Beauty Topics

歯のクリーニングって必要?どれくらいの頻度でやる?メリットや歯科料金、ホワイトニングとの違いなど解説!

出典:adobestock

歯のクリーニングって必要?どれくらいの頻度でやる?メリットや歯科料金、ホワイトニングとの違いなど解説!

虫歯以外で歯医者に定期的にかかっている人はどれくらいいるでしょうか?
歯のクリーニングは本当に必要なのか、疑問に思う人もいるかもしれません。実際、口腔ケア先進国のアメリカでは、クリーニング費用は日本のおよそ3~5倍ともいわれていますが、定期的に歯医者に通う人の数も日本より多いです。
この記事では、クリーニングの頻度やメリット、気になる料金の相場まで、知っておきたい情報を詳しく解説。実は美容面でのメリットも多いので、ぜひチェックしてみてください。

カテゴリ | ボディケア
基本編 美容ネタ ライフスタイル

歯科医院で受ける歯のクリーニングの一般的な流れと所要時間

歯科医院で受ける歯のクリーニングの一般的な流れと所要時間 出典:adobestock

初めて歯のクリーニングを受ける方でも安心!一般的な施術の流れをご紹介します。
通常、カウンセリングから検査、施術、そしてアフターケアまでを含めて、所要時間は30分から1時間程度です。

歯科医院によって多少の違いはありますが、基本的なステップは共通しています。
これから説明する流れを事前に知っておくことで、当日のイメージがしやすくなり、リラックスしてクリーニングを受けられるでしょう。

Step1:歯や歯茎の状態をチェック

Step1:歯や歯茎の状態をチェック 出典:adobestock

クリーニングを始める前に、まずお口の中の状態を詳しくチェックします。
歯科医師や歯科衛生士が、虫歯や歯周病の有無、歯石の付着具合、歯茎の炎症などを目で見て確認します。また、歯周ポケットの深さを測る検査を行うこともあります。

必要に応じてレントゲン撮影を行い、歯の根の状態や顎の骨の状態など、外からでは見えない部分に問題がないかを確認する場合もあります。
この検査結果をもとに、一人ひとりに合ったクリーニングの計画を立てていきます。

Step2:歯垢や歯石を取り除く

Step2:歯垢や歯石を取り除く 出典:adobestock

次に、スケーラーと呼ばれる専用の器具を使い、歯の表面や歯と歯茎の隙間に付着した硬い歯石を丁寧に取り除いていきます。とくに歯石が多い場合は、超音波スケーラーという機械を使用することが多いのですが、これは超音波の微細な振動によって歯石を砕いて除去するもので、歯の表面を削るわけではありません。

手用のスケーラーと併用しながら、歯と歯の隙間など、細かい部分の汚れまで徹底的にきれいにします。

Step3:研磨ペーストで歯の表面を磨き上げる

Step3:研磨ペーストで歯の表面を磨き上げる 出典:adobestock

歯石や歯垢を取り除いた後の歯の表面には、まだ細かい傷やざらつきが残っています。このままにしておくと、再び汚れが付着しやすくなってしまうため、研磨作業を行います。

フッ素などが配合された専用の研磨ペーストを歯に塗り、ラバーカップやブラシが付いた器具を回転させて、歯の表面を1本ずつ丁寧に磨き上げます。市販の歯磨き粉よりも粒子の細かいペーストや粉を使うことで、歯の表面を傷つけることなく、ツルツルで光沢のある状態に仕上げることができます。
 

Step4:フッ素を塗布して歯の質を強くする

Step4:フッ素を塗布して歯の質を強くする 出典:adobestock

クリーニングの最終ステップはフッ素塗布を行うことが一般的です。
フッ素には、歯の表面のエナメル質から溶け出したカルシウムやリンを再び取り込む「再石灰化」を促進する働きがあります。

また、歯の質そのものを強くし、虫歯菌が出す酸に溶けにくい状態にする効果も期待できます。きれいになった歯の表面に高濃度のフッ素を塗布することで、虫歯予防効果を高め、クリーニング後の健康な状態をより長く維持することを目指します。

歯のクリーニングを受ける適切な頻度は?いくらかかる?

歯のクリーニングを受ける適切な頻度の目安

歯のクリーニングを受ける適切な頻度の目安 出典:adobestock

歯のクリーニングを受ける頻度は、個人の口腔内の状態によって異なりますが、定期的に通うことが大切です。一度きれいにしても、日々の食事や生活習慣によって汚れは再び蓄積してしまうので、定期検診を兼ねてクリーニングを受けるのが理想的です。

自分にとって最適な間隔を知り、計画的に予約を入れておくことで、お口の健康を効率的に維持できます。一般的な頻度の目安を2つのパターンに分けてご紹介します。

健康な状態を維持するなら3ヶ月~半年に1回

健康な状態を維持するなら3ヶ月~半年に1回 出典:adobestock

お口の中にとくに大きな問題がなく、歯磨きなどのセルフケアが比較的良好にできている場合、クリーニングの頻度は3ヶ月から半年に1回が一般的な目安です。
歯垢が歯石に変わるまでには時間がかかるため、この間隔でプロのケアを受ければ、歯石が溜まりすぎるのを防げます。

また、このペースで定期検診を兼ねて通うことで、もし虫歯や歯周病が発生してもごく初期の段階で発見でき、簡単な治療で済む可能性が高くなります。
健康な状態を長くキープするためのメンテナンスとしておすすめです。

汚れが付きやすい人は1~2ヶ月に1回がおすすめ

汚れが付きやすい人は1~2ヶ月に1回がおすすめ 出典:adobestock

喫煙の習慣がある方や、コーヒー・紅茶・赤ワインなどを日常的に飲む方は、歯に着色汚れが付きやすいため、より短い間隔でのクリーニングがおすすめです。

また、歯並びが複雑で磨き残しが多い方や、もともと歯周病のリスクが高い方も、1ヶ月から2ヶ月に1回程度の頻度でケアを受けると良いでしょう。

歯のクリーニングにかかる料金相場

歯のクリーニングにかかる料金相場 出典:adobestock

歯のクリーニングを受けたいと考えたとき、気になるのがその費用ではないでしょうか。
クリーニングの料金は、「保険が適用されるか」それとも「自費診療になるか」によって大きく異なります。
保険診療は治療目的、自費診療は予防や審美目的といった違いがあり、値段の相場も変わってきます。
ここでは、それぞれのケースでの一般的な金額や価格の目安について解説しますので、予算を考える際の参考にしてください。

保険が適用される場合は3,000~4,000円程度

保険が適用される場合は3,000~4,000円程度 出典:adobestock

歯科医師によって歯周病や歯肉炎と診断された場合、その治療の一環として行われる歯石取りなどのクリーニングには健康保険が適用されます。
保険診療の場合、費用は3割負担で3,000円から4,000円程度が一般的な相場です。レントゲン撮影などの検査が含まれる場合は、もう少し高くなることもあります。

ただし、保険診療の目的はあくまで病気の治療であるため、着色汚れの除去といった審美目的の施術は対象外となるケースが多いので注意が必要です。

自費診療の場合は5,000~20,000円程度

自費診療の場合は5,000~20,000円程度 出典:adobestock

病気の治療ではなく、虫歯や歯周病の予防、または見た目をきれいにすることを目的としたクリーニングは自費診療となります。この場合の料金相場は、5,000円から20,000円程度と歯科医院によって幅があります。
エアフローの使用や、より丁寧な研磨など、施術内容が充実しているほど価格は高くなる傾向です。

この記事を書いた人

RAXY Style 編集部

RAXY Style編集部がセレクトした旬のコスメやメイクのHow to情報をお届けします。いつもより輝けるキレイのヒントをお届けしていきます★

ライター記事一覧

記事一覧へ戻る