アルガンオイルはヘアケアとしての付け方だけでなく、髪のスタイリングにも活用できます。ドライヤーでのブローやヘアアイロンなどでスタイリングをした髪に、適量をなじませるだけで自然なウェット感とまとまり感を演出できますよ。

ただし、アルガンオイルは保湿力が高いため、頭皮に近い部分から付けると重い仕上がりになってしまいます。まずは少量を手のひらによくのばして毛先を中心になじませ、物足りないようであればプラスする付け方がおすすめです。

アルガンオイルは、顔や体のお手入れでも魅力を発揮してくれます。その詳しい使い方とは？

ここでは、アルガンオイルでボディケアをする際の付け方についてご紹介します。

アルガンオイル初心者の方にもおすすめの使い方とは、ボディオイルとしての活用方法です。

アルガンオイルは保湿の役割に優れているので、ひじやひざなど乾燥が目立つ部分を効果的に潤し、なめらかな肌に整えてくれます。さらりとしていて肌なじみがよいため、肌に塗った後にベタつきにくいのも嬉しいポイントです。

適量のオイルを肌にのばすだけと、付け方も簡単。腕や脚を軽くマッサージしながらなじませるのがおすすめですよ。

アルガンオイルには、乾燥した肌に潤いを与えてやわらかな質感に整える役割があります。そのため、スキンケアの最初に使う「ブースターオイル」としての使い方もおすすめです。

洗顔後水気を拭き取ったら、アルガンオイル数滴を手のひらにのばして、プレスしながら素肌になじませましょう。乾燥によるゴワつきを軽減し、その後に使うスキンケアの通り道を整えてくれます。乾燥によってスキンケアがなじみにくいと感じる方は、ぜひ取り入れてみてください。

肌の乾燥やゴワつきでお悩みの方にぴったりなのが、アルガンオイルを使ったオイルパックです。クレンジングや洗顔を終えた後、顔全体にたっぷりとオイルを塗ったら、ホットタオルをのせてパックをしましょう。肌に残ったオイルは顔をマッサージするなどして、そのままなじませてOKです。

タオルでフタをすることで、アルガンオイルの美容成分が角質層までよくなじみ、モッチリ肌に導いてくれます。体が温まる入浴中に行うのもおすすめです。

アルガンオイルは、クレンジングとしての使い方もおすすめです。乾いた手にオイルを適量取り、やさしく肌になじませます。メイクが浮いてきたら、ティッシュやコットンを軽く押し当てて油分を吸い取りましょう。ぬるま湯ですすいだ後、いつも通りに洗顔をして完了です。

美容効果の高いアルガンオイルは、肌の潤いを適度に守りながらやさしく洗い上げてくれます。ただし、濃いめのメイクは十分に落とせない可能性があるので、専用のリムーバーを使ってください。

さらりとした質感が特徴的なアルガンオイルは、ネイルオイルとして爪や指のケアに使うのもおすすめです。肌なじみのよいテクスチャーでベタつきにくいため、ものに触れる機会が多い指先にも心地よく付けられますよ。

付け方は、アルガンオイルを1～2滴ほど爪先に取り、指でくるくるとマッサージしながらなじませるだけ。乾燥した手指に潤いとツヤを与えてくれます。

アルガンオイルの特徴を活かした付け方として、乳液や保湿クリームに混ぜて使う方法もおすすめです。これらにアルガンオイルを1滴加えることで、テクスチャーがなめらかになって肌になじませやすくなります。

また、リキッドやクリームタイプのファンデーションにもプラスすると、のびがよくなるうえツヤ感のある仕上がりを作りやすくなりますよ。どちらの場合も入れすぎるとテカテカしてしまうので、1滴ほどを目安にしてください。

今回はアルガンオイルの特徴や役割、髪への付け方などをご紹介しました。アルガンオイルとは？とどう使えばよいか悩んでいた方も、特徴や魅力についてよく理解できたのではないでしょうか。

アルガンオイルには美容に嬉しい役割がたくさん。毎日のお手入れに少しずつプラスしていけば、髪から肌までをすこやかに保てますよ。

ご紹介した付け方を参考にアルガンオイルを取り入れて、なめらかなツヤ髪を目指してくださいね。