアすることで、毛穴が目立ちにくい肌印象を実現できます。メイクののりもよくなる上、テカリも気にならなくなるでしょう。
* 医薬部外品でこれらの効果を認められた製品のみ
レチノール美容液の選び方
目的に合った種類を選ぶ

レチノール美容液には、大きく分けて、「守りのケア」に向いているレチノール誘導体入りのものと、「攻めのケア」に向いているピュアレチノールが配合されたものがあります。
下記に、それぞれの特徴をまとめました。
種類 | 特徴 |
---|---|
レチノール誘導体 | ・日々のスキンケアに取り入れるのに向いている ・代表的なレチノール誘導体のなかでは、「パルミチンレチノール<プレピオンサンレチノール<酢酸レチノール」の順に刺激が強くなることが特徴 |
ピュアレチノール | ・より強い効果を求める方に向いている ・初めてレチノールを使う方は、反応が強く出過ぎることがある点に注意が必要 |
肌が敏感な方は、まずはレチノール誘導体配合の美容液から始めてみましょう。
なお、配合されているレチノールの濃度や、ナノ化・カプセル化など浸透*の工夫によって、効果や反応の出方は異なります。基本的には、弱いものから試してみて、反応を見てから濃度や強さを上げていくのがおすすめです。
* 角層まで
他の配合成分もチェックして選ぶ

レチノール配合の美容液には、レチノール以外の成分も入っているアイテムが多くみられます。他の効果も期待したい場合は、どのような成分が配合されているかチェックして選ぶのがおすすめです。
例えば、ハリ・弾力アップに貢献する「ナイアシンアミド」や、保湿に役立つ「ヒアルロン酸」や「コラーゲン」などは、レチノールとの相性もよい成分です。シミ・そばかすが気になる場合は、「ビタミンC誘導体」や「トラネキサム酸」が含まれるものを選んでみましょう。
好みのテクスチャーを選ぶ

レチノール美容液は、一般的な美容液と同様に、ウォータリーなものからオイル状、ミルク状など、さまざまな形状のアイテムがあるのが特徴です。また、水のようにさらっとして肌なじみがよいエッセンス、より高濃度でとろみが強いセラムなど、テクスチャーにも違いがあります。
人によって、心地よいと感じるテクスチャーは異なるものです。レチノール美容液を選ぶときも、長く使い続けたいと思えるような、好みのテクスチャーのアイテムを選びましょう。
ピュア(純粋)レチノール配合:おすすめ美容液7選
【KISO】ナノカプセル化された成分が肌悩みにダイレクトに働きかけるセラム

「スーパーリンクルセラムVA」は、純粋レチノール*が0.1%配合された美容液です。他にも、パルミチン酸レチノール*やレチノイン酸ヒドロキシピナコロン*など、5種のレチノール*が入っています。安定した状態で純粋レチノールを角層まで届けるためにナノカプセル化されているので、肌悩みにダイレクト・持続的に働きかけてくれるのが魅力です。
さらに、保湿成分として5種類のヒアルロン酸も配合されているので、うるおいのある肌印象に導いてくれるのもうれしいポイント。濃密でとろみがある使用感が好みの方におすすめのアイテムです。
* 整肌成分
【KISO(キソ) スーパーリンクルセラムVA】
1,508円(税込) 編集部調べ
2025年3月13日時点
【COSRX】植物性スクワラン配合でシルキーなオイルタイプの美容液

「RXザ・レチノール0.5オイル」は、ピュアレチノール*¹が0.5%配合された美容液です。保湿・弾力成分をたっぷり含んだシルキーなオイルが、毛穴の目立ちや弾力不足といったさまざまな肌悩みをケアします。
保湿成分として、植物性のスクワランが配合されていながらも、テカることなく肌にすっとなじみやすいアイテムです。皮膚刺激テスト2種が済んでいるので、敏感肌の方でも比較的使いやすいように設計されています*²。
*¹ 整肌成分
*² すべての方に皮膚刺激が起きないというわけではありません
【COSRX(コスアールエックス) RXザ・レチノール0.5オイル】
1,820円(税込) 編集部調べ
2025年3月13日時点
【MISSHA】ナイアシンアミド*¹が刺激を和らげてくれる美容液

「タイムレボリューションレチ500ショット美容液」は、純粋レチノール*²をカプセルで保護し、リポソーム化した美容液です。さらに、ナイアシンアミド*¹が先に肌に届くことでレチノール*²による刺激を和らげてくれる上、うるおった印象の肌に整えてくれます。
その他、保湿によって毛穴を目立たなくする「トロメタミン*¹」や、保湿成分の「セラミドNP」や「ヒアルロン酸」などが配合されているのもポイント。肌あたりは柔らかでありながらも、サラッとしたテクスチャーのため、ベタベタした感触が苦手な方にもおすすめです。
*¹ 保湿成分
*² 整肌成分
【MISSHA(ミシャ) タイムレボリューションレチ500ショット美容液】
2,750円(税込) 編集部調べ
2025年3月13日時点
【Innisfree】詰まり毛穴や角質をケアできるさっぱりした使い心地のセラム

「レチノール シカ リペア セラム」は、攻めの純粋レチノール*¹と守りのシカ*²が配合された、つるんとなめらかな肌印象を叶えられる美容液です。ノンコメドジェニックテストとアレルギーテストが済んでいる*³ので、刺激が気になる方でも比較的使いやすく設計されています。
詰まり毛穴や角質が気になる方には、とくにおすすめのアイテムです。少量でも肌にすっと伸びるみずみずしいテクスチャーなので、乾燥で肌が荒れている方やオイリー肌の方でもさっぱりと使えます。
*¹ 整肌成分
*² アシアチコシド、マデカシン酸、アシアチン酸(すべて整肌成分)
*³ すべての方にコメド(ニキビのもと)ができない、アレルギー反応が起きないというわけではありません
【Innisfree(イニスフリー) レチノール シカ リペア セラム】
3,960円(税込) 編集部調べ
2025年3月13日時点
【ELIXIR】肌を健やかな印象に整え、メラニンの生成も抑えるセラム

「スポットクリアセラム WT」は、薬用有効成分の純粋レチノール*¹が肌を健やかな印象に整える美容液です。美白有効成分として「m-トラネキサム酸」と「4MSK*²」も配合されているため、メラニンの生成を抑えてシミ・そばかすも防いでくれます。
肌なじみがよいみずみずしいテクスチャーが好みの方や、艶やかで明るい肌印象を叶えたい方におすすめのアイテムです。
*¹ 肌荒れ、あれ性
*² 4-メトキシサリチル酸カリウム塩
【ELIXIR(エリクシール) スポットクリアセラム WT[医薬部外品]】
4,950円(税込) 編集部調べ
2025年3月13日時点
【KIEHL’S】肌にうるおいを与えることで、毛穴が目立たない印象に整えるセラム

「DS RTN リニューイング セラム」は、ピュアレチノール*¹が配合された美容液です。肌にうるおいを与えてなめらかにすることで、毛穴の目立たない印象に整えてくれます。レチノール*¹の効果を届けながらも、乾燥による刺激感をできるだけ抑えてくれるのがポイントです。
さらに、なめらかでハリのある肌印象へ導く整肌成分「ナイアシンアミド」や、バリア機能をサポートする「セラミド*²」も配合されています。肌をうるおわせてなめらかな印象にすることで毛穴目立ちを抑えたい方や、ハリ不足が気になる方におすすめのアイテムです。
*¹ 整肌成分
*² セラミドNP、オレアミドオクタデカンジオール、ヒドロキシパルミトイルスフィンガニン(すべて保湿成分)
【KIEHL’S SINCE 1851(キールズ) DS RTN リニューイング セラム】
30ml 9,900円(税込)/ 50ml 13,970円(税込) 編集部調べ
2025年3月13日時点
【DR.CI:LABO】高浸透ビタミンCもブレンドしたパワフルな美容液

「エンリッチ メディカリフト デュオセラム」は、「純粋レチノール*¹」と「高浸透ビタミンC(APPS)*²」がWで配合された、パワフルな美容液です。純粋レチノール*¹が肌のハリ・弾力を取り戻し、高浸透ビタミンC*²が肌表面の毛穴やキメ、乾燥によるくすみへアプローチします。
テクスチャーはサラッとしているので、ベタベタした質感が苦手な方にも使いやすい仕様です。2層に分かれているので、シェイクしてブレンドしてから使いましょう。
*¹ 整肌成分
*² パルミチン酸アスコルビルリン酸Na(整肌成分)
【DR.CI:LABO(ドクターシーラボ) エンリッチ メディカリフト デュオセラム】
12,100円(税込) 編集部調べ
2025年3月13日時点
レチノール誘導体配合:おすすめ美容液3選
【BS-COSME】肌の水分と油分のバランスを整えてくれる夜用美容液

「エッセンスTW」は、「パルミチン酸レチノール*¹」と「ビタミンC誘導体*²」が配合された、乳液タイプの美容液です。肌に弾力を与えることで、もちもちした印象へと導いてくれます。
さらに、納豆由来の保湿成分「ポリグルタミン酸」も含まれているため、みずみずしくうるおいに満ちた肌印象が持続するのもうれしいポイント。水分と油分のバランスを整えて、うるおったハリ肌印象を目指したい方におすすめです。
*¹ ビタミンA油(保湿成分)
*² アスコルビルリン酸Na(保湿成分)
【BS-COSME(ビーエスコスメ) エッセンスTW】
1,210円(税込) 編集部調べ
2025年3月13日時点
【QUALITY 1ST】レチノール*¹とナイアシンアミド*¹配合のエイジングケア*²美容液

「ダーマレーザー ウルセラR」は、「ナイアシンアミド*¹」25%に「パルミチン酸レチノール*¹」をプラスして、角層まで素早く届くようナノカプセル化した美容液です。ガラクトミセス培養液に溶かし込むことで、エイジングケア*²をサポートします。
アルコールや防腐剤が使われていないため、刺激に敏感な方*³でも比較的使いやすいのがうれしいポイント。ハリ不足やシミ、毛穴の目立ちなどが気になる方にもおすすめです。
*¹ 保湿成分
*² 年齢に応じたお手入れのこと
*³ すべての方に皮膚刺激が起きないというわけではありません
【QUALITY 1ST(クオリティファースト) ダーマレーザー ウルセラR】
2,200円(税込) 編集部調べ
2025年3月13日時点
【Dr.BEAUTOPIA】レチノール初心者におすすめ!オイルが肌になじみやすい美容液

「Lov me Touch レチノプロテクション」は、スクワランオイルに健やかな肌印象の守護神とも言われる「パルミチン酸レチノール*」が2%ブレンドされた美容液です。保湿成分として「セラミドNP」も配合されているため、角層までうるおいを与えることで、ブツブツや乾燥が気になる肌もしっとりなめらかな印象に整えてくれます。
パルミチン酸レチノール*は純粋レチノールよりも刺激が軽減される傾向にあるので、レチノール初心者の方にもおすすめのアイテムです。オイルが基材のため、しっとり肌になじむテクスチャーが好みの方にも向いています。
* 整肌成分
【Dr.BEAUTOPIA(ドクタービュートピア) Lov me Touch レチノプロテクション】
6,050円(税込) 編集部調べ
2025年3月13日時点
レチノール美容液を使うときの注意点
赤みやかゆみ(A反応)が出ることがある

もともとビタミンAが少ない肌にレチノール美容液を使った場合、肌の乾燥や赤み、かゆみ、ヒリつきなどの症状が出ることがあります。これはA反応(レチノイド反応)と呼ばれるもので、珍しいことではありません。
A反応が出たときには、使用頻度を減らしたり濃度が低いものに変えたりすると、症状が抑まりやすくなります。この反応は、個人差があるものの、数日から長くても1週間~2週間程度でおさまることが一般的です。ただし、長く続く場合や症状が重い場合には、必ず医療機関を受診しましょう。
紫外線の影響を受けやすい

レチノールは熱や紫外線に弱いため、日中に使用すると効果が薄れてしまうことがあります。効果を保つため、また紫外線による肌へのダメージを軽減するためにも、レチノールを日中使用する場合には、SPF30以上の日焼け止めを併用しましょう。
紫外線の影響が気になるときには、夜のスキンケアだけにレチノールを取り入れるのも方法のひとつです。そうすれば、肌の負担を最小限に抑えながら、レチノールの効果を最大限に引き出せます。
乾燥しやすい

レチノールを使うと、肌の乾燥を感じやすくなることがあります。これは、ターンオーバーがケアされることにより、肌が敏感になるためです。そのため、レチノールの使用時には、保湿ケアも一緒に行いましょう。
セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が含まれるアイテムは、レチノールの恩恵を受けつつも肌のバリア機能をサポートしてくれるのでおすすめです。保湿ケアは、赤みやヒリつきといった、レチノールのA反応(レチノイド反応)の予防にもつながります。
レチノール美容液は目的に合った種類のアイテムを正しく使おう!
肌のターンオーバーをサポートするレチノール配合の美容液は、攻めと守りのどちらのスキンケアを行うのかによって、選ぶべき種類が異なります。急激に新陳代謝が進むことでA反応が出るケースもあるので、初めての方はまずは刺激が弱いものから試してみるのがおすすめです。
今回ご紹介したアイテムは、すべてオンラインで購入できます。ご自身の肌の状態に合うレチノール美容液を見つけて、試してみてくださいね。