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コンシーラーを使うタイミングはいつ?基本の順番から選び方まで正しく覚えておこう!
ファンデーションだけでは隠し切れない、シミやそばかすなどの肌悩みをカバーできる「コンシーラー」。ベースメイクをきれいに見せてくれると人気ですが、使う順番や塗り方の注意点を知っていますか?
今回は、メイクの基本として覚えておきたいコンシーラーを塗る順番を徹底解説。コンシーラーの使い方のコツや注意点、人気アイテムから自分に合うタイプを見つけるための選び方など、使う順番とあわせて役立つ情報をお届けします。
コンシーラーは広範囲へ塗りすぎない
コンシーラーを使いすぎないことも、基本の塗り方として注意しておきたいポイントです。肌悩みを入念にカバーしたいからといって、頬や顎、おでこなど顔全体にたっぷり塗ると、厚塗り感が出てのっぺりとしたメリハリのないメイクになってしまいます。
肌悩みが多くても、コンシーラーの塗りすぎは禁物です。必要な量だけを気になる部分にのみ使って、それ以外の部分は化粧下地やファンデーションなど別のアイテムでカバーするように意識してみましょう。
<肌悩み・アイテムタイプ別>コンシーラーの選び方
クマやシミ、そばかすなど、コンシーラーでカバーしたい肌悩みはさまざま。より効果的にコンシーラーを使うためには、求める悩みに合うアイテムを選ぶことが大切です。
ここでは、肌悩みやアイテムタイプ別でコンシーラーの選び方をご紹介します。使う順番と同じくらい大切なポイントなので、しっかりマスターしてくださいね。
肌悩み別の選び方(1)クマのカバー
青クマには「オレンジ系」
目の下の皮膚を軽く引っ張ってクマの色が薄くなる場合、青クマに分類されます。基本的にストレスや睡眠不足、疲労などが原因で現れるものといわれており、メイクをしても具合が悪そうな印象を与えがちです。
そんな青クマのカバーには、「オレンジ系」のコンシーラーを選んでみましょう。オレンジ系は青い色味をぼかし、健康的で生き生きとした印象に見せてくれるので、元気がなさそうに見えやすい青クマ対策に人気です。
黒クマには「ベージュ・オークル系」
黒クマは、目元のくぼみやたるみが影のようになることで見えるものです。年齢によるたるみや、もともと皮膚が薄いことなどが原因といわれています。
顔の印象を暗く見せがちな黒クマのカバーには、肌色よりもワントーン明るい「ベージュ・オークル系」のコンシーラーが人気です。
肌の色味に近いこれらのタイプを使うことで、黒クマをナチュラルに目立たなくできます。
パール配合のハイライト系コンシーラーで、明るいツヤをプラスするのもおすすめですよ。
茶クマには「イエロー系」
茶クマの原因は基本的に、紫外線による色素沈着や過剰な洗顔などの摩擦で皮膚が厚くなることが考えられます。ほかのタイプのクマと比べて、メイクやケアをしてもすぐに解消されにくいことが特徴です。
そんな茶クマは、クマ自体の色味に近い「イエロー系」のコンシーラーがおすすめ。厚塗りになりにくく、さりげなくクマを目立たなくしてくれます。コンシーラーでカバーするだけでなく、毎日のスキンケアで肌にたっぷりとうるおいを与えることも大切ですよ。
肌悩み別の選び方(2)くすみのカバー
くすみでお悩みの方には、肌を明るい印象に見せてくれる「ハイライト系」のコンシーラーに絞った選び方がおすすめです。くすみを隠そうとカバー力に優れたアイテムを重ねづけすると、厚塗り感が出て重たいメイクになってしまいます。
ハイライト系のコンシーラーを使うことで肌に自然なツヤをプラスし、透明感のある明るい印象に仕上げられますよ。
くすみを目立ちにくくして、ナチュラルな雰囲気に見せたい方にも人気です。
肌悩み別の選び方(3)シミ・そばかすのカバー
シミやそばかすを隠すのにコンシーラーを活用したい方は、シミの濃さやそばかすの範囲でタイプを選びましょう。色味の濃い小さなシミやそばかすには、肌よりワントーン暗い色のスティックやペンシルタイプがおすすめです。必要な部分だけをピンポイントでカバーできます。
反対に、色味が薄く広範囲に出ているシミやそばかすのカバーには、肌に近いトーンのリキッドやクリームコンシーラーがうってつけです。のびがよいため、不自然に浮くことなくナチュラルになじませられます。
肌悩み別の選び方(4)ニキビのカバー
ニキビやニキビ跡のカバーには、肌色よりもワントーン暗いカラーのコンシーラーを使うのがおすすめです。クリームタイプであれば、なめらかな質感でやさしくフィットしてナチュラルに仕上げられます。
ただし炎症を起こしているニキビには、コンシーラーを塗るのを控えましょう。無理にベースメイクアイテムを重ねると肌に負担がかかり、ニキビの状態が悪化する可能性が。
どうしてもニキビが気になるときは、肌に負担がかかりにくい薬用タイプを選んでみてください。
肌悩み別の選び方(5)肌の赤みのカバー
小鼻のキワやニキビ跡など赤みが出ている部分のカバーには、赤みを目立たなくしてくれるグリーン系のコンシーラーが人気です。カバー力が高めのスティックタイプも使いやすいですよ。
ただし頬全体など赤みが広範囲にある場合、コンシーラーだけで隠すのはやや無理があります。重ねづけすると厚塗り感が出て不自然に見えてしまうので、化粧下地やコントロールカラーを上手に活用してください。
アイテムタイプ別の選び方(1)スティックコンシーラー
スティックコンシーラーは芯を繰り出して使うタイプで、やや硬めのテクスチャーをしています。肌にぴたっと密着してくれるので、比較的カバー力に優れていることが魅力です。
シミやニキビ跡など、ピンポイントでしっかり隠したいお悩みがある方におすすめですよ。ただし、スティックタイプは密着力が高い分保湿力が低めなので、乾燥しやすいことが注意点として挙げられます。いつも以上に入念に事前のスキンケアを行うなど、使い方を工夫してくださいね。
アイテムタイプ別の選び方(2)リキッドコンシーラー
リキッドコンシーラーは水分量が多く、みずみずしいテクスチャーをしていることが特徴。形状は、リップグロスのようなチップ型や筆ペンのようなブラシ型などさまざまです。
アイテムによって差はありますが、水に近いサラサラとしたタイプはナチュラルに、とろりと濃厚なタイプはカバー力が高めで濃いめに仕上がる傾向が見られます。スティックタイプと比べて肌にスーッとのばしやすいので、広範囲の肌悩みをカバーしたい方に人気です。
アイテムタイプ別の選び方(3)クリームコンシーラー
スティックとリキッドの間くらいの、やわらかくなめらかな質感をしているのがクリームコンシーラーの持ち味です。やや薄づきであるためカバー力は低めですが、基本の順番を守って使えば、広範囲にのばしてもナチュラルな印象に仕上げられます。コンシーラーを使い慣れていない初心者の方に人気です。
また、クリームタイプの多くが保湿力に優れている傾向があります。カサつきが気になる乾燥肌の方や、繊細で乾燥が目立ちやすい目元のカバーにも使いやすいですよ。
アイテムタイプ別の選び方(4)ペンシルコンシーラー
ペンシルコンシーラーは、狙った部分をピンポイントでカバーしやすいことで人気です。クレヨンのような形をした固形状のものや、先端にブラシがついていて液が染み出すタイプなど、さまざまな形状のものが見られます。
ブラシなど道具を使わず直接塗布できるのもメリットのひとつです。点々と複数の箇所にあるシミやそばかすなどを、丁寧にカバーしたい方におすすめですよ。細かな部分も塗りやすいので、小鼻や口周りのキワなどに使う場合にも向いています。
使う順番を正しく覚えて、コンシーラーを上手に使いこなそう!
今回は、コンシーラーを使う順番と選び方のコツを解説しました。何となくコンシーラーを使っていた方も、きれいなメイクを叶える基本の順番や塗り方の注意点をおさらいできたのではないでしょうか。
正しい順番でコンシーラーを活用できれば、いつものベースメイクもワンランク上の洗練された印象に仕上げられます。ご紹介した内容を参考に、人気アイテムからお気に入りのコンシーラーを見つけて、上手に使いこなしてくださいね。