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グルテンフリー食生活の嬉しいメリットは?体への影響、注意点や継続のコツをチェック!
小麦を含む食品を摂取しない「グルテンフリー」。聞いたことはあっても、具体的なグルテンフリーの効果とは?と気になる方も多いかと思います。
そこで本記事では、グルテンフリーのメリット・デメリットやグルテンフリーを無理なく日常に取り入れる方法、手軽に作れて美味しいグルテンフリーレシピなどをご紹介します。日々の体調や肌トラブルにお悩みの方はぜひ参考にしてみてくださいね。
グルテンフリーを無理して徹底することによるデメリット

身体、精神面ともに嬉しい効果が多いグルテンフリーですが、デメリットも存在します。これからグルテンフリー生活を取り入れる方は、以下の注意点にも気を付けましょう。
栄養が偏りやすくなる

いいことづくめに思えるグルテンフリー生活ですが、グルテンには食物繊維、鉄分、ビタミンB群などの身体に必要な栄養素が多く含まれています。グルテンを極端に避けることで栄養バランスが崩れたり、必要な栄養素が足りず健康面に影響が出たりする場合も。足りない栄養素は、他の食品やサプリメントで摂取するなどの対策が必要です。
食事の選択肢が限られる

グルテンが含まれる代表的な食べ物はパン、パスタなどの麺類ですが、実はドレッシングや醤油などの意外な食品にも含まれています。グルテンが含まれる食品はたくさんあるので、それらをすべて避けることで、食べられないことがストレスになることもあります。
食事の制限が増えるとストレスを強く感じやすく、挫折してしまうきっかけにもなりかねません。まずは試しに2週間程度始めてみる、徹底しすぎないなど、頑張り過ぎないことを心がけましょう。
外食でのメニュー選びが難しくなる

海外ではグルテンフリーメニューを取り扱う飲食店も多く存在しますが、日本では対応している飲食店はまだまだ少ないのが現状です。外食する場合お店選びやメニュー選びに苦労することも。またグルテンフリーメニューは値段が高く経済的に負担に感じるかもしれません。
グルテンフリーに向いている人の特徴4つ

さまざまなメリット、デメリットがあるグルテンフリー。グルテンフリー食生活に向いている人の特徴を4つご紹介します。
①便秘や下痢など、お腹の不調がある人

便秘や下痢などのお腹の不調を感じている人は、小麦食品に含まれるグルテンに反応している可能性があります。グルテンを慢性的に摂取することで消化不良や腸の炎症を引き起こすことがある「グルテン過敏症」は、自分で自覚できていない方も多い症状の一つ。
乳酸菌や食物繊維などを摂ってもなかなか腸の改善が見られないという人は、グルテンフリー食生活をトライしてみては?
体調不良を招くグルテンについて❘2025.5.12
https://www.natural-c.com/blog/2024/06/post-316-844878.html
②慢性的な疲労感や頭痛などの不調がある人

寝てもなかなか取れない疲労感や、頭痛などの不調がある方は「グルテン不耐症」と呼ばれるグルテンによる影響を受けている可能性があります。グルテン不耐症の症状は、すぐに現れることもあれば数日かかることもあり、自覚するのが難しいことも。
日常で慢性的な体調の不調を感じている人などにも、グルテンフリーは試してみる価値ありです。
グルテン不耐症の実態解明とメンタルヘルスに関する研究❘2025.5.12
https://www.hyo-med.ac.jp/research/activity/seeds/026/
③肌荒れが気になる人

なかなか治らない肌荒れやニキビ、湿疹に悩んでいる方は、グルテンが原因となっている可能性があります。消化されにくいグルテンは腸内で炎症反応を引き起こすことがあるため、血液の流れにより皮膚にも影響を与えてしまいます。また、グルテンによる便秘などの腸内環境の乱れにより、肌荒れが生じていることも。
グルテンフリーを取り入れ腸内環境を整える、血糖値の上昇をゆるやかにすることで、肌の改善が期待できるかもしれません。
④体重管理をしたい人

「グルテンフリーダイエット」という言葉を聞いたことがある方は多いかと思いますが、グルテンフリー生活は体重管理をしたい人にも向いています。グルテンを含む食品は、高カロリーな加工食品やスナック菓子などが多く存在します。それらを避けることで、体重減少に繋がることが期待できますよ。
また血糖値の急上昇を抑えることで疲れにくくなり、活動的に動けるようになるためカロリーを消費しやすくなるメリットも。これまでダイエットを意識していても、あまり効果が見られなかったという方は小麦製品を控えてみてはいかがでしょうか。