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デコボコ肌の原因とは?《クレーター肌》をつくらないケア・予防方法を把握して美肌へ
肌悩みのなかで年齢を問わず多くみられるのが「デコボコ肌」に代表されるクレーター肌です。「みかん肌」などと揶揄されるこの肌の状態をきれいにしたい人は、この記事を参考にしてみましょう。
クレーター肌についての解説や悩みの解決方法、クレーター肌にならないための予防対策などもまとめています。現在進行形のニキビ肌で悩んでいる人や、肌悩みを解決したい人は必見です。
黄色ニキビはクレーターの可能性を生む原因
黄色ニキビは、ニキビの原因となるアクネ菌と黄色ブドウ球菌が増殖したことで起こります。炎症が急激に進み化膿するため、注意しなければいけない炎症の1つです。
皮膚の深いところで炎症を引き起こすことが多く、排膿された後でクレーターができやすい特徴があります。黄色ニキビは治りにくいので、雑菌を繁殖させないよう予防やスキンケアをしなければいけません。ニキビを指でつぶさないことも大切です。
できてしまったクレーター肌はきれいにできる?
セルフケアで改善は難しい
クレーターは、炎症が治癒した後の肌状態を指しています。免疫の働きによって皮膚細胞を破壊し、炎症の広がりを抑えた結果できたのがクレーターです。
自然治癒力によって皮膚が正しい状態で治癒した結果なので、セルフケアでは改善できないと解釈すべきでしょう。また、進行したニキビなど炎症がひどい状態からセルフケアで肌状態の改善に挑むことも、クレーターができる原因となります。
「代謝を高める」がキーワード
元の肌の状態に戻すことは難しくても、代謝を高めてクレーターを目立ちにくくできます。皮膚の新陳代謝が正しいサイクルで行われるようになると、肌の赤みが薄くなるほか、陥没した部位が内側からふっくらしてきます。
完全な改善は見込めませんが、代謝を高めることによって皮膚の状態をよい方向へ向かわせることができるでしょう。ただし、今日明日に改善できるものではなく、時間が必要になるケアとなります。
美容皮膚科ではレーザー治療などが主流
できてしまったクレーターを改善したい場合は、美容皮膚科の受診がおすすめです。美容皮膚科ではクレーターの大きさや深さ、原因を見極め適切な治療をします。
一番の治療法は医療用レーザーを用いて、クレーター部位に働きかける方法です。皮膚を構成するエラスチンやコラーゲンの合成を促すほか、肌本来が再生する力を高める効果を狙います。
また、肌の新陳代謝を促す施術を併用するのも一案です。
日ごろの予防が大事!
できてしまったクレーターは、これまでの肌の状態に戻すことはできません。また炎症が起きてしまったら、肌に痕が残らないように治すことも難しいと考えられます。医療機関での治療も長引く可能性があるでしょう。
こういったことから大きな炎症を作らないスキンケアや、日頃の生活の改善によるニキビ予防が大切です。治すことではなく、作らないことを意識した予防対策の検討をおすすめします。
クレーター肌の予防は可能!生活改善で対策しよう
免疫力の向上が何よりのクレーター肌対策
体の免疫力が衰えてしまうと、感染症にかかりやすくなります。肌の調子を整えるための対策を講じるなら、体質改善を試みて免疫力を高める工夫をしましょう。
適度な運動とバランスのよい食事などを意識するのが大切です。また毎日のお通じリズムを整えることも、スキンケアには必要になります。「健康を意識する」といった漠然とした意識でも、体質改善のきっかけとなるでしょう。
規則正しい生活を見直そう!
夜更かしが常という人や起床の時間がまちまちという人は、規則正しい生活を心がけましょう。起床時間だけでも毎日同じ時間に設定することで、体内時計が整いスムーズな1日を過ごせるようになります。
また、生活についてスケジュールを見直すことで、お通じのタイミング改善も期待できます。起床時間を見直すと忙しい朝の時間帯にも余裕が生まれるので、朝に運動をするなどの時間も捻出できるでしょう。
食生活を見直そう
毎日自分の好きなものだけを食べている、ファストフードや外食に依存しているといった食生活をしている場合は、ニキビに直結しやすい状況です。
脂肪分が多い食べ物を控えるほか、野菜や果物を毎日食べられる環境を整えることを意識しましょう。1日3食適度な量を食べるほか、油脂を使った間食を控えるといった意識改革も必要です。食生活の見直しは、ダイエットの成功にもつながるので一石二鳥です。
睡眠時間を確保しよう
慢性的な睡眠不足の場合、肌荒れなど肌の悩みを併発しがちです。睡眠中にも代謝が行われており、肌の調子を整えてくれるホルモンが分泌されています。
睡眠不足の状態だとこのホルモン分泌も十分ではなくなり、顔のニキビなどにつながるようです。5時間~6時間程度は毎日睡眠時間を確保しましょう。またぐっすり眠れるよう、体調や環境を整えることも大切です。