添え手とは仕上がりをキレイにするためにプロが行っている、カミソリの進行方向とは反対に皮膚を引っ張る技。皮膚にはキメや毛穴の細かい凹凸があるため、添え手をすると剃りたい部分が平らな状態になりスムーズに剃れます。毛流れとは反対に引っ張ることで寝ている産毛が起き上がり、より深く剃れるというメリットも。

肌へのダメージも少なくなるので、とくにカミソリを使って産毛処理したい方は実践してみてください。

顔の産毛処理の流れ

フェイスシェーバーを使用する方は、クリームなしでも産毛処理が可能。ただし、クリームを塗布すると摩擦を軽減できるため、乾燥肌や敏感肌の方は併用することをおすすめします。

顔の産毛を処理する前に、肌に付着している汚れを洗顔でしっかり洗い流します。シェービングで角質も除去されるため、ピーリング機能が期待できる洗顔料は避け、できるだけマイルドな洗い上がりのものを選びましょう。

きめ細かいたっぷりの泡でやさしく洗うのが、肌に負担をかけないポイントです。

蒸しタオル（またはスチーマー）を使い、顔全体を3〜5分程度温めましょう。乾燥した肌や産毛にカミソリの刃を当てると、負担が大きくなります。

お風呂上がりの場合はすでに肌が柔らかい状態なので省いてもOKですが、それ以外はぜひ行ってください。肌が温まると全体の毛穴も広がるため、さらに効率的に産毛処理ができるでしょう。

用意したシェービングクリームやお手持ちの保湿クリームを、顔全体または剃る部分に塗りましょう。毛流れに逆らうように塗り広げると、産毛が逆立って根元から剃りやすくなります。肌を薄くコーティングするように塗り、産毛が透けて見える状態が理想です。

アイテムによってはシェービング中に早く乾くこともあるため、必要に応じて剃る部分にクリームを重ねてください。

おでこのシェービング手順

髪の生え際や眉の上をギリギリまで剃ると、境界線がくっきりして不自然な印象になるため注意しましょう。

眉のシェービング手順

眉下は産毛が目立ちやすい部分ですが、まぶたの近くなのでとくに気をつけながら行いましょう。

鼻周りのシェービング手順

小鼻を行う際は、剃る方とは反対方向に鼻先をずらして丸みをフラットにすると剃りやすいでしょう。カミソリでは難しい小鼻のキワが気になる方は、フェイスシェーバーを使うことをおすすめします。

口周りのシェービング手順

唇はデリケートなため、刃が当たらないように十分気をつけましょう。あごを剃るときは、くぼみの部分を押し出すように下唇を巻き込んだ状態で行います。

頬のシェービング手順

目の下は皮膚が薄いので、カミソリをギリギリに当てず1cm程度あけましょう。

顔全体のシェービングが終わったら肌に残ったクリームを洗い流し、いつも通りのスキンケアで保湿して産毛処理は完了です。化粧水がスーッと浸透※していく感覚を味わってみてくださいね。

少しでも肌が赤くなったりヒリヒリしたりする場合は軽い炎症を起こしているため、冷たいタオルでよく冷やすとよいでしょう。

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