最初に自分の顔型を見極めるために、面長の特徴とセルフチェック方法をご紹介します。顔型には面長の他に、卵型・丸顔・ベース型・逆三角形型があります。なかでも「卵型」は理想の顔型とされており、髪の生え際〜眉頭、眉頭〜鼻先、鼻先〜顎先の比率が1：1：1、さらに顔の縦幅と横幅の比率が3：2になります。

面長と卵型の顔型の違いは、面長の方の縦幅が長めであること。顔の縦幅と横幅の比率が2：1に近い場合は面長であるといえるでしょう。

自分の顔型が分かりづらい場合は面長の芸能人と自分の顔立ちを比較し、共通点を探ってみるのもおすすめです。面長タイプの芸能人としてあげられるのは、綾瀬はるかさん、吉高由里子さん、山本美月さん、水川あさみさん、菜々緒さん、天海祐希さん、菅野美穂さんなど。

「愛らしく可愛い」というより「すっきりと知的で上品」という印象を持たれる人ばかりですね。ぜひ自分の顔型診断やイメチェンの際に参考にしてみてください。

それでは、面長女性の魅力を紹介していきましょう。まず、面長女性の魅力としてあげられるのは、可愛いよりも「美人」という印象をもたれやすい点です。面長女性は顔の縦幅が広い分、横幅が狭くてフェイスラインがすっきりとシャープに見えるのが特徴。

そのため、ふんわりと守ってあげたい妹系の印象というよりも、頼りがいのあるかっこいいお姉さん、といった印象を持たれがちです。

面長女性の魅力2つ目は、大人っぽく落ち着きがある印象に見えること。顔型が縦に長いことで顔に余白ができて目や口といったパーツが目立ちにくく、その分表情が読み取りづらくなるため、落ち着いて物静かな雰囲気になります。

落ち着いているといっても男性的な印象になりにくいのも特徴で、女性らしいエレガントな雰囲気は男女ともに好感を持たれやすいでしょう。

すっきりと涼し気な印象を醸し出せるのも、面長女性の魅力です。すっきりとしたシャープなフェイスラインを持ち、クールで凛とした表情が似合うため、太めのアイラインやカラーレスメイクなどのモード系メイクや、パリっとしたシャツや革パンツなどのかっこいいファッションも似合うでしょう。

周りに媚びないハンサムで都会的な女性像がお似合いなので、クールなファッションや髪型を試してみるのもおすすめですよ。

それでは次に、面長のお悩みについてチェックしましょう。まず1つ目は、実年齢より上に見られがちということ。魅力である「大人っぽく落ち着きがある」という点と表裏一体なのですが、可愛い愛され女子になりたい人にとっては悩みどころですね。

実年齢より上に見られたくない場合は、女性の印象を大きく左右する「髪型」を工夫して面長感をカバーするのがおすすめ。ぜひ今回ご紹介する髪型や、面長に似合うヘアスタイルのポイントを参考にしてくださいね。

面長の顔型は頬やおでこに余白が生まれやすく、顔が縦に間延びして見える傾向があるのもお悩みの1つ。

間延びして見えることで実際より大顔になってしまうだけでなく、どことなく寂し気な印象にもなってしまいます。前髪や顔周りの毛束にカールをつけた髪型を取り入れたり、メイクではチークを広めに入れたりアイラインを横長に引いたりして、顔の余白を埋めるのが小顔見えの秘訣ですよ。

大人っぽくクールな面長女性に似合う髪型の基本は、ずばり「ひし形シルエット」。顔型の理想といわれる卵型に近づくためには、ひし形シルエットに加えて（1）前髪にこだわる（2）パーマやカールで柔らかなニュアンスに（3）顔周りの毛束に動きをつける（4）トップにほどよいボリュームをプラス、の4点を意識しましょう。 

面長に似合う髪型のポイント1つ目は、前髪にこだわること。何も考えずにただ下ろしたり、サイドに分けたりする前髪だと面長の魅力を活かしきれず、お悩みもカバーできないため注意が必要です。

前髪ありなら顔の縦幅をカバーするようなボリューム感のある重めバングや、おでこを斜めに見せたサイドパートバングがおすすめ。前髪なしなら、サイドからかきあげてトップにボリュームを持たせたかきあげバングも小顔効果がありお似合いです。

面長に似合う「ひし形シルエット」の髪型にするためには、パーマやカールで髪に柔らかなニュアンスをつけるのもおすすめ。

ヘアスタイルのトップやサイドがまっすぐに下りていると、ストレートなラインによって面長の縦の長さを強調させることになってしまいます。そのため、毛先や髪型全体にはカールをつけて自然にボリュームアップさせ、ふわっとしたサイドの髪をつくるように調整しましょう。

面長さんのお悩みを解消する髪型のポイントは「パーマやカールで柔らかなニュアンスをつけること」とお伝えしましたが、とくに顔周りの毛束には注意を払いましょう。髪型全体がひし形になっていたとしても、顔周りにストレートの毛束が入ると面長感を助長し、小顔ヘアから遠のいてしまいます。

顔周りの毛束には必ずパーマやコテで動きをつけ、全体のバランスが取れた面長向け小顔ヘアに仕上げましょう。