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爪を傷めず楽しめる「パラジェル」とは?魅力から施術方法、ジェルネイルとの違いを説明
近頃導入するネイルサロンが増えているパラジェルは、爪を傷めにくいといわれています。しかし、「パラジェルとは?」と疑問に感じている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、パラジェルとは何なのか、通常のジェルネイルとの違いもあわせて解説。パラジェルの魅力やメリット・デメリットだけでなく施術方法についても詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
カラーの発色がよい
パラジェルのカラージェルには高級で質のよい顔料が使用されているため、カラージェルが綺麗に発色するのも魅力です。
顔料が微細なため、1〜2回カラージェルを塗るだけでしっかり発色します。発色の悪いジェルを何度も重ねる場合と比べて施術時間が短く済んだり、デザインの幅が広がったりするメリットもあるのです。
また、高級顔料を使用したパラジェルは薄塗りでも抜群の発色となっています。カラージェルは顔料を含むという性質上、透明なジェルよりも硬化しにくいもの。しかし、パラジェルは薄塗りで済むため、硬化不足になりにくいですよ。
ジェルネイルより工程が少ない!パラジェルの施術方法とは?
基本的な施術方法はジェルネイルと同じ
施術の流れ
- 1.前回のネイルをオフ
- 2.プレパレーション(下準備)
- 3.ベースジェル
- 4.カラーやアート
- 5.トップジェル
パラジェルと通常のジェルネイルの施術方法に、大きな違いはありません。
まずはプレパレーションと呼ばれる下準備からスタートし、土台となる爪の状態を整えます。よりネイルを美しくみせたり、ジェルの定着を高めたりするための大切な工程です。その後はマニキュアと同じように、ベースジェル・カラージェル・トップジェルとそれぞれ硬化しながら塗り重ねます。
継続してジェルネイルをする場合は、プレパレーションの前に前回のネイルを取るオフの作業が入りますよ。
プレパレーションでサンディングしない
通常のジェルネイルは、プレパレーションで甘皮や角質の処理・爪の形や長さの調節・サンディングをします。一方、パラジェルの場合はサンディングが必要ないので、甘皮や角質を処理して形を整えるのみでプレパレーションが完了。
パラジェルを塗る前には、サンディングを省くぶん丁寧な角質の処理が必要になります。通常であればサンディングの工程で爪表面に残った角質を取り除けるのですが、サンディングをしない場合は角質処理の段階でしっかり取り切ることが大切です。
パラジェルはオフの方法が選べる
パラジェルは、オフの方法が2種類から選べます。オフの方法は、一層残しとも呼ばれる「フィルインオフ」とアセトンを使う「アセトンオフ」です。パラジェルを含むソフトジェルはすべてアセトンでオフできますが、爪を乾燥させたり爪の表面がはがれたりなどのデメリットもあります。
これらのデメリットを回避したい場合は、パラジェルの中でも持ちがよいベースジェルを選んでオフの方法をフィルインにしましょう。
アセトンオフとフィルインオフについてもっと詳しく!
アセトンオフとは、アセトンという薬剤を使用してソフトジェルをオフする技法のことです。ネイルの表面を削ってからアセトンを染み込ませたコットンを爪に乗せた上からホイルを巻いて放置し、時間経過後に浮いてきたネイルを取ります。
フィルインオフとは、ファイル(爪用のやすり)やマシンで削ってジェルネイルをオフする技法のことです。ベースジェルを薄く一層残した状態まで削り、その上からネイルを重ねます。
日々のお手入れが肝心!パラジェルの持ちをよくする方法4選
指や爪周りの保湿をする
爪や指先が乾燥していると、ジェルネイルの持ちが悪くなります。というのも、爪が乾燥するとバリア機能が正常に働かず、爪の状態が悪くなるからです。さらに、爪の乾燥を防ぐために水分や油分の分泌量が増えることでも、ネイルの持ちに差が出るでしょう。
弱った爪と健康な爪では、パラジェルの持ちの違いが歴然。パラジェルを長持ちさせたい場合は、ネイルオイルやハンドクリームを使用して定期的に爪や指先を保湿しましょう。
爪先を使った作業をしない
パラジェルの持ちをよくするためには、物理的な負担を避けることも大切です。爪先を使ってシールをはがすなどの行動に心当たりがある人は、注意しましょう。
ジェルネイルはエッジと呼ばれる爪の先端部分までジェルで覆う方法で、爪先から欠けたり浮いたりするのを防いでいます。爪先を使った作業をすると、エッジ部分がはがれてネイル全体が浮きやすくなるのです。
ネイルの持ちを考えるなら、道具を使うなどしてできる限り爪先を酷使しない方法をとるようにしてください。
爪をなるべく水に浸したままにしない
ジェルネイルは、水分によってジェルや爪がふやけて柔らかくなると、少しぶつけただけで折れることがあるのです。
そのため、お風呂やプールなどの水に浸かる場面ではとくに注意が必要になります。湯船に浸かるときにはなるべく手をお湯から出しておいたり、水につける時間を短くしたりなどの対処をしましょう。