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「乳液」と「クリーム」って何が違う?特徴を理解して自分に合うスキンケアを見つけよう!
乳液とクリームは、どちらもとろみのある保湿アイテムです。どちらも似ているテクスチャーをしていますが、この2つには具体的にどういった違いがあるのかご存知でしょうか?
今回の記事では、乳液とクリームが担っている役割や特徴、使い分けや併用の方法などについてご紹介します。肌タイプなどによっても使い方に違いがありますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
クリームはしっかり保湿したい方や乾燥肌の方におすすめ
クリームはかなりこってりとしており、より保湿されている印象が強いです。そのため、うるおいをきっちり閉じ込めたい方や肌のカサつきに悩んでいる方におすすめ。
スキンケアの最後に顔全体に塗ると、化粧水などで補給された水分がしっかりと閉じ込められ、もちもちのうるおい肌になります。とはいえ季節などによってはべたつく可能性もあるので、時期によって使い分けるなどの工夫をしてもいいかもしれません。
乳液とクリーム、両方使っても大丈夫か?
乳液とクリームは両方使うべき?
ここで疑問なのが、2つのアイテムを両方使っても大丈夫か?という点について。使用感は違うものの、どちらも保湿力の高いアイテムなので、両方使っても大丈夫かどうか悩みますよね。両方を使いたい場合は、ご自身の肌質や季節による乾燥具合によって判断することが大切です。
ここではスキンケアの際に両方使っても大丈夫かどうか、使い方の具体的な方法について詳しくご紹介しましょう。
両方使っても大丈夫!ただし条件あり
結論から述べると、乳液とクリームは両方使っても大丈夫です!正しい方法で併用することで、うるおいを含んだみずみずしいもち肌を目指すことができますよ。
ただし、使い方によっては油分過多になって肌荒れやニキビの原因になってしまうことも。そのため、正しい方法で使用することが何より大切です。
乾燥が気になるときは両方使おう
秋や冬などの空気の乾燥が気になる季節はもちろん、夏はエアコンなどで空気が乾燥することもしばしば。肌のカサカサが気になるときは、乳液とクリームを両方使うことで肌のみずみずしさをばっちり保つことができます。
とはいえ、夏は汗をかきやすくべたつきが気になる季節。毎日両方を使ってしまうと、顔がテカテカになってしまうこともありますよね。そのため、とくに乾燥が気になるときだけピンポイントで併用することがおすすめ。
肌タイプによっても使い分けが必要
スキンケアは、ご自身の肌に合っているかどうかが非常に重要なポイントです。脂性肌の方が毎日両方を使ってしまうと、べたつきが気になってしまうことも。
また、敏感肌の方も注意が必要です。敏感肌の方は季節や肌の調子に合わないスキンケア方法やアイテムを使用することで、肌荒れやニキビを引き起こしてしまう可能性が高くなります。どちらのアイテムにも油分が十分に含まれるため、使用頻度などを守って適切なバランスを保つように注意してくださいね。
油分過多になると肌荒れやニキビの原因にも
敏感肌の方は油分過多にとくに注意…とお伝えしましたが、どの肌質の方も気を付けなければなりません。 肌のうるおいは水分によって保たれています。油分は、水分が逃げださないように肌表面に膜を張っているようなイメージ。
そのため、油分過多になると膜が厚くなりすぎて、雑菌が繁殖する原因になってしまうことも。
肌表面に雑菌が繁殖すると肌荒れやニキビを引き起こす原因になりますので、あくまでも適量に留めておきましょう。
両方使う場合の塗る順番や注意点は?
スキンケアの基本の手順
乳液とクリーム両方を使う場合の塗る順番や注意点を紹介する前に、まずスキンケアの基本の順番を確認していきましょう。スキンケアの基本の順番は以下の通りです。
- 1.洗顔をしてタオルで軽く水分を拭き取る
- 2.化粧水をたっぷり付けて水分を補う
- 3.美容液がある場合はこのタイミングで付ける
- 4.乳液またはクリームで蓋をして水分を逃がさないようにする
スキンケアのタイミングやアイテムの種類で順番が多少異なることはありますが、基本的には油分の少ないものから順に付けていくように心がけましょう。
【注意点1】順番や注意点を守らないと肌に悪影響を及ぼすことも
スキンケアアイテムを塗る順番には決まりがあります。正しい順番を守らなかったり、誤った使用方法でスキンケアをしてしまったりすると、肌に悪影響を及ぼすことも。
ここからは、乳液とクリームを両方使用する場合の順番や使い方における注意点についてご紹介していきます。
【注意点2】基本的には乳液→クリームの順番
スキンケアアイテムは、基本的に水分が多く含まれるもの→油分が多く含まれるものの順番で使用します。クリームよりも乳液のほうが水分量が多いアイテムなので、基本的には乳液→クリームの順番で行います。クリームを先に使用してしまうと、肌表面に油分の膜ができて水分がはじかれてしまい、肌に浸透※しにくくなるからです。
また、アイテムによっては使用する順番や方法が定められていることもあるので、きちんと説明を読んでから使用するように心がけてくださいね。
※角質層まで
【注意点3】化粧水や美容液は油分の少ない順に付ける
化粧水や美容液の順番も、先ほどと同じように水分→油分の多いアイテムです。化粧水や美容液は水分を多く含む商品なので、化粧水→美容液のあとに乳液→クリームという順番が基本。
化粧水で水分補給をし、美容液に含まれる美容成分を肌にのせた後に乳液やクリームでふたをすることで、水分や美容成分が流出しにくくなります。同じアイテムを使っても、誤った順番で使用すると効果が半減してしまうため、十分に気を付けてくださいね。
【注意点4】どんなときでも化粧水はたっぷりと!
「乳液やクリームでもみずみずしさを保てるなら、化粧水は必要ないのでは?」という疑問を抱くかもしれません。しかし、これは大きな間違い!
化粧水は水分を補給、乳液やクリームは油分を補給するのが基本的な働きです。そのため、化粧水による水分が不足してしまうと肌が乾燥し、かさついてしまいます。どんなときでも化粧水による水分補給はしっかりと行ってくださいね。
【注意点5】肌に合わない場合は使用を中止する
どのスキンケアアイテムにも言えることですが、肌に合わないと感じた場合はすぐに使用を中止してください。肌に合わない化粧品などを使い続けていると、余計に肌荒れがひどくなったり、肌に悪影響を及ぼしてしまったりする可能性が高くなります。
どんな方にも合う・合わないものはありますし、すべての方に合うような化粧品はありません。そのため、自分に合ったアイテムを見極めることが大切です。
乳液とクリーム、どう使うかは肌タイプ次第!
今回の記事では、乳液とクリームの違いや使い分けの方法や注意点、乳液とクリームを両方使っても大丈夫かどうかについてご紹介しました。
乳液とクリームには、油分と水分の配合バランスや使用感に違いがあります。とはいえどちらも保湿に特化しているものなので、季節や肌タイプによって使い分けることが大切。
かさつきが気になる季節や肌タイプによっては両方使ってもOKですが、乳液→クリームの順番を守るように心がけましょう。それぞれ賢く使い分けて、もちもちの肌を手に入れましょう。