旅行の準備で最も重要なのは、忘れてはいけない持ち物を最初に確認することです。
これさえあれば、何とかなるアイテムばかりなので、荷造りの最初に揃えてしまいましょう。特に、財布やスマートフォン、身分証明書などの貴重品は、家を出る直前にもう一度確認する習慣をつけると安心です。

ここでは、旅行の土台となる必須アイテムをリストアップしているので、自分の状況と照らし合わせながら一つひとつチェックしてみてください。

旅行先では、クレジットカードが使えないお店や観光施設もまだまだ存在します。そのため、ある程度の現金は必ず用意しておきましょう。
交通費や食事代、お土産代などを想定し、少し多めに1～2万円程度持っていくと安心です。
高額な支払いや万が一の時に備えて、クレジットカードやデビットカードも必須。キャッシュカードもあれば、現金が足りなくなった時にATMで引き出せます。

交通系ICカードは、電車やバスの乗り降りをスムーズにしてくれる便利なアイテムです。これらの貴重品は、万が一の紛失に備えて、複数の場所に分けて保管するのも良い方法です。

今や旅行に欠かせないスマートフォンは、地図アプリでのルート検索、お店の情報収集、写真撮影、連絡手段として大活躍します。そのため、バッテリー切れは避けたい事態です。
フル充電で出発するのはもちろん、外出先でいつでも充電できるよう、モバイルバッテリーは必ず持っていきましょう。容量が大きいものを選ぶと、複数回充電できて安心です。

また、スマートフォン本体の充電器とケーブルも忘れずに準備してください。ホテルによってはコンセントの数が少ないこともあるため、複数の機器を同時に充電できるUSBポート付きの充電器も便利です。

ホテルのチェックインやレンタカーの利用時など、旅行中には身分証明書の提示を求められる場面が意外と多くあります。運転免許証やマイナンバーカード、パスポートなど、顔写真付きの身分証明書を必ず携帯しましょう。

また、飛行機や新幹線、高速バスなどの交通機関や、予約したホテルやツアーの確認書類も忘れずに準備が必要です。

最近はeチケットやスマートフォンの予約画面を見せるだけで済む場合が多いですが、いつでもすぐに提示できるよう、スクリーンショットを撮っておいたり、関連するメールをフォルダにまとめておいたりするとスムーズです。

旅行先での急な体調不良や思わぬケガに備えて、健康保険証は必ず持参しましょう。コピーではなく原本を持っていくのが基本です。普段から服用している薬がある場合は、旅行日数分よりも少し多めに用意しておくと、万が一の時にも安心です。

また、持病がない場合でも、頭痛薬や胃腸薬、絆創膏といった常備薬をまとめた小さな救急セットを準備しておくと、いざという時に役立ちます。慣れない環境では体調を崩しやすくなることもあるため、お守り代わりに持っていくことをおすすめします。

コンタクトレンズを使用している人は、レンズ本体だけでなく、洗浄液や保存ケースも忘れずに準備しましょう。荷物を少しでも減らしたい場合は、ケア用品が不要な1dayタイプの使い捨てレンズを持っていくのが便利です。
その際は、紛失や破損に備えて、旅行日数分よりも1〜2セット多めに持っていくと安心です。

また、コンタクトレンズのトラブルや、ホテルでリラックスする時のために、普段使っているメガネも必ず持参してください。
目の乾燥が気になる人は、目薬もあると移動中や室内で快適に過ごせます。

必須ではないけれど、持っていくと旅行が格段に楽しく、そして快適になるアイテムはたくさんあります。長い移動時間をどう過ごすか、旅の思い出をどう残すか、増えていく荷物をどう整理するかなど、ちょっとした工夫で旅行の質は大きく変わるものです。

ここでは、そんな「あったらよかった！」という後悔を防ぐための便利な持ち物をカテゴリー別に紹介します。自分の旅のスタイルに合わせて、必要なものをプラスしてみてください。

＜暇つぶしアイテムの持ち物チェックリスト＞

新幹線や飛行機での長時間の移動中は、暇つぶしになるアイテムがあると快適です。スマートフォンで音楽や動画を楽しむためのイヤホンやヘッドホンは必需品。
特にノイズキャンセリング機能付きのものなら、周りの音を気にせず自分の世界に集中できます。読書が好きな人は、何冊も本を持ち歩く必要がない電子書籍リーダーもおすすめです。

また、ホテルでのリラックスタイムには、ポータブルスピーカーで好きな音楽を流したり、小型のストリーミングデバイスを持参してテレビの大画面で動画配信サービスを楽しんだりするのも良い過ごし方です。

＜衛生用品の持ち物チェックリスト＞

旅行中の天気は変わりやすいもの。
特に山の観光などを予定している場合は、急な雨に備えて軽量な折りたたみ傘をカバンに入れておくと安心です。

ハンカチやティッシュはもちろん、食事の時や少し手を拭きたい時に便利なウェットティッシュもあると重宝します。また、衛生面が気になる場面で役立つ、携帯用のアルコール消毒スプレーやジェルも持っておくと良いでしょう。

突然の雨で服や持ち物が濡れてしまった時に備え、汚れたものを入れられるビニール袋を数枚用意しておくと、他の荷物を濡らさずに済み、何かと役立ちます。

ダイソーの携帯用簡易コンパクトレインコートは、ポケットティッシュサイズにまで収納できる優秀アイテム。ポーチやバッグの内ポケットにすっぽり入るので、いつでも持ち歩けます。
広げると大人用フリーサイズ（178cm×111cm）になり、フード付きで髪も濡れにくいのがポイントです。透明素材だから服装を選ばず、おしゃれを邪魔しません。

子ども用もあり、複数買いする人が多い人気商品。テーマパークやフェスなどの、傘が使いにくいシーンで大活躍します。使い捨て感覚で使えるので、汚れを気にせず使用後はそのまま処分OK。売り切れ店舗も多いので、見つけたら即買いがおすすめです！

【DAISO（ダイソー） 携帯用簡易コンパクトレインコート（大人用）】
110円（税込） 編集部調べ

＜カメラ関連の持ち物チェックリスト＞

旅の美しい風景や楽しい瞬間を記録に残すために、カメラは欠かせないアイテムです。
スマートフォンのカメラも高性能ですが、よりクオリティの高い写真を撮りたいなら、デジタルカメラや一眼レフカメラを持っていくのも良いでしょう。
その際は、充電器や予備のバッテリー、容量の大きいSDカードも忘れずに準備してください。

また、三脚やセルカ棒があれば、手ブレを防いだり、全員での集合写真を撮ったりするのに役立ちます。
旅の思い出を形としてしっかり残したい人は、これらのカメラ関連グッズもチェックリストに加えましょう。

＜パッキング用品の持ち物チェックリスト＞

旅行の荷物は、行きよりも帰りの方がお土産などで増えがち。スーツケースやカバンの中をすっきりと保つために、パッキング用品を活用するのがおすすめです。

衣類用の圧縮袋を使えば、かさばるセーターやアウターもコンパクトに収納でき、スペースを有効活用できます。
下着や靴下、充電器などの小物は、種類別にトラベルポーチに仕分けると、どこに何があるか一目瞭然です。また、着終わった服を入れるためのランドリーポーチを用意しておけば、綺麗な衣類と分けて収納できるので衛生的。

荷物の整理が苦手な人ほど、こうしたアイテムが役立ちます。

＜リラックスグッズの持ち物チェックリスト＞

飛行機や夜行バスなど、長時間同じ姿勢で過ごす移動は体に負担がかかります。そんな時に役立つのが、移動時間を快適にするリラックスグッズです。

空気で膨らませるタイプのネックピローは、使わない時はコンパクトになり持ち運びに便利。アイマスクや耳栓があれば、周りの光や音を遮断してゆっくり休めます。また、足のむくみが気になる人は着圧ソックスを履くのがおすすめです。

機内や車内の乾燥対策として、マスクや保湿ミスト、リップクリームもあると快適さが格段にアップします。自分に合ったリラックスグッズで、移動の疲れを軽減しましょう。