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《美容液の使用期限》開封前後で違う!状態や保存方法を把握してきちんと使い切ろう
いつものスキンケアにプラスして使用する美容液。それぞれ特徴的な成分が含まれているため、肌のコンディションやシーズン別で、数種類の美容液を使い分けている方も多いのではないでしょうか?
そこで気になるのが美容液の使用期限。スキンケア化粧品には使用期限の記載がないので、いつまでも使えると思ったら大間違いです。今回は、美容液の正しい使用期限について徹底解説します。また、品質のチェック方法や正しい保存方法についてもお伝えするので、ぜひ参考にしてくださいね。
チェックポイント4|パッチテストで肌に影響がないか
チェックポイント1~3の方法でチェックしてもはっきりと美容液の使用期限を判断できない場合は、パッチテストをしてみることをおすすめします。品質が変化している場合は肌に悪影響を与える可能性があるため、パッチテストで事前に確認することが大切です。
【パッチテストの適切な方法】
- 1.二の腕の内側に美容液を塗布する
- 2.塗布してから1~2時間後の皮膚の変化を確認する
- 3.塗布してから24時間後の皮膚の変化も確認する
パッチテストをして変化がなければ、美容液の使用期限内であるといえるでしょう。ただし、違和感がある場合は使用を避けてください。
美容液の適切な保存方法|劣化を防いで使用期限内に使い切ろう
直接肌に触れないように扱って雑菌が入るのを防ぐ
美容液の劣化を防いで適切に保存することで、美容成分の効き目を保った状態で使用期限内に使い切れます。劣化を防ぐ保存方法で最も有効なのが、直接美容液に触れないようにして雑菌の侵入を防ぐことです。
とくに気を付けたいのが、美容液の出入口に直接肌がつかないように扱うこと。プッシュタイプやスポイトタイプは雑菌の侵入の心配があまりありませんが、チューブタイプやジャータイプは皮膚につかないように気を付けてください。ジャータイプは、必ずスパチュラなど専用の道具を使用して清潔な状態で保存するよう心がけましょう。
温度変化がなるべくない場所に保存する
美容液を適切な使用期限で消費するには、温度変化がなるべくない場所に保存することが大切です。とくに注意したいことは、日中から夜間にかけての温度差が激しい場所には保管しないこと。温度差があるほど品質を低下させるので、涼しくてなるべく温度が一定の場所に保管しましょう。
では冷蔵庫で冷やせばよいのでは?と思うかもしれませんが、冷蔵庫で保管する方法はNG。冷蔵庫に入れてしまうと出し入れの際に温度差が発生し、品質を劣化させることにつながります。
直射日光が当たらない冷暗所に保存する
日の当たるところに美容液を置くと、品質を変化させてしまうのでやめましょう。とくに車の中や窓のそばは光が入りやすく、成分の分離などの劣化が起こってしまいます。
おすすめの収納場所は、扉付きの戸棚や押し入れです。光が入り込まずに温度はある程度一定に保てるので、品質の変化を抑えられます。
湿度が少ない場所に保存する
湿度が低い場所に美容液を保存することは、品質の安定のために大切な方法です。お風呂や脱衣所など湿度が高いところは、化粧品の中の雑菌が繁殖しやすいため危険。
さきほどおすすめした扉付きの戸棚や押し入れは、外気の影響をうけにくく一定の温度・湿度を保ってくれるのでおすすめです。
使用後は蓋をしっかり閉めて酸化を防ぐ
美容液を適切に保管して使用期限内に消費するために、使用後はきちんと蓋を閉めて空気に触れないようにしましょう。空気に触れる状態が長いと、酸化して品質が変化してしまいます。
もし使用後に蓋や出入口に手が触れてしまった場合は、ティッシュなどで拭き取ることで雑菌の繁殖を防止しましょう。こまめにお手入れする習慣を付けて、いつも清潔な状態を維持してくださいね。
使用期限内に使い切る。美容液の選び方
選び方1|ジャータイプでスパチュラがついていると清潔
ジャータイプの美容液は、スパチュラがついているものを選びましょう。スパチュラを使うことで雑菌の付着を防ぎ、清潔に保管できるので使用期限内に消費できます。ジャータイプのものは開口部がそもそも大きく、空気中の雑菌が入りやすい形状です。手で触れるとあっという間に雑菌が入り、劣化させる原因となってしまいます。
スパチュラの使用後はティッシュなどで拭き取りましょう。次に使用する際も清潔な状態で使用できるのでおすすめです。
選び方2|スポイトタイプやポンプタイプなら手に触れない
美容液の形状は、スポイトタイプやポンプタイプがおすすめです。スポイトタイプやポンプタイプなら必要な分だけ手で触れずに取り出せるので、清潔な状態で保存できます。
ただし、万が一手についてしまった場合は雑菌の繁殖の温床となるので注意が必要。出入口で雑菌が繁殖してしまうと、使用のたびに雑菌のついた美容液を肌に塗ってしまうことになります。どんな形状でも、手に触れないよう「清潔」を意識して使用することが大切です。
選び方3|密閉性のある保存容器は酸化を防ぐ
使用期限内に消費できる美容液の選び方の1つは、保存容器に密閉性があるかどうかです。蓋の閉まりが悪い容器は、空気が容器内にどんどん入り込んでしまうので、美容液の酸化を促進させてしまいます。
もちろん、蓋の閉め忘れやきっちり閉めないことも酸化を促すので気を付けましょう。
選び方4|遮光瓶に入っていれば光による品質劣化がしにくい
保存性の高い容器でおすすめなのが、遮光瓶です。遮光瓶とは外からの光による成分の変化を防ぐために色付けされたガラス容器で、主に茶色・青色・緑色のガラス瓶が一般的。また、ガラス瓶ではなく樹脂製の容器もあり、こちらは割れにくいので扱いやすいでしょう。
遮光瓶のなかでも、とくに茶色の遮光瓶は紫外線のほとんどを防いでくれます。美容液を選ぶ際に保存容器が茶色い遮光瓶かどうかで選ぶと、光による劣化から守れるのでおすすめです。
選び方5|少量サイズを選べば使用期限内に使い切れる
使用期限内に消費するために選びたい美容液は、少量サイズを選ぶこと。美容液にはそれぞれ特徴的な成分が含まれているため、肌のコンディションによって数本を使い分けている方も多いでしょう。
いろいろ使用しているうちに使用期限が過ぎてしまって、仕方なく廃棄してしまってはもったいないですよね。最初から小さめサイズを選ぶことで、使い切れなくて後悔することもなくなりますよ。
美容液を適切に保存して、使用期限内に使い切ろう!
美容液などの化粧品の保存期間は、未開封なら約3年、開封後であれば2~3ヶ月で消費するのがベターです。使用期限が過ぎたものを使用すると美容成分の効き目がなくなってしまうだけでなく、肌を老化させてしまうこともあります。
適切な使用方法や保存性の高い美容液の選び方についてお伝えしたので、ぜひ参考にして美容液を最後まで使い切りましょう。