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フェイスパウダーの使い方まとめ。今更聞けない塗る順番や種類を知って目指せ「陶器肌」!
ツヤ感あふれる、なめらかなベースメイクを叶えられると人気の「フェイスパウダー」。メイクの仕上がりに違いが出るだけでなく、毛穴やテカリといった肌悩みをカバーできるものもあり、注目が集まっています。
今回は、そんな人気の優秀アイテム「フェイスパウダー」の使い方について徹底解説。種類の違いや自分に合った商品の選び方、使う順番など、改めておさらいしたいフェイスパウダーの基本をご紹介します。
カラーの種類も豊富
フェイスパウダーは質感だけでなく、カラーの種類にも違いがあります。
定番のベージュやオークル系カラーの他、肌のトーンを調節するグリーンやピンク、パープルといったコントロールカラーなど、種類はさまざまです。
複数のカラーが一緒になっていて、色をブレンドしながら使うタイプも人気を集めています。
くっきりとした色がつくわけではありませんが、肌悩みや仕上がりの好みに合わせて選べるので、質感の違いと併せてチェックしてみてください。
自分にぴったりのフェイスパウダーの選び方
ベースメイクの仕上がりをイメージした選び方
ルースパウダーやパール配合タイプは自然なツヤ肌に
ソフトでナチュラルなベースメイクが好きな人には、軽いつけ心地のルースパウダーがおすすめです。薄づきなので厚塗り感や圧迫感が出にくく、柔らかくやさしげな印象に仕上げられます。
また、パールが配合されているかどうかも、フェイスパウダーの選び方で押さえておきたいポイント。
微細なパールが入っている種類であれば、肌に自然なツヤ感とさりげない透明感を演出できますよ。
マットな陶器肌には均一に仕上がるプレストパウダーを
ふんわりなめらかなマット肌を叶えたい人は、肌にしっかりとフィットするプレストパウダーから探すのがおすすめの選び方です。
プレストパウダーはルースパウダーと比べてカバー力が高いため、より均一でムラのないベースメイクに仕上がります。肌悩みをカバーしたい人や、フォーマルなシーンで使いたい人にもぴったりです。
ツヤ感を与えるパールが無配合のものを選ぶと、一層落ち着きのあるマット肌を目指せますよ。
肌のトーンや悩みに合わせた選び方
自分の肌の色や、カバーしたい肌悩みに応じた選び方もおすすめです。
ここでは、カラー別でフェイスパウダーの特徴と向いている肌タイプをご紹介します。
<ベージュ・オークル>初心者も使いやすい
フェイスパウダーを初めて購入する人や毛穴や色ムラといった肌悩みがある人は、ベージュ・オークル系の種類に絞った選び方がおすすめです。
これらは他のカラーと比べてカバー力が高く、肌の色にも近いため使う人を選ばないという特徴があります。肌悩みをしっかりカバーしつつ、使い方に慣れていなくても自然なベースメイクに仕上げられますよ。
また、ファンデーションを使わないオフの日の、軽いメイク用として使いたい人にもぴったりです。
<ピンク・パープル>くすみのカバーに
暗くくすみがちな肌の人は、ピンクやパープル系のフェイスパウダーをチェックしてみましょう。
これらのカラーには、肌のくすみをカバーして透明感を演出できるメイク効果が期待できます。
肌全体に使うのはもちろん、頬などくすみが気になる部分だけポイント使いするのもおすすめ。
とくに、ピンクカラーは透明感と併せて自然な血色感をプラスしたい人に、パープルカラーは明るいトーンの色白肌に見せたい人に人気です。
<グリーン>赤みが気になる肌に
グリーンカラーのフェイスパウダーは、頬や顎など肌の赤みでお悩みの人にうってつけです。「赤」と正反対の色であるグリーンを取り入れることで、赤みをカバーして均一な肌色に整えられます。
コンシーラーやメイク下地などを使うよりも、よりナチュラルにさりげなくカバーできるのがフェイスパウダーの持ち味。「厚塗り感は出したくないけれど赤みが気になる…」という人は、ぜひ選び方の参考にしてくださいね。
<クリア>透明感のあるナチュラル肌に
ファンデーションの色を活かしてベースメイクを仕上げたい人には、クリアカラーのフェイスパウダーが人気です。カラーとしてのカバー力はありませんが、自然なツヤ感と透明感をプラスしてくれます。
ファンデーションや下地の色合いに左右されないため、普段使っているアイテムを問わず幅広く活用できるのも嬉しいポイント。厚塗り感を出したくない人にもおすすめの種類です。
肌質や配合成分による選び方
乾燥肌の人は、配合されている保湿成分に着目した選び方がおすすめです。
フェイスパウダーの成分表示で、「ヒアルロン酸」「グリセリン」「コラーゲン」といった保湿成分が含まれているかを確認してみましょう。これらの保湿成分がより多く配合された商品であれば、カサつきにくくしっとりとした質感の肌に仕上げられます。
保湿成分の種類や配合量によってつけ心地に違いが出るので、購入前にしっかりチェックしてくださいね。
使うシーンに合わせた選び方
外出先でもフェイスパウダーを使用したい人は、扱いやすさに注目して種類を選んでみましょう。使うたびに粉を出す必要があるルースパウダーよりも、コンパクトケースに入ったプレストパウダーの方が、携帯しやすく気軽にメイク直しができます。
また、ミラーやパフなどがセットになっているかどうかも、使い勝手のよさを左右する重要なポイントです。少ないアイテムでスマートに持ち歩きたい人は、選び方の参考にしてくださいね。
フェイスパウダーをつける順番と基本の使い方を伝授!
より美しいベースメイクに仕上げるための、フェイスパウダーをつける順番と使い方をご紹介します。どれも基本の重要なステップなので、しっかり覚えておきましょう。
フェイスパウダーをつける前の下準備は?
フェイスパウダーを使う前の下準備の基本は、スキンケアを丁寧に行うことです。洗顔で肌を清潔にし、化粧水や乳液を使って肌に水分と油分をたっぷりと補います。
素肌がうるおいで満たされた状態でメイクをスタートすれば、フェイスパウダーだけでなく、日焼け止めやファンデーションなどもよりしっかりと肌に密着してくれますよ。
ベースメイクの仕上がりに違いが出る大切なポイントなので、忘れずに行ってくださいね。
つける順番を守ることが使い方の基本
美しく整ったベースメイクに仕上げるために、フェイスパウダーは使い方の順番を守って正しくつけましょう。
基本的にフェイスパウダーは、日焼け止めや下地、ファンデーション、コンシーラーなどをすべて塗り終えた後の「仕上げ」の段階で使います。ルースパウダー・プレストパウダー・カラーフェイスパウダーのどの種類であっても、使い方の順番は同じです。
<ブラシ編>フェイスパウダーの基本の使い方
まずは、ブラシを活用したフェイスパウダーの使い方から。ふんわりナチュラルな仕上がりを好む人は必見です。
(1)ブラシにつけたら余分な粉を落とす
始めに、くるくると円を描くようにブラシを動かしてパウダーをつけます。ブラシの全体にパウダーがついたら、毛先を手の甲にトントンと当てて、余分な粉を落としましょう。
ルースパウダーの場合は、粉を出しているケースの縁でブラシの柄を叩くのでもOKです。
このひと手間をくわえることで、肌にパウダーがつきすぎるのを防ぎ、軽やかでナチュラルな印象に仕上げられます。
(2)顔の中心から外側へ順番につける
次に、顔の中心部分から外側に向かって、ブラシで肌をなでるようにフェイスパウダーをつけていきます。
密着力の高いプレストパウダーは、サッとひと塗りする程度の使い方がおすすめです。皮脂が出やすいTゾーンには、重ねづけしてもOK。
ルースパウダーであれば、頬やおでこなど部分ごとにくるくる円を描くようにして、少しずつパウダーをのせてください。
どちらの種類の場合も、塗りにくい小鼻のキワなどはブラシの先端で丁寧につけましょう。
<パフ編>フェイスパウダーの基本の使い方
続いて、パフを使ったフェイスパウダーのつけ方をご紹介。プレストパウダーとルースパウダーで使い方のコツが変わるので、しっかりチェックしてくださいね。
(1)パフにまんべんなくつくよう、余分な粉を落とす
プレストパウダーの場合は、パフの上半分ほどのスペースにつけましょう。厚塗りを防ぐために、手の甲などへ押し当てて余分な粉を落としてください。
ルースパウダーは、粉が入っている容器にパフを密着させ、上下に数回振ってパウダーをつけます。
その後、パフを半分に折って重ね合わせ、全面にパウダーをなじませましょう。ルースパウダーはとくに粉が固まってつきやすいため、このステップを忘れず行ってください。
(2)種類の違いによるつけ方のコツをつかんで
プレストパウダーの場合、パフは横にすべらせず、肌に押し当てて置くようなイメージでつけましょう。ムラにならず、肌全体にまんべんなくパウダーをつけられます。
ルースパウダーであれば、「顔の中心から外側」「下から上へ」という順番でのせるのがおすすめです。軽いつけ心地のルースパウダーを、よりしっかり肌に密着させられます。
どちらを使う場合も、小鼻や目の周りなど塗りにくい部分には、ポンポンと点置きでのせてください。
フェイスパウダーの基本を覚えて、つるんと美しい陶器肌へ
フェイスパウダーの基本や種類、選び方をご紹介しました。フェイスパウダーについてあまり詳しくなかった人も、種類による使用感の違いや正しい使い方の順番を理解できたのではないでしょうか。
基本の使い方を知っておけば、迷うことなくスムーズにメイクができます。今回解説した内容を参考に、自分の肌に合うフェイスパウダーを選んで、毛穴やテカリが目立ちにくいなめらかな陶器肌メイクを楽しんでくださいね。