出典:adobestock
マルチに活躍する椿油の使い方。髪や全身のスペシャルケアに取り入れてみよう
髪の毛の傷みが気になったときに、おばあちゃんから椿油を教えてもらった経験はありませんか?古くから存在するロングセラー美容オイルの椿油を、今一度おさらいしてみましょう。
椿油を初めて使う人からリピーターまで、あらゆるユーザーに向けて使い方や注意点を詳しく解説!1本で全身ケアができる万能オイルを取り入れ、乾燥に負けない肌作りをしましょう。
ホットパックケア
蒸しタオルと椿油の合わせ技で毛穴の汚れを浮き上がらせる使い方もあります。椿油を2滴ほど顔全体に薄く伸ばした後、適温の蒸しタオルを顔に乗せてホットパックをしてください。入浴中にすると効率的ですよ。
5分を目安に、椿油を拭き取り洗顔してください。この方法なら乾燥肌も防げるので、一石二鳥です。ただし、ニキビ肌は悪化する可能性があるので、椿油を使ったホットパックはおすすめできません。
椿油の使い方【ボディケア編】
湯上りの全身ローションに
全身の乾燥肌を防ぎたい場合は、椿油がコスパのよいローションとして使えます。湯上りの肌に椿油を伸ばすだけでしっかり全身をカバーできます。わずかに水分が残っている状態でつけるのがコツです。
肩から下の目安量は100円硬貨大より少ない程度。少量ずつ薄く伸ばしていきましょう。背中などにつけすぎると、背中ニキビの原因につながるので避けてくださいね。
肘や膝、かかとのカサつきに
肘や膝などカサつきが目立つところにも椿油を1滴、手のひらで伸ばしてから肘や膝に塗りましょう。ほんの少量でも驚くほど伸びるので、1滴だけで両側の肘と膝をカバーできます。1日1回、お風呂上がりのスキンケアがおすすめ。椿油はべたつきが少ないので、肌に塗った後で洋服を着ても構いません。
ネイルオイルとしても使える!
全身のスキンケアを行った後、手のひらに伸ばした椿油が余ることもあるでしょう。そんなときは、ネイルオイルとしての使い方をおすすめします。爪の生え際を中心に爪全体をマッサージするようになじませてください。
ネイルオフした後の爪につければ、爪が白く変色することを防ぎ、栄養補給が可能です。頻繁にネイルをつけている人におすすめの方法です。
手持ちの香水と混ぜて
香水をほのかに香らせたいときは、椿油1滴に香水を1滴に満たないほどの量を混ぜて肌になじませましょう。練り香水のような感覚で使えます。
香りが強い場合は、鼠径部や膝の裏側などに塗るといいでしょう。油分の効果で肌に定着しやすくなります。油に香水のエタノールが溶け、これによって強いアルコール臭はある程度抜けるでしょう。いつもと違った雰囲気で香水を身にまとえます。
この使い方は大丈夫?椿油の注意点
酸化や雑菌に注意
椿油には抗酸化力があり、酸化しにくい性質があります。しかし添加物などを一切使わない純度100%の椿油は経年変化が懸念されるでしょう。蓋から雑菌が繁殖する可能性もあるため、開封後3~6ヶ月以内に使い切るようにしたいものです。
少量で全身をカバーできるためコスパがよいオイルとして紹介されますが、開封後も長持ちするものではありません。使い切れる量の商品を購入してください。
使い過ぎに注意
椿油はわずか1滴で髪の毛や半身程度をカバーできます。椿油を使いすぎるとべたつきを感じので、ほんの少量で油膜を作る感覚で使いましょう。
椿油に含まれたオレイン酸は皮脂に近い成分であるため、つけすぎるとニキビなどの肌トラブルにもつながります。また髪の毛につけすぎた場合は、重たさを感じる仕上がりになるでしょう。 椿油は「少し足りないかも」と思える量を目安に使うのが鉄則です。
使用前にパッチテストをしよう
椿油は植物由来のオイルです。天然成分だけを使用しているので肌にやさしいオイルだと紹介しました。しかし、植物アレルギーを発症しないとは限りません。肌に合わない場合もあるので、体質によって心配がある場合は使用前にパッチテストを行いましょう。
二の腕の内側に綿棒にしみこませた椿油を1円硬貨大に塗り、絆創膏でカバーし時間を置きます。24時間以内にかゆみや赤みが生じた場合は使用を避けてください。
保管場所に注意
椿油は酸化しにくい油とはいえ、直射日光や高温多湿の場所が苦手です。蓋を開けたままの放置や、直射日光が入り込む場所での保管は避けましょう。
多くの商品は透明なガラス瓶が用いられています。光を避けるためには、引き出しの中に保管することをおすすめします。夏場などは高温になりやすいので涼しい場所で保管しましょう。しかし、温度が低いと白い塊ができやすいので冷蔵庫保管はNGです。
ニキビ肌には使わないこと!
ニキビの原因菌は椿油に含まれるオレイン酸を好むため、ニキビ肌に椿油をつけることを避けましょう。肌の潤い保持のために使うことも一案ですが、椿油自体がニキビを増やす原因となる可能性も否めません。
また、椿油自体が皮脂に近い成分なので、使いすぎると角栓を作る可能性もあるでしょう。顔に使うときは洗い流すほか、拭き取るなどの使い方で肌に油分を残さないようにしてください。
椿油の使い方をマスターして潤いのある肌を作ろう
プチプラでコスパがよい椿油についてまとめました。ヘアケアの味方として紹介されることが多い商品ですが、角栓予防やメイク落としなどにも使えます。少量でも伸びがよいので、「足りないかも」程度の目安量で使うことをおすすめします。
使いすぎるとべたつきや肌トラブルの原因につながるので注意しましょう。全身に使えるので、椿油の使い方を覚えて潤いのある肌を整えてくださいね。