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歯のクリーニングって必要?どれくらいの頻度でやる?メリットや歯科料金、ホワイトニングとの違いなど解説!

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歯のクリーニングって必要?どれくらいの頻度でやる?メリットや歯科料金、ホワイトニングとの違いなど解説!

虫歯以外で歯医者に定期的にかかっている人はどれくらいいるでしょうか?
歯のクリーニングは本当に必要なのか、疑問に思う人もいるかもしれません。実際、口腔ケア先進国のアメリカでは、クリーニング費用は日本のおよそ3~5倍ともいわれていますが、定期的に歯医者に通う人の数も日本より多いです。
この記事では、クリーニングの頻度やメリット、気になる料金の相場まで、知っておきたい情報を詳しく解説。実は美容面でのメリットも多いので、ぜひチェックしてみてください。

カテゴリ | ボディケア
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そもそも歯のクリーニングとは?基本的な知識を解説

そもそも歯のクリーニングとは?基本的な知識を解説 出典:adobestock

歯のクリーニングとは、歯科医師や歯科衛生士が専門的な器具や機械を使い、日常の歯磨きでは取り除けない歯垢や歯石、着色汚れなどを除去する処置のことです。
PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)とも呼ばれ、予防歯科の観点から非常に重要とされています。

施術内容は、歯石の除去から歯面の研磨、フッ素塗布まで多岐にわたります。
セルフケアだけでは限界があるため、プロの手による定期的なクリーニングは、お口の健康と美しさを維持するために欠かせないケアなのです。

歯のクリーニングで行われる主な施術内容

歯のクリーニングで行われる主な施術内容 出典:adobestock

歯のクリーニングでは、まずスケーラーという専用の器具を使い、歯に付着した歯石を取り除きます。
このとき、超音波スケーラーという機械を使えば、振動で効率良く歯石を剥がすことが可能です。
次に、エアフローという機器を用いて、水と微細なパウダーをジェット水流で歯に吹き付け、タバコのヤニや茶渋などの細かい着色汚れを落とします。
その後、研磨剤の入ったペーストを使い、歯の表面を磨き上げてツルツルに仕上げるのが一般的なフローです。

歯科医院のメニューによっては、フッ素塗布などのオプションや、審美目的の自費診療などのオプションが用意されているところもあります。

ホワイトニングとの違いは「歯そのものを白くするか」

ホワイトニングとの違いは「歯そのものを白くするか」 出典:adobestock

歯のクリーニングとホワイトニングは、歯をきれいにする点は共通していますが、その目的が異なります。クリーニングは、歯の表面に付着した歯石やステインなどの汚れを落とし、歯が本来持つ自然な色に戻す施術です。

一方、ホワイトニングは専用の薬剤を使用して歯の内側にある色素を分解し、歯そのものを白くすることを目的としています。そのため、クリーニングだけでは元の歯の色以上に白くならないのです。
ホワイトエッセンスのような専門サロンでは、両方のメニューを提供している場合もあり、目的に合わせて選ぶと良いでしょう。

歯石取りとの違いは「施術の目的と範囲」

歯石取りとの違いは「施術の目的と範囲」 出典:adobestock

歯石取りとクリーニングは混同されがちですが、厳密には施術の目的と範囲が異なります。
歯石取りは、主に歯周病の治療や進行を防ぐことを目的として行われる医療行為です。歯茎の縁より上や、歯周ポケットの中の歯石をスケーラーで除去することに主眼が置かれていて、保険適用のケースが主です。

一方、クリーニングは歯石取りに加え、着色汚れの除去や歯面の研磨など、虫歯や歯周病の予防、さらに審美的な目的も含む、より広範囲なケアを指すことが多いです。
審美が目的のクリーニングは自費診療となる場合もありますが、予防や治療のアフターケアとしてのクリーニングは保険が適用になる場合も多くあります。

歯のクリーニングで得られる4つのメリット

歯のクリーニングで得られる4つのメリット 出典:adobestock

歯のクリーニングで得られる最大のメリットは虫歯や歯周病の予防ですが、それ以外にもたくさんの嬉しい効果があります。

メリット①虫歯や歯周病になるリスクを軽減できる

メリット①虫歯や歯周病になるリスクを軽減できる 出典:adobestock

歯のクリーニングは、虫歯や歯周病の最大の原因である歯垢(プラーク)を極力除去します。
歯垢は細菌の塊であり、とくに「バイオフィルム」と呼ばれる強力な膜を形成すると、歯ブラシだけではなかなか落とせません。
歯科医院の専門的なクリーニングでは、このバイオフィルムを破壊し、細菌の温床を取り除くことが可能です。

原因菌を減らすことで、虫歯の発生や歯周病の進行を効果的に予防し、お口の中を健康な状態に保ちやすくなり、また定期的に受けることで、トラブルの早期発見にもつながります。

メリット②口臭を軽減・原因を除去できる

メリット②口臭を軽減・原因を除去できる 出典:adobestock

口臭の主な原因は、お口の中に残った食べカスを細菌が分解する際に発生するガスです。
とくに歯垢や歯石の中には多くの細菌が潜んでおり口臭の元となります。毎日の歯磨きでは届きにくい歯と歯の間や歯周ポケットに溜まった歯垢は、やがて硬い歯石となり、さらに細菌の温床となってしまうのです。

歯のクリーニングでは、こうした自分では取り除けない汚れを徹底的に除去するため、口臭の根本的な原因を取り除く効果が期待できます。お口の中がすっきりとし、清潔な息を保ちやすくなります。

メリット③タバコのヤニや茶渋などの着色汚れを軽減できる

メリット③タバコのヤニや茶渋などの着色汚れを軽減できる 出典:adobestock

コーヒー、紅茶、赤ワインなどに含まれるポリフェノールや、タバコのヤニは、歯の表面に付着して着色汚れ(ステイン)となります。こうした色の濃い飲食物を日常的に摂取する習慣や喫煙は、歯の黄ばみの原因です。
一度付着してしまった頑固な着色汚れは、毎日の歯磨きだけで完全に落とすのは難しいでしょう。

歯のクリーニングでは、専用の機器や研磨剤を使用して歯の表面のステインを効果的に除去し、歯が本来持っている自然な白さや透明感を取り戻せる可能性*があります。
口元の印象が明るくなることも大きなメリットです。

* 着色の程度による

メリット④歯の表面がツルツルになり汚れの再付着を防ぐ

メリット④歯の表面がツルツルになり汚れの再付着を防ぐ 出典:adobestock

歯のクリーニングでは、歯石や着色汚れを落とした後に、専用のペーストと器具を使って歯の表面を滑らかに磨き上げます。歯のエナメル質の表面には目に見えないミクロの傷があり、ザラついているとそこに汚れが溜まりやすくなります。
研磨で歯の面をツルツルにすることで、歯垢やステインなどの汚れが付きにくくなる効果が期待できるのです。

舌で触った時の感触が良くなるだけでなく、日々のセルフケアでも汚れを落としやすい状態を保てるため、きれいな歯を長持ちさせることにつながります。

この記事を書いた人

RAXY Style 編集部

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