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マルチに活躍する椿油の使い方。髪や全身のスペシャルケアに取り入れてみよう
髪の毛の傷みが気になったときに、おばあちゃんから椿油を教えてもらった経験はありませんか?古くから存在するロングセラー美容オイルの椿油を、今一度おさらいしてみましょう。
椿油を初めて使う人からリピーターまで、あらゆるユーザーに向けて使い方や注意点を詳しく解説!1本で全身ケアができる万能オイルを取り入れ、乾燥に負けない肌作りをしましょう。
椿油の使い方【ヘアケア編】
シャンプー後の洗い流さないトリートメント

髪の毛のパサつきやうねりが気になるときに、椿油が助けてくれます。シャンプー後のタオルドライを済ませた髪の毛に2滴ほどの椿油をなじませてください。
手のひらに椿油を伸ばしてから毛先につけ、ドライヤーで乾かしましょう。毛先がコーティングされるとともにパサつきを防ぎ、うねりを抑える効果を見いだせます。シャンプーの都度アウトバストリートメントとしてお手入れをするとよいでしょう。
乾燥を防ぐ頭皮マッサージ

頭皮の乾燥によるかゆみが気になるときは、椿油を使って頭皮をマッサージしましょう。2~3滴ほどを手のひらで伸ばしてから指の腹を使って頭皮に揉みこんでいきます。
シャンプー後の清潔な頭皮にマッサージをしてください。アウトバストリートメント効果も得られますよ。
また、シャンプー前の頭皮マッサージ用の使い方もおすすめです。椿油が汚れを浮き上がらせてくれます。しっかり汚れを落としたいときに使ってみましょう。
傷んだ髪にピンポイントケア

カラーやパーマのダメージが強く毛先の切れ毛や褪色が目立つときには、乾いた髪に椿油をつけましょう。スタイリングを終えた後、1滴手のひらに伸ばしてから毛先に揉みこむようになじませてください。
椿油が外気による髪の乾燥から髪の毛を守ってくれます。毎日使えるので、お出かけ前の仕上げに椿油を取り入れてみましょう。椿油は無香料なので、フレグランスを邪魔することもありません。
柘植櫛(つげくし)をオイルコーティング

柘植の木から作られる櫛は静電気が起きにくく、美髪を目指す人におすすめです。大事に使うために、椿油を用いたメンテナンスを行いましょう。
椿油をしみこませた柘植櫛で髪をとかすとツヤが出るとともに、髪のうねりなども整いますよ。キッチンペーパーに小さじ4分の1程度しみこませた椿油を、汚れを落とした柘植櫛に含ませるだけ。1時間程度なじませた後は、軽く表面の油分を拭いてから使ってください。
ウェットな質感づくりに

椿油は「不乾性油」で、空気に触れても酸化しにくく固着がありません。この性質を利用して、髪の毛に自然なウェット感を作ることもできます。
また、髪の毛の水分蒸発を防ぐ効果もあるので、時間の経過とともに髪の毛が広がることや、外出でヘアセットが台無しになるという悩みを持つ人には椿油をおすすめします。スタイリング剤や仕上げに使ってみましょう。
酸化による油脂特有のニオイが発生することもありませんよ。
ヘアアイロンの前に

高熱で髪の毛のうねりを整えるヘアアイロンを頻繁に使うと、髪の毛の傷みが進んでいきます。椿油はヒートプロテクトオイルとしての使い方も可能です。乾いた髪やシャンプー後の髪いずれにも使えるので、ヘアアイロンやドライヤーの前には椿油を使うようにしましょう。
1回分の量は2~3滴程度。ごく少量を、毛先など熱ダメージが気になる部分になじませてからアイロンを使ってください。
椿油の使い方【スキンケア編】
クレンジングオイルとして

椿油の主成分は皮脂に近い成分のオレイン酸で、刺激も少なく肌にやさしく使えます。ナチュラルメイク程度であれば、メイク落としとしての使い方もおすすめです。
500円硬貨大の椿油を手のひらで温めてから、普段のメイク落としオイルと同じように使ってください。ティッシュで軽く拭き取ってから石鹸などでダブルクレンジングをおすすめします。
コスメの種類によっては落としきれない場合もあるので、ご注意ください。
角栓クリアオイルとして

鼻の頭などのザラザラが気になる場合、角栓が毛穴を詰まらせている可能性があります。椿油を1円硬貨大程度手に取って、角栓が気になる部分につけます。その上にラップフィルムをあててパックをしましょう。
10分ほど経過したらラップフィルムを外し、指の腹で円を描くように角栓がある部分をやさしくこすります。その後、ぬるま湯で洗い流したら完了です。こちらは2週間に1度程度のスペシャルケアとして取り入れてください。
乾燥しがちな肌の油分補給に

頬のカサカサが気になるという場合は、椿油でミストを作るのも一案です。スプレーボトルに水と椿油を9:1の比率になるように入れるだけ。使う前にボトルをシェイクして混ぜてから肌につけてください。
メイクの上からも使えるので油分補給としての使い方のほか、メイク直しにもおすすめです。変質を避けるために、1週間程度で使い切れる量をこまめに作ってくださいね。
ホットパックケア

蒸しタオルと椿油の合わせ技で毛穴の汚れを浮き上がらせる使い方もあります。椿油を2滴ほど顔全体に薄く伸ばした後、適温の蒸しタオルを顔に乗せてホットパックをしてください。入浴中にすると効率的ですよ。
5分を目安に、椿油を拭き取り洗顔してください。この方法なら乾燥肌も防げるので、一石二鳥です。ただし、ニキビ肌は悪化する可能性があるので、椿油を使ったホットパックはおすすめできません。