出典:adobestock
ティントリップのきれいな塗り方とは?24時間発色し続ける魅力的な口元を目指そう
鮮やかできれいな発色を叶えられると話題のコスメ「ティントリップ」。食事をしたりマスクをつけたりしても長時間落ちないとされるアイテムも多く、使い勝手のよさから人気を集めています。
今回は、人気のティントリップの塗り方について、基本の手順を徹底レクチャー。よりきれいで落ちない仕上がりを叶える塗り方のコツから、おすすめの人気アイテムまでをご紹介しているので、ぜひ最後までチェックしてください。
ティントリップの特徴と種類は?
メイクを引き立てる「ティントリップ」の魅力
ティントリップは、美容大国である韓国で人気に火がついたアイテムです。ティントには「染める」という意味があり、塗布することで唇を染め上げて、口紅やグロスにはない鮮やかな色合いに発色してくれます。
色持ちがよくきれいな色合いを保てるため、メイク直しの手間を省略できますよ。唇の温度や水分量によって、色づき方が変化するのも魅力のひとつ。発色のよさと簡単には落ちない機能性から、日本でも定番のコスメとして愛されています。
ティントリップの種類
ティントリップの種類は、大きく分けて5つです。ここでは、各種類の形状やテクスチャー、発色の違いなどについて解説します。
ウォータータイプ
ウォータータイプのティントリップは、水のようにサラサラとした軽いテクスチャーをしています。ベタつき感が少なくなめらかな感触でよくのび、唇へのなじみがよいことが特徴です。
均一な塗り方はもちろん、きれいなグラデーションを作りやすいのが嬉しいポイント。ベタベタとした重い使い心地が苦手な方や、グラデーションの発色を楽しみたい方に人気ですよ。
ただ、少しムラが出やすいため初心者が扱う場合は塗り方にコツが必要です。
オイルタイプ
唇が乾燥しやすい方から人気を集めているのが、オイルタイプのティントリップ。名前の通り油分が多く含まれており、つけ心地がしっとりとしています。ほかの種類と比べて保湿力が高いので、唇のカサつきを防ぎながら、ティントならではの鮮やかな発色を楽しめますよ。
テクスチャーもなめらかで、塗り方のコツいらずでスルスルとスムーズに塗布できます。うるおい感のある使い心地を求める方におすすめです。
グロスタイプ
ほどよく粘度があるとろりとした質感と、しっとりうるおい感のあるつけ心地が特徴のグロスタイプ。基本的には、発色が穏やかな種類が多く見られます。唇に、やさしい色味とナチュラルなツヤをプラスできますよ。保湿力が高いので、唇が乾燥しやすい方にも人気です。
やや発色にムラが出やすいほか、多くつけすぎるとベタベタの重い仕上がりになってしまうため、塗り方のコツをしっかり覚えましょう。
スティックタイプ
スティックタイプは、固形状でバームのようなこっくりとした質感が持ち味です。芯を繰り出して使う仕様で、チップやブラシなどを使わなくてもそのまま直塗りできます。
グラデーションを作るのは難しいタイプですが、塗り方のコツが不要でムラなくきれいに塗りやすいため、初心者の方にとくに人気です。比較的色持ちがよく、鮮やかで落ちないティントの色づきをたっぷりと楽しめますよ。
パックタイプ
パックタイプのティントリップは、色のついたシートを唇に貼って発色させるものです。
ウォータータイプやグロスタイプなどと比べて発色が鮮やかで、きれいな色味を長くキープしてくれます。より落ちない仕上がりを求める方や、唇をくっきりと色づけたい方にもってこいです。
ただし、唇からはみ出さないよう慎重に貼りつける必要があるなど、コツをつかむまでは扱いにくさを感じる場合があります。
簡単に落ちないからこそ、塗り方が大切!
どのタイプも、きれいな色合いと色持ちのよさが魅力です。一度塗って色味を定着させた後は簡単には落ちないので、口紅やグロスを修正するような手軽な塗り直しは難しいとされています。
落ちないからこそ、最初の塗り方がリップメイクの仕上がりを左右する、ということを頭に入れておきましょう。次の章からは、ティントリップをきれいに仕上げる塗り方のコツについてご紹介します。
<基本>ティントリップのきれいな塗り方
ティントリップを塗る前の基本の下準備
唇を念入りに保湿する
ティントを塗る前の基本的な準備として、まずは唇の保湿を行いましょう。
始めに、唇に付着している汚れをティッシュで拭き取ります。清潔な状態に整えたら、手持ちのリップクリームや保湿バームなどを塗ってうるおいを与えましょう。
上下の唇のすみずみをまんべんなく保湿ケアしてください。唇がしっとりなめらかな手触りになったら、保湿完了です。
余分な水分・油分はオフ
唇に残っている余分な水分や油分をオフしておくことも、ティントの塗り方の基本です。唇の水分や油分が過剰な状態だと、ティントがうまく定着せず、思い通りの色合いにはなりません。
リップクリームなどで保湿して、ある程度うるおいがなじんだら、ティッシュで水分と油分をオフしましょう。ゴシゴシこすると必要なうるおいまで失われてしまうので、軽く押さえるくらいでOKです。
少しずつ丁寧に塗る
ティントの塗り方のワンポイントは、部分部分に少量ずつ丁寧にのせることです。唇の両端まで一息で塗ろうとするとティントがはみ出したり、塗布量がバラついて塗りムラが出たりしてしまいます。
とくに初心者の場合は、その後うまく修正できず色味が定着してしまい、アンバランスなメイクに仕上がる可能性も。広い範囲へ一気にのばさず慎重に広げることを、塗り方の基本的なコツとしてチェックしておきましょう。
上下の唇は別々に塗る
ティントの塗り方の基本として、上下の唇を別で順番に塗ることも押さえておきましょう。一般的な口紅やグロスでは、どちらか一方にのばした後、上下の唇をすり合わせて色味をなじませる塗り方をします。
しかしこの方法で塗ると、唇の輪郭からティントがはみ出したり発色にムラが出たりと、きれいな仕上がりにならない場合が。上下別々に塗って、唇をすり合わせないよう意識してください。
ティントリップの基本の塗り方4ステップ
(1)下唇の中央から左右へ広げる
まず、下唇から塗っていきます。下唇の中央にティントを置き、左右の口角に向かって動かすようにのばしましょう。
口角を上げてほほ笑むような口の形を作っておくと、塗り残しがなくきれいに広げられます。一度にたっぷり塗ると失敗する可能性があるため、薄く色づく程度の塗り方でOKです。下唇に塗り終えたら、口を少し開いて唇の内側にも塗りましょう。
前歯や舌にティントがついてしまうので、軽くひと塗りするくらいを意識してください。
(2)(1)と同じように上唇にも広げる
続いて、上唇の塗り方です。(1)の下唇と同様に、中央から左右の口角に向かってティントをのばしましょう。上唇は下唇と比べて幅が薄い場合が多いので、口角を上げてほほ笑みながら口を少し開けた状態で塗るのがコツです。また、スティックタイプなら芯の角を、オイルやグロスタイプであればチップの先端を使うと、よりきれいに塗布できます。
(3)上唇の山には「ちょんちょん塗り」でのせる
上唇全体にある程度塗り終えたら、唇の山の部分も仕上げていきます。ワイパーのように動かして左右にのばす塗り方ではなく、ティントを1点1点置くように塗る「ちょんちょん塗り」で広げてみましょう。
スティックの角やチップの先端を活用して、唇の山の部分を縁取るように慎重に塗ってください。細部まで丁寧に塗ることを基本のコツとして覚えておくと、一層洗練されたリップメイクに仕上げられます。