メイク汚れを綺麗に落とすことはきめ細かい肌にとって大事ですが、洗浄のしすぎはNG。本来必要な肌の水分や保湿成分を奪うので、乾燥を招きごわついた肌になります。

クレンジング料はタイプによって洗浄力が変わるので、その日のメイクの濃さによって使い分けるのがベターです。オイルタイプは洗浄力が強く、ミルクタイプは洗浄力が弱め。また、アイメイクが濃い場合は、部分用のメイク落としで拭き取ってから全体のクレンジングをしましょう。必要以上に洗わずに済むので、おすすめの方法です。

洗顔の際の摩擦も、肌のきめを乱す原因になります。毛穴の黒ずみや皮脂が気になるからといってゴシゴシこすってはいけません。洗顔料は洗顔ネットを使用して、よく泡立ててから洗いましょう。泡立ち具合は、肌に押し付けた際に少し反発を感じるくらいがちょうどよい状態です。

弾力のある泡で、顔全体を包み込むように洗いましょう。コツは、手と肌の間でやさしく泡を転がすように洗うことです。

乾燥はきめ細かい肌にとって大敵です。洗顔後や入浴後は油分が落とされている状態なので、水分が蒸発しています。なるべく早く化粧水をたっぷりとなじませましょう。

手のひらで軽く温めながらなじませることで、角層までしっかりと潤いを与えます。

化粧水で肌を整えたら、乳液できちんと保湿してください。しかし、ここで注意して欲しいのは、保湿のしすぎは乾燥を引き起こす可能性があるので適量を使用すること。

肌の表面には皮膚膜といって、外気の乾燥から肌を守るための皮脂で覆われています。しかし、保湿しすぎると肌は油分が十分あるので必要ないと判断し、皮脂膜が少なくなるのです。手厚いケアは乾燥しやすい肌になってしまうので、保湿のしすぎに気を付けましょう。

きめ細かい肌になるには、紫外線対策が大事です。紫外線は一年を通して降り注いでいるため、夏だけ日焼け止めを塗っていればよいわけではありません。とくに春先から紫外線はぐんと増え、4月頃の紫外線は残暑厳しい9月頃の紫外線と変わらないため、十分注意する必要があります。

ただし、「SPF」や「PA」の数値が高いものやウォータープルーフ仕様のものは乾燥を招きやすいため、季節によって日焼け止めを使い分けて使用してくださいね。

きめ細かい肌になるために、乾燥から守る環境作りも意識してみましょう。外気が乾燥していれば、肌の水分が奪われて乾燥してしまいます。

加湿器などで環境の湿度を上げることで、肌が乾燥する根本的な原因を取り除けます。外や広い空間の場合はなかなかできない方法ですが、室内にいるときは湿度を気にして生活してみてくださいね。

私たちの身体は食べ物でできているように、肌も食べ物を変えることできめ細かい肌に変化します。

普段の食生活と照らし合わせてどうでしょうか？足りない栄養素があったら意識的に摂取して、バランスのよい食事を心がけてくださいね。

きめ細かい肌作りで欠かせないことは「睡眠」です。睡眠中に細胞は修復されているため、肌のターンオーバーが最も活発になります。つまり、睡眠が不足すると肌のターンオーバーが正常に行われず、未成熟の角質層が生成されてきめの粗い肌になってしまうのです。

また、睡眠の質も重要。寝る前のスマホやパソコンは、ブルーライトによって眠りの質に関係するホルモンの物質を抑えてしまいます。眠りが浅くなる原因になるので気を付けましょう。

血流がよいと肌細胞に栄養と酸素が十分行き渡るので、ターンオーバーが正常に働きます。ターンオーバーが正常に働くことで成熟した角質層ができるため、水分や油分を含んだきめ細かい肌になるのです。

【血流の改善によい方法】

これらの方法で血流を改善することで、きめ細かい肌に近づきましょう。

きめ細かい肌のためには、摩擦をなるべく避けたり保湿をしたり、汚れをきちんと落とすことが大切です。とくに、スキンケアはクレンジングの洗浄力や化粧水のタイミングなど、今回ご紹介した4つのポイントを意識してケアしましょう。

バランスのよい食事を摂るなどの生活習慣を見直すことも、根本的な肌改善につながります。スキンケアと生活習慣の両方を整えて、美肌美人を目指しましょう！