ヘアカラートリートメントを選ぶ際は、なりたい髪色や雰囲気に合ったカラーを選びましょう。
髪のベースカラーと相性のよい色を選ぶと、発色しやすく、仕上がりも自然になじみやすくなります。反対に、髪色と大きく異なる色味を選ぶと、イメージと異なる仕上がりになる場合があるため、色選びは慎重に行いましょう。

また、ヘアカラートリートメントには髪を明るくする効果がないため、暗めの髪に使用しても色の変化が目立ちにくい傾向があります。より鮮やかな色味を楽しみたい場合は、あらかじめブリーチやヘアカラーで髪を明るくしておくと、発色の良さを実感しやすくなります。

ヘアカラートリートメントを選ぶ際は、カラーケアだけではなく、次のような髪や頭皮の状態に合わせた保湿・補修成分が含まれているかも確認しましょう。

髪の悩みに合った保湿・補修成分が含まれたカラートリートメントを選べば、カラーをしながら髪にうるおいやハリ・ツヤを与えられます。

なお、トリートメント剤に含まれる「ジメチコン」や「アモジメチコン」などの「シリコン」は、髪をなめらかにする働きがありますが、細毛・軟毛の方などボリュームを出したい方には向いていません。
ボリュームを出したい方や頭皮への影響が気になる方は、「ジメチコン」や「アモジメチコン」などが配合されていないトリートメントを選びましょう。

ヘアカラートリートメントを選ぶ際は、使いやすい容器タイプのアイテムを選ぶことも大切です。チューブタイプやボトルタイプなど、容器の形状によって中身のテクスチャーや取り出しやすさが異なるため、次の表も参考に、「手に取りやすいか」「狙った部分に塗布しやすいか」といった点もチェックしておきましょう。

手に取りやすく、塗布しやすい容器タイプのヘアカラートリートメントを選ぶと、毎日のヘアケアをより快適に続けられるのでおすすめです。ライフスタイルや使用シーンに合わせて、無理なく使い続けられるものを選びましょう。

好みの香りのアイテムを選ぶと、ヘアカラートリートメントの時間がより心地よく感じられます。
フローラル系やシトラス系など、さまざまな香りのバリエーションが展開されているため、使用感とあわせて、気分や好みに合った香りのアイテムを選んでみましょう。

一方、カラー剤特有のニオイが気になる方や、髪に香りを残したくない場合は、無香料タイプを選ぶのもひとつの方法です。
次からは、編集部が厳選したおすすめのヘアカラートリートメント10選をご紹介していきます。プチプラ価格を中心に選定しており、ご紹介アイテムはすべてこのままオンラインで購入できますので、ぜひチェックしてみてください。

「クイスクイス デビルズトリック」は、約5分で手軽に髪色をチェンジできるカラートリートメントです。髪が傷んだ部分に多く含まれるマイナスのイオンと結びつく特性があるため、ブリーチやカラーによって髪が傷んでいるほど、発色が美しく仕上がります。

さらに、保湿成分として「ホホバ種子油」や「ツバキ種子油」が配合されているため、しっとりまとまりのある指通りなめらかな髪が叶えられるのも魅力です。
カラーは約1週間で元の髪色に戻るため、特別な日のイメージチェンジに使いたい方にもおすすめします。

【石澤研究所 クイスクイス デビルズトリック】
264円（税込） 編集部調べ

「カラーバター」は、成分の90％以上がトリートメント成分で構成された、髪の毛をいたわりながらカラーリングができるアイテムです。1回の使用で鮮やかに発色し、約2週間から2ヶ月程度カラーを楽しめます。

カラフルなカラーやダークトーンカラーなど、バリエーション豊富な全26色が展開されているのも魅力です。各色を混ぜたり、クリアクリームで薄めたりすると、さまざまなオリジナルカラーが作れます。

【エンシェールズ カラーバター】
2,667円（税込） 編集部調べ

「N.（エヌドット）カラートリートメント」は、ヘアカラーの色持ちをよくしながら、髪にうるおいとツヤを与えてくれる、サロン品質のヘアケアアイテムです。
保湿成分として「加水分解シルク」が配合されているため、髪にうるおいを与えながら、なめらかで手触りのよい質感に整えます。

さらに、髪表面にカラー染料を留める「ティントロックポリマー」の配合により、カラー後の退色を防ぎながら、色鮮やかな髪色を長く楽しめるのも魅力です。

【ナプラ N. カラートリートメント】
2,230円（税込） 編集部調べ

「ディップカラー」は、サロンメーカーの監修により開発された、大容量のカラートリートメントです。ダメージ補修成分*が配合されているため、髪をいたわりながら美しい発色のカラーを実現します。

シャンプーしたあとに水分を拭き取り約3分置くシンプルなステップで、サロン帰りのようなカラーを手軽に楽しめるアイテムです。500gの大容量タイプのため、毎日使いたい方やコスパのよさを重視する方にもおすすめします。

【tottimo（トッティモ） ディップカラー】
1,980円（税込） 編集部調べ

「カラージェネレーション」は、3種の植物オイル*や加水分解ケラチンなどの配合により、しっとりなめらかな髪に整えるトリートメントです。韓国ヘアサロン専売メーカーによる高発色のビビットカラーから、老舗日本メーカーによるニュアンスカラーまで、なりたいイメージを実現できます。

扱いやすいチューブタイプが採用されているため、カラートリートメント初心者の方でも使いやすいのがうれしいポイントです。

【COLORR GENERATION（カラージェネレーション） カラージェネレーション】
1,628円（税込） 編集部調べ

「カラートリートメント レギュラーサイズ」は、髪に極力負担をかけずにカラーを楽しめるトリートメントタイプのヘアカラーです。「オレンジ果汁*¹」や「月見草エキス*²」の配合により、髪をやさしくコーティングしながら、自然な発色を実現。約5分でツヤのある髪色に仕上がります。

使い続けることで発色がより鮮やかになり、使用をやめると約1週間で徐々に元の髪色へ戻っていくため、気軽にカラーを楽しみたい場合にも便利なアイテムです。

【annadonna（アンナドンナ） カラートリートメント レギュラーサイズ】
1,650円（税込） 編集部調べ

「クレイスパ カラートリートメント」は、「クレイ*¹」が地肌や髪の汚れを吸着・除去し、カラーが定着しやすいコンディションへと整えるカラートリートメントです。
毛髪補修・着色成分として配合された「ヘマチン」に加え、「シードオイル*²」といった保湿成分が、ふんわりとした軽さとしなやかな手触りを与えることで、上品なツヤを引き立てます。

ジアミン系染料やパラベンは不使用のため、頭皮が敏感*⁴な方も使用しやすい設計です。

【clayence（クレイエンス） クレイスパ カラートリートメント】
3,740円（税込） 編集部調べ

「カラーディップ（Color Dip）」は、ヘアケアしながら同時にカラーリングも行えるトリートメントです。放置時間を調整することで、好みの色の濃さに仕上げられます。
刺激臭が少ないため、自宅で手軽に使いやすいのも魅力のひとつ。日常のカラーケアに取り入れやすい設計です。

シャンプーをする度に色が少しずつ落ちていくため、一度のカラーで徐々に変化していく過程を楽しめるのもポイント。ニュアンスチェンジを手軽に楽しみたい方におすすめです。

【ROYD（ロイド） カラーディップ（Color Dip）】
1,540円（税込） 編集部調べ

「ヘアカラーペーストトリートメント」は、ブリーチ後の髪をやさしく彩るカラートリートメントです。
「ベニバナエキス*」や「クチナシエキス*」「シコンエキス*」など、植物由来の色素が使用されているため、鮮やかで深みのあるカラーを表現できます。

さらに、「プラセンタエキス」や「ヒアルロン酸」「コラーゲン」といった保湿成分がたっぷり配合されているのも特徴。乾燥しやすい髪にうるおいを与えることで、しっとりまとまりのある質感に整えます。

【シュヴーアンサンブル ヘアカラーペーストトリートメント】
1,600円（税込） 編集部調べ

Dianeの「カラートリートメント」は、4種のケラチン*¹やオーガニックオイル*²、ヒートプロテクト成分*³が配合されたトリートメントです。髪をいたわりながら理想の色合いに染め上げ、カラー後に気になりやすい黄ばみや赤みを抑えることで、透き通るような仕上がりを叶えます。

シリコンが使用されていないため、カラー剤の浸透も妨げにくく、次に行うカラーにも影響が出にくい設計です。繰り返しカラーリングを行う方にもおすすめします。

【Diane（ダイアン） カラートリートメント】
1,540円（税込） 編集部調べ

ヘアカラートリートメントは、髪へのダメージを極力抑えながら手軽にカラーケアできる反面、色落ちしやすいという点がデメリットです。とくに次のような条件に当てはまる場合、より色落ちしやすく感じることがあります。あらかじめ原因を理解し、正しい対策を取り入れることで、カラーの持ちをなるべくよくする工夫を行うことが大切です。

ヘアカラートリートメントを使用した髪でも、基本的にヘアカラーは可能ですが、色持ちや発色に影響が出る場合があります。希望の明るさに仕上がらない、イメージと違った色味になる、染まりムラや色ムラが出やすくなるといったことが起きる可能性があるため注意が必要です。

理想の髪色をキレイに仕上げるためには、カラートリートメントの使用を一時中止し、髪に残った色素をしっかり落としておく必要があります。また、使用していたカラートリートメントの種類や使用期間、希望の髪色を、施術を担当する美容師の方に伝えて相談しておくと安心です。

ヘアカラートリートメントは毎日使用しても問題ありませんが、地肌の状態を観察しながら行いましょう。頭皮に傷などがあるときは、使用を控えることが大切です。
また、ヘアカラートリートメントで頭皮に赤み・かゆみ・刺激などの異常を感じた場合は、すぐに使用を中止し、症状が続く場合は皮膚科専門医に相談してみてください。

症状が続く場合は、皮膚科専門医の診察を受けるようにしましょう。安心して使うためにも、初めて使用する製品は、事前にパッチテストを行うと安心です。

髪質やダメージの状態によって個人差はありますが、ヘアカラートリートメントの色持ちは、目安として4日〜1週間程度です。

「少し色が薄くなってきたかも」と感じたタイミングで再度使用すれば、キレイな色味をキープしやすくなります。

ヘアカラートリートメントは、髪や頭皮への負担を極力抑えながら、手軽にカラーケアができるアイテムです。選ぶときは、理想のカラーに合わせて選びましょう。現在の髪色に近いカラーを選べば、キレイに発色しやすいです。
また、髪のダメージに合った保湿・補修成分が配合されているヘアカラートリートメントを選べば、ダメージを最小限に抑えられます。加えて、「容器から取り出しやすいか」「使いやすいテクスチャーか」など、使いやすいアイテムを選びましょう。