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目の下の「クマ」ができる原因は?種類別のケア方法で老け見えを解消しよう
「夜更かしした」「ケンカして泣きはらした」など、目の下にできるクマの悩みは女性にとって切り離せないものです。それとは別に「スキンケアをちゃんとしているはずなのに目の下のクマが消えない」という悩みも。
この記事では、目の下にできるクマに着目して、その原因や改善方法などをまとめました。今日はとくにクマが目立つ!というときに、リカバーする方法も含めてご紹介します。
色素沈着型の「茶クマ」
茶クマは目の下の肌を指の腹で引いたときに、クマごと皮膚が動いたときに判断されます。そばかすやシミと同じ茶色系をしているところもポイントです。
茶クマは目の下にできた色素沈着で、目をこすることが多い場合や過剰なアイメイクが日常的だという場合に起こりやすいのが特徴。紫外線の影響やメイク落としきれなかった、乾燥肌のケアを怠ったというときにも目の下の色素沈着が起こりやすいので注意しましょう。
目の下のクマは改善できる?種類別に詳しく解説
黒クマは状況に応じた対処を!
目の下の黒クマは、加齢による目の下のたるみや骨格によって目が落ちくぼむ「奥目」のためにできる影であることがほとんどです。
年齢を重ねた人に多い黒クマですが若年層にもみられることがあり、表情がやつれて見えるといった難点も。影を消すためにメイクを施すことや、加齢による肌変化を進行させない工夫が必要です。
黒クマ対策の方法
軽度な黒クマだからといって油断は大敵。今のうちから年齢に負けないためのスキンケアを取り入れるのがおすすめです。すでに目の下がたるんでしまった、涙袋や下まぶたに厚みがあって黒ずみのような影が消せない場合、クリニックなどで治療する選択肢もあります。
しかし、費用面などの問題から現実的ではないという人は、メイクでカバーできるので安心してくださいね。目の下の黒ずみは「クマはメイクでカバー可能」の後半で解説します。
血行不良が大きな原因の青クマ
青クマは、静脈が透けて見えることで生じます。とくに血行不良や体の巡りに滞りが生じてしまうと、顔色そのものに影響が生じます。
日によって目の下が濃くくすんで見えるときや、青色というよりは紫色のように見えることもあります。目の下の皮膚は薄くて繊細なので、クマの範囲が広く見えることもあるかもしれません。体調に大きく左右されてしまうのが、青クマの大きな特徴といえるでしょう。
青クマ対策の方法
青クマを対策したい場合は、生活習慣の見直しがおすすめです。いうまでもなく睡眠不足の解消や、規則正しい食事がメインとなります。
しかし、皮膚の薄さは変えられませんし、血管が透けて見える状態は改善できません。少しでも血色を高めるためにマッサージをしたり、蒸しタオルなどで目の周りを温めたりしましょう。血行不良を改善させることで目の下のくすんだ印象をやわらげることができますよ。
茶クマは色素沈着が原因
茶色のクマは、シミが集まって茶色く見えるほか、目をこすることでできる色素沈着や角質肥厚が原因です。先にも触れたとおり、目の下は皮膚が薄いのでコンタクトレンズの着脱や、アイメイクの頻度が高い人などはできやすくなります。
また、目の下の皮膚は乾燥や紫外線に弱いので、スキンケアを怠ってしまえば色素沈着につながってしまいます。
茶クマ対策の方法
茶クマの改善方法は、色素沈着を薄くすることが先決になります。肌の新陳代謝を高めて、ターンオーバーを正しいサイクルに戻していくことが大切です。代謝を高めるために、眼球回りの皮膚を保湿し、美白効果のある化粧品でケアをしましょう。メラニン色素の発生を防ぐために目元の紫外線ケアを入念に行うと予防につながりますよ。
また、色素沈着に直結しやすいので目をこすらないことも大切です。花粉症などの目の症状は治療すること、グルーを使ったまつげエクステなどの過剰なアイメイクは避けることも視野にいれましょう。
内側から目の下のクマを解決する方法
茶クマと青クマは内側からのケアを意識
色素沈着型の茶クマと血管が透けて見える青クマは、体の内側から対策していくことが重要です。
青クマを完璧にはなくすことはできませんが、疲れて見える印象は打ち消せるでしょう。茶クマも時間をかけて薄くすることになります。
毎日ちょっとした方法を実践することで、クマを予防していくことが可能です。
茶クマは「代謝向上」がキーワード
色素沈着を薄くするには、肌の代謝を促すこともポイントです。肌の奥側(角質層)の細胞を活性化させ肌の代謝を促すことで、目の下を明るい肌に変えていきましょう。
肌の代謝を高めるためには水分やビタミンを摂ることとともに、洗顔などを適度に行い古くなった角質を取り除いてください。また、保湿化粧品を用い肌の乾燥を防ぐとともに、美白クリームなどを用いて肌に適度な栄養を与えることも一案です。
青クマは「体の巡り」を整えるのがキーワード
血管が透けて見える青クマは、体の巡りを整えて老廃物の滞りを防ぐことを念頭に置きましょう。
体に冷えがあると、血色の悪さが目立ってしまいがち。白湯を飲む、運動をする、衣服で体温調節をするなど体を温める工夫で青クマ対策を行いましょう。「目元だけのケア」にとらわれず、体全身のケアでクマを解決することを視野に入れてくださいね。