一重さんもほとんどラインがまぶたで隠れてしまうため、目を開いたときに見えやすい目尻部分にだけ引きましょう。一重さんの場合、下まぶたにも引くことでアイラインを活かしたメイクが楽しめるので、上下の目尻に三角形を作るように引くのがコツです。

方法は簡単で、上まぶたのアイラインと下まぶたのアイラインが繫がって三角形ができるように、目尻の外側へはみ出すように引くだけ。目尻にできたアイラインの三角形がポイントとなって、ナチュラルに強調させながら印象的な目元に仕上がります。

目尻だけアイラインメイクは引き方によって、目元の印象が大きく変わります。シーンやなりたい仕上がりに合わせて引き方を変えて、幅広くアイメイクを楽しむのもおすすめです。

ここでは、印象に合った目尻だけアイラインの引き方のコツを3パターンレクチャーします。

かわいらしい目元に仕上げたい場合は、目尻のアイラインの角度を下げて引き、タレ目のように見せるのがおすすめ。ガーリーなメイクやモテメイクにもぴったりですよ。

アイライナーは、できればブラックのようなしっかり目元が強調するカラーではなく、やわらかく仕上がるブラウンをチョイスするようにしてください。また、はっきりしたラインが引けるリキッドタイプではなく、やさしいラインが引けるペンシルタイプやジェルタイプのほうが雰囲気に合ったアイメイクが楽しめますよ。

クールな目元に仕上げたい場合は、目尻のアイラインの角度を上げて、跳ね上げラインを作るのがおすすめ。スモーキーメイクやセクシーメイクにもぴったりですよ。

跳ね上げラインは少し難易度が上がりますが、コツさえつかめば簡単にできます。

跳ね上げラインの描き方

跳ね上げラインは1本で描こうとすると、左右の角度がバラバラになりやすいので、2本のラインを繋げるように引くのが上手に仕上げるコツです。

アクセントを効かせたおしゃれな目元に仕上げたい場合は、カラーアイライナーで仕上げるのもおすすめ。目尻だけに引くのでやりすぎ感が出ず、垢抜けたアイメイクが楽しめます。

カラーアイライナーは選ぶ色味で大きく目元の雰囲気が変わるので、なりたい印象に合ったアイテムをチョイスしましょう。ピンク系ならガーリーに、オレンジやイエロー系ならポップに仕上がります。鮮やかすぎるカラーに少し抵抗がある方は、カーキやボルドーなど落ち着いた色味でニュアンスの変化を楽しむのもおすすめです。

目尻だけアイラインメイクは、目頭から引いたときよりも崩れにくい傾向にありますが、メイクをするときにひと手間加えるだけで、断然化粧持ちが変わります。

今からご紹介する方法は、どんなアイメイクでも使えるテクニックなので、ぜひ普段のメイクでも実践してみてくださいね。

目元に油分がついたままアイラインを引くのは、落ちたりにじんだりと崩れやすくなる原因に。アイラインを引く前は、必ずパウダーでサラサラの状態にしておきましょう。

色がつくパウダーを使うとアイシャドウの邪魔になってしまうため、クリアタイプのものを使うのが鉄則です。目尻のキワは塗り残ししやすい部分なので、小さいブラシを使ってしっかりのせてくださいね。

アイシャドウベースは、アイメイクを崩しにくくするだけではなく、アイシャドウやアイライナーの発色もよくしてくれる優れもの。目尻だけアイラインメイクにも取り入れることで、パンダ目や落ちてしまうのを防げます。

アイシャドウベースはパウダータイプやクリームタイプ、リキッドタイプなど種類が豊富。サラサラに仕上げたい方はパウダータイプ、乾燥を防ぎたい方はクリームタイプやリキッドタイプがおすすめです。

メイクの仕上げに、再びパウダーを塗ってサンドするのも崩れにくくするコツ。パウダーで挟み込むことで、さらに皮脂や水などに強いアイメイクが作れます。

ただし、乾燥しやすい方がパウダーで挟んでしまうと目元がパサパサになり、かえってアイメイクをきれいに保てなくなる場合もあるため要注意。皮脂が出やすい方や汗をかきやすい方におすすめの方法です。

目尻だけアイラインメイクは、目元に抜け感のある今っぽい旬顔が手に入ります。一見シンプルに思えますが、やり方次第で幅広い雰囲気のアイメイクが楽しめる奥の深いメイク方法ですよ。

今回紹介した方法を参考に、アイラインの引き方や使う色などを工夫しておしゃれなアイメイクをめいっぱい楽しんでくださいね。