一見難しそうに見えますが、着物に合うネイルはセルフでも仕上げられます。ここからはセルフネイル初心者さんでも簡単にできるやり方や、セルフで着物ネイルを仕上げる際の注意点をご紹介します。

セルフで仕上げるにはさまざまな方法がありますが、さっと塗るだけで完成するマニキュアや、両面テープやシールで付けるだけのネイルチップ、ネイル用のシールは比較的簡単に仕上げられます。しかし、気軽で簡単に仕上げられるネイルシールやマニキュアは、水に弱かったり、すぐに剝がれたりしてしまうなどのデメリットも。

一方ジェルネイルはUVライトやLEDライトなどの専用の道具が必要になりますが、一般的に3～4週間ほど持つとされています。どのくらいの期間、ネイルを持たせたいかなどを含めて、自分に合った方法を検討しましょう。

長すぎるネイルや、爪先を尖らせた形のネイルは着物を傷つけてしまう可能性があります。長すぎるネイルは避け、爪の形は丸みのあるラウンドや、オーバルなどに整えましょう。また、3Dアートや大ぶりのストーンなどをたくさんデコレーションしたネイルも着物に引っ掛かりやすいため、避けるようにしましょう。

せっかくセルフで仕上げたキレイなネイルが剥がれないようにするため、着物を着る当日までは、水仕事や長時間のタイピングなどはなるべく避けることをおすすめします。

手先が不器用な方やセルフネイル初心者の方でも簡単におしゃれに仕上がる、着物におすすめのネイルをご紹介します。セルフでお気に入りの着物ネイルに仕上げられたら、より思い出に残る一日となりそうですね。気になったものにぜひチャレンジしてみてください。

特別な技術がいらないワンカラーは、セルフネイル初心者の方でも挑戦しやすいです。マニキュア、ジェルなどの使用アイテムに関わらず、爪の形を整える、甘皮の処理をきちんと行うなどの下準備が美しく仕上げるためのポイントです。

当日に着る着物の色に合わせた色合いのものや、上品で着物の美しさを引き立ててくれるような色をコーディネートしましょう。

キラッと光るラメで指先を美しく見せるラメグラデーションも、セルフネイル初心者の方でもチャレンジしやすいでしょう。シンプルかつ程よい華やかさが、着物とのコーディネートにもおすすめです。ラメグラデーションを作るときは、全体のバランスをよく見ながら少しずつラメを足して仕上げていくのがポイントです。

ラメ入りのマニキュアやグリッタージェルを使うほか、ラメパウダーなどさまざまなアイテムが販売されているため、好みの色味や質感のものを選びましょう。

上品に仕上がる細フレンチネイルも、セルフネイルにおすすめです。フレンチラインが上手く引けるか心配…という方は、マスキングテープやフレンチガイドテープなどのアイテムを使えばキレイなラインが引けますよ。

メインカラーとフレンチラインの色は、着物や帯で取り入れている色を選ぶと統一感のあるおしゃれなネイルが完成します。

着物にコーディネートするネイルのポイントや、おすすめのデザイン、セルフネイルで仕上げる際の注意点などをご紹介しました。フォーマルなシーンでの着物の着用時は定番のシンプル系デザインがおすすめですが、パーティーなどの少しカジュアルな場面では、遊び心のあるデザインで指先のおしゃれを楽しむのもおすすめですよ。

着物を着る際はヘアメイクだけでなくネイルにもこだわって、思い出に残る特別な一日にしてくださいね。