あると便利なお手入れ道具として、眉毛テンプレートがあります。もともと眉の形が左右対称ではないといった人や、眉のラインが上手に取れないという人に向いています。

人によって好みが分かれますが、いろいろな形のテンプレートが販売されているので使ってみるとよいでしょう。丁寧な整え方を目指す人や、理想の美眉を模索している人におすすめしたい方法です。

眉毛の手入れを始める場合、まずは先に記した美眉に向けた4つの条件を参考に、ガイドラインを描きます。アイブロウを使い、眉毛自体が太くならないように印をつけるのがコツです。眉山のポイント、眉尻のポイントなどはわかりやすいように少し強めに描き入れておきましょう。

テンプレートなどを当てて描く方法をとると、左右対称の眉が描けます。ここで、カットする部分、抜く部分、剃る部分などをチェックしてください。

次にガイドラインからはみ出したムダ毛の整え方に入ります。毛抜きを使って、ガイドラインから大きくそれた部分を抜きましょう。

眉下の毛を抜くときに痛みを生じることがあります。お風呂上りなど、毛穴が開いているときに毛抜きを使う方法をとると痛みが生じにくくなるので、おすすめですよ。

また、毛の流れにあわせて引き抜くことで抜けやすくなります。1本だけ生えていても眉山付近は抜かず、切る手入れ方法が無難です。

伸びた毛をトリミングします。眉毛用のコームを使うのがコツです。下から上へ生える毛から切りはじめましょう。コームの刃は上向きにしてください。まずは毛並みを整え、コームからはみ出した毛をハサミでカットします。

次に、眉山から眉尻にかけての毛はコームを斜め下向きに直してから使ってください。毛並みを整えてから、コームから逸脱した毛をカットします。少しずつカットしていくと、うまくいくでしょう。

眉毛をよく見ると、毛の流れができていることに気づきます。キレイに手入れをするためには、毛並みを整えながらトリミングすることが大切です。

カットをする際に眉頭（下から上）→眉山と眉尻（上から下）の順番を守ると、ボサボサの仕上がりになりません。眉山あたりの毛が濃くなりすぎるのも防げます。

一度に切ろうとせず、何度かコームを入れ直しながらカットすれば理想の美眉に近づきますよ。

伸びている毛をカットできたら、コームやスクリューブラシで毛並みを整えてから微調整を行います。眉頭は整え方が便利なスクリューブラシ、眉尻にはコームというように道具を使い分けて毛並みを整えましょう。

ガイドライン線からはみ出た毛があれば、カットしてください。しかし、やりすぎは禁物です。切りすぎると薄い眉毛に仕上がってしまうこともあるので、「ほどほどに」を心がけましょう。これで手入れ完了です！

手入れを済ませただけでは、「切りすぎた」といった気持ちを持つこともあるでしょう。キレイな美眉はメイクをもって完成します。

手入れは眉毛の黄金バランスを作る土台にすぎません。メイクの方法にコツを見いだすことで、華やかな顔立ちやナチュラルな雰囲気などを作れます。

メイクの方法を覚えれば眉毛だけが悪目立ちすることもありません。「眉毛を描く」メイクに苦手意識を持つ人は、この方法を実践してみるとよいでしょう。

眉カットなどで手入れをしたときはもちろん、メイクをする前には必ず眉の毛並みを整える方法をルーティンに組み入れましょう。メイク前に眉毛の長さが気になったら、都度カットできるメリットも生まれます。

毛の流れを整えるのは美眉への第一歩であり、メイクの理想的な土台作りにもなるのです。アイブロウなどのノリも向上するので、ポイントメイクを行う前に道具を使って整えてくださいね。

より理想的な自然さを引き出すためには、アイブロウパウダーをのせてぼかす方法がおすすめです。毛の流れに合わせて、ブラシを流していくとよいでしょう。

このプロセスでアイブロウとパウダーの色味をぼかすことで、自然な風合いが生まれます。過剰にメイクしたような眉にならずに済むでしょう。

最後の仕上げとして、さらにスクリューブラシなどで毛の流れを整えれば完成です。

眉毛の色について悩む人も見られます。髪色と肌の色、どちらに合わせるべきかといった内容です。

一般的な考え方としては、肌の色に合わせることとされています。

奇抜な髪の色の場合やファッション、眼鏡のデザインなどが影響する場合には、ファッションやデザインを優先した色合いに寄せることも一案です。オフィスシーンやナチュラルメイクが主な場合は、肌の色に合わせるとキレイに見えますよ。