トリートメントには、「インバストリートメント」と「アウトバストリートメント」の2種類があります。
インバストリートメントはお風呂の中で使う洗い流すタイプで、髪の内部を補修します。毎日使えるものから集中ケア用まで種類があります。

アウトバストリートメントは洗い流さないタイプで、ドライ後や乾いた髪に使い、熱や紫外線から守ってツヤやまとまりを与えます。オイル・ミルク・ミストなど形状もさまざまです。このような特徴から、それぞれ次のような方におすすめします。

トリートメントを選ぶ際は、髪の状態や悩みに寄り添う成分が配合されているかを確認しましょう。以下の表では、代表的な髪の悩みに対しておすすめの成分をご紹介しています。

トリートメントのテクスチャーは、仕上がりの印象を大きく左右するため、チェックしておきたいポイントのひとつです。髪質やなりたいスタイルに合わせて選ぶと、毎日のスタイリングがもっと心地よくなります。

「インバストリートメント」には保湿力の高いクリームタイプやミルクタイプが多く、「アウトバストリートメント」には軽やかなミルクタイプやウォータータイプがよく使われます。用途や好みに合わせて選びましょう。

ご自身の好みに合った香りのトリートメントを使えば、日々のヘアケアタイムを快適に過ごせます。テスターを試したり、口コミを参考にしたりし、ご自身にとって心地よい香りを見つけてみてください。以下に代表的な香りのタイプと特徴をまとめました。

次からは、インバス・アウトバス別に編集部が厳選したおすすめのトリートメントをご紹介していきます。

「AQ ブースティング トリートメント ヘアセラム」は、シャンプー後の濡れた髪に使用する「導入型のヘア美容液」です。ダメージを受けた髪に必要な補修成分を届け、そのあとに使うトリートメントやコンディショナーのなじみやすさを高めます。

うねりや広がりを抑えながら、しっとりと艶のある美しい仕上がりへと導くアイテムです。
日々のダメージ補修にはもちろん、サロンに行けないときのホームケアや、大切な日の前の集中ケアとしても心強い1本です。

【DECORTÉ（コスメデコルテ） AQ ブースティング トリートメント ヘアセラム】
5,500円（税込） 編集部調べ

「エッセンスインヘアマスク」は、週に1回〜2回、トリートメントの代わりとして使える集中ケア用のインバスヘアマスクです。
置き時間ゼロでもすぐに洗い流せる手軽さが魅力で、補修成分が乾燥やダメージによるパサつきをケア。毛先までしっとりまとまりのある、艶やかな髪へと整えます。

無香料・やさしい使用感で、香りの強いアイテムが苦手な方や敏感肌の方でも使いやすい*⁵仕様になっているのもポイントです。

【ORBIS（オルビス） エッセンスインヘアマスク】
1,540円（税込） 編集部調べ

「ディープダメージトリートメントEX」は8種のタンパク質*¹と23種のアミノ酸*²、5種の植物由来オイル*³が贅沢に配合されたことで、ダメージを受けた髪の内部まで集中的に補修するアイテムです。

こってりとしたクリームは、水に触れるとジェルのようにとろけるテクスチャーに変化。髪1本1本になじみ、うるおいを髪内部まで届けます。
フレッシュフローラルムスクのやさしい香りに包まれながら、やわらかくなめらかな印象の髪へと導くアイテムです。

【UNOVE（アノブ） ディープダメージトリートメントEX】
3,100円（税込） 編集部調べ

「プレミアムタッチ 濃厚美容液 ヘアマスク」は、長年に渡り多くの方に愛され続けている、ロングセラーの集中補修トリートメントです。
保湿・補修・ツヤ・キューティクルケア・まとまり・カラーキープという6つのケアにこだわった仕様で、補修成分が浸透。乾燥やダメージにアプローチし、傷んだ髪を内側から整えて、すこやかな髪へと導きます*⁴。

手ぐしを通すたびに、なめらかさを感じられるのが特徴。グレースフローラルの華やかな香りも魅力です。

【fino（フィーノ） プレミアムタッチ 濃厚美容液 ヘアマスク】
926円（税込） 編集部調べ

「ディープ ヘッドクレンズ ホワイトフローラル」は、シャンプー・コンディショナー・トリートメント・頭皮ケア・ヘッドスパの5役を1本で担うオールインワンヘアケアアイテムです。
スーパーフード由来の植物エキス*⁴が髪と頭皮にうるおいを与えます。

シリコーンを使用せず、弱酸性・アルコールフリーのやさしい仕様。気分を和らげてくれるホワイトフローラルの香りとともに、髪も頭皮もまとめてケアできます。

【JILL STUART（ジルスチュアート） ディープ ヘッドクレンズ ホワイトフローラル】
3,630円（税込） 編集部調べ

「エッセンスインヘアミルク」は、髪の内側と外側の両面からケアできるアウトバストリートメントです。11種類のアミノ酸*¹とCMC類似成分*²が素早く髪に浸透し、乾燥によるパサつきを内側から集中的に補修。さらに、高保水ミルク成分*³がうるおいを与え、軽やかさとしっとり感を両立したまとまり感を実現します。

ドライヤーやアイロンなどの熱から髪を守りながら、つるんとしたツヤ髪へと導いてくれる頼れる1本です。

【ORBIS（オルビス） エッセンスインヘアミルク】
1,320円（税込） 編集部調べ

「エッセンシャル プレミアム ウォータートリートメント EXスムース」は、天然由来の18-MEAオイル*¹や加水分解コラーゲン*²、乳酸*²などの保湿成分が配合されたアウトバストリートメントです。髪にうるおいを与えながらダメージを補修し、乾燥によるパサつきを防ぎます。

ドライヤーの熱を利用した速乾効果も特徴のひとつ。熱ダメージを抑えながら、静電気までケアします。根元から毛先まで、まとまりのある仕上がりに整えたい方におすすめです。

【Essential（エッセンシャル） エッセンシャル プレミアム ウォータートリートメント EXスムース】
1,320円（税込） 編集部調べ

「エルジューダ エマルジョン＋」は、髪にうるおいを与えるアクアコラーゲン*¹を配合し、指どおりのよい髪へと整えるアウトバストリートメントです。
毛髪補修成分CMADK*³が髪に吸着し、内部からダメージを補修。美しいツヤと健康的な質感をキープします。

使うたびに髪にしなやかさが生まれ、硬さのある髪もやわらかく、ふんわりと動きのあるスタイルに整えられるアイテムです。

【milbon（ミルボン） エルジューダ エマルジョン＋】
3,146円（税込） 編集部調べ

「サブリミック ワンダーシールド（洗い流さないトリートメント）」は、紫外線や湿気、熱、花粉など、日常生活で避けにくい外的ストレスから髪を守るアウトバストリートメントです。
ドライヤーの熱と反応する成分が髪表面に保護膜を形成し、トリートメント成分を髪の内部に閉じ込める設計を採用。補修効果を高めながら、外的ダメージの影響を抑えます。
 
約3日に1回の使用で、サロン帰りのようなツヤ感や手触りが持続。毛先までなめらかに整い、指どおりのよい髪に仕上がります。

【SHISEIDO サブリミック ワンダーシールド（洗い流さないトリートメント）】
4,510円（税込） 編集部調べ

「リファ ミルクプロテイン アウトバストリートメント」は、天然ミルク由来のプロテインをはじめ、補修・保湿・ツヤ出し効果がある複数の成分が贅沢に配合された、洗い流さないタイプのトリートメントです。

髪にのせた瞬間からすーっとなじみやすく、ダメージを受けた髪を補修。ドライヤーの熱によってトリートメント成分の効果を高める仕様で、なめらかで指どおりのよい仕上がりへと導きます。

ミルクタイプのテクスチャーは重くなりすぎず毛先まで均一に広がるため、ツヤ感がほしい方や乾燥しやすい髪質の方に合ったアイテムです。

【ReFa（リファ） リファ ミルクプロテイン アウトバストリートメント】
1,980円（税込） 編集部調べ

市販のホームケア用トリートメントであれば、基本的に毎日使っても問題ありません。

一般的なアイテムは、毎日のシャンプーで自然に成分が落ちるような設計で、日常使いでも髪に過度な負担をかけることはないように配慮されています。

しかし、「週1回～2回の使用」と記載されているアイテムは、シリコーンなどのコーティング成分が多く含まれている可能性があるため、使用頻度の目安をよく確認しましょう。

「トリートメント」と「コンディショナー」はどちらもヘアケアをサポートするアイテムですが、それぞれの役割や効果には明確な違いがあります。ご自身の髪の状態に合わせて選びましょう。

コンディショナーは、主に髪の表面をなめらかに整えて摩擦やパサつきを防ぐためのケアアイテムです。キューティクルを保護し、指どおりのよい髪に導くのが特徴で、近年では、髪の内部にまで働きかける補修効果を兼ね備えたものも増えています。

一方、トリートメントは髪にうるおい成分を届けることで、ダメージを補修したり髪質を整えたりするアイテムです。髪の乾燥やパサつきなど、特定の髪の悩みがある方は内部補修に特化したトリートメントを使用してみましょう。

トリートメントの放置時間は、アイテムごとの推奨時間を守りましょう。一般的な市販のトリートメントでは「すぐに洗い流してOK」とされているものから、「数分置くと効果が高まる」とされているものまで、さまざまです。

基本的に市販品は毎日使っても負担がかからないよう設計されているため、過剰に長く置いても効果が大きく上がるとは限りません。むしろ、長時間放置することで頭皮に残留し、肌荒れが生じる可能性もあるため注意しましょう。

配合成分を確認する際に、シリコンは髪に悪いのでは？と不安に思う方もいるかもしれません。しかし、シリコン（正式名称「シリコーン」）にはさまざまな種類があります。すべてが髪や頭皮に悪影響を与えるわけではありません。

髪質や悩みに合ったシリコンを選べば、仕上がりの質感や扱いやすさが変わってきます。
以下に、髪質別のおすすめシリコンをまとめました。

トリートメントは、乾燥や外的ダメージによる影響を軽減するヘアケアアイテムです。
毎日のシャンプーだけでは補いきれないうるおいを与え、手触りのよいすこやかな状態へと導いてくれます。
大切なのは、ご自身の髪質や悩み、そしてライフスタイルに合ったアイテムを選ぶことです。
今回ご紹介した選び方やアイテムの特徴を参考に、ご自身の髪に合ったトリートメントを取り入れてみてください。
いつものヘアケアにひと工夫加えると、髪の質感や仕上がりに変化が感じられるはずです。