出典:adobestock
髪のパサつき・絡まりに効果的なリバースケアとは?ヘアケアの順番を変えて美髪へ
特別なアイテムをそろえる必要がなく、シャンプーとトリートメントの順序を逆にするだけで手軽に実践できる「リバースケア」。毛先の切れ毛やパサつきにトリートメント成分が髪の内部へ浸透し、なめらかで手触りのよいツヤ髪に導いてくれるヘアケアです。
今回はリバースケアのメリットやデメリット、おすすめの髪質といった基礎知識をはじめ、リバースケアのやり方や正しい順番、ダメージに効果的な手順まで詳しくご紹介します。
ダメージ毛におすすめ!効果抜群のリバースケアって何?
リバースケアは「シャンプーとトリートメントを逆にする」ケア
まずリバースケアとはどのようなケアのことなのかチェックしていきましょう。リバースケアとは「逆のケア」という意味で、トリートメントの後にシャンプーといういつもと逆転した順番で行うケアのこと。
ヘアダメージの原因としてシャンプー時の摩擦があげられますが、先にトリートメントをつけすべりをよくして傷みを防ぐだけでなく、トリートメント成分を髪の内部に浸透させてダメージ部分に潤いを与える効果があります。
リバースケアはどのような髪質の方におすすめ?
リバースケアを行うのにおすすめの髪質は、パサつきが気になる乾燥毛の方や手触りのゴワゴワ感が気になる方、静電気で広がりやすい方など、ダメージを受けた髪質全般。
その中でもとくにおすすめの髪質は、絡まりやすい軟毛の方。リバースケアを続けることでシャンプーやブラッシングの際の髪の絡まりが軽減し切れ毛が減るなど、効果を実感できるでしょう。
リバースケアアイテムのおすすめはあるの?
リバースケアのメリットは、特別なアイテムを揃えなくてもケアの順序を逆に行うだけでできる手軽さ。基本的には手持ちのシャンプーとトリートメントを使ったやり方でOKですが、もし新しくそろえるのであればオイルが配合されたトリートメントアイテムを使用するのがおすすめです。なぜならオイルは乾いた髪にも浸透しやすく、髪表面のすべりをよくしてくれるため。
アウトバスヘアオイルをお持ちの方は、活用してもよいでしょう。
リバースケアの適切な頻度は?
トリートメントの後にシャンプーをする、というケアの順番を逆にする簡単なやり方のリバースケアですが、効果を出すためにはどのくらいの頻度で行うのがよいのでしょうか?
洗い流さないヘアオイルを使った場合のおすすめ頻度は、週1回程度。オイルを使わずに通常のシャンプーの手順を逆転するやり方であれば、ダメージ具合に合わせて毎日実施するのもおすすめです。様子を見ながら、やり方や頻度を調節しましょう。
リバースケアのメリットと効果は?
シャンプー時の摩擦ダメージの軽減
リバースケアの基礎知識をチェックしたところで、どのようなメリットや効果があるのかをチェックしてみましょう。リバースケアの1番の効果は、髪にあらかじめ油分を与えてシャンプーの際の摩擦を軽減してくれること。
濡れた髪はとても柔らかくキューティクルが傷つきやすい状態ですが、先にトリートメントやヘアオイルをつけることですべりをよくしシャンプー時のダメージを防いでくれる効果があります。
髪や頭皮の汚れが落ちやすくなる
リバースケアの2つ目のメリットは、油汚れが落ちやすくなること。1日過ごした後は毛穴から出た汗や脂、ワックスなどのスタイリング剤で汚れていますが、ここにトリートメントの油分が混ざることで汚れが浮きやすくなり、その後のシャンプーでしっかりと落とせます。
毎日シャンプーしているけれどもベタつきが気になる、汚れが落ち切れていない気がする、という方におすすめです。
広がりやすい髪がボリュームダウンする
リバースケアは、シャンプーをする前の手順でトリートメントやオイルなどをつけるケア方法です。とくにオイルをつける手順だと乾いた髪につけるやり方がおすすめのため、濡れた髪に塗布するより美容成分が髪の内部へ浸透しやすく、ダメージケアに効果的。
さらにトリートメント成分をしっかり髪へ浸透させることで、乾燥で広がりやすい髪やくせ毛のボリュームをおさえストンとなめらかな美髪に導く効果も期待でき、くせ毛さんにもおすすめです。
なめらかな指通りの髪になる
リバースケアを実践したときにまず感じる効果としてあげられるのが、なめらかな指触り。リバースケアのメリットとして「シャンプーの際の摩擦を予防すること」とお伝えしましたが、このおかげでキューティクルが守られつるんとした手触りに整えてくれます。
さらに乾燥してごわつくダメージ部分にトリートメント成分が髪内部へ浸透することによって、毛先まで手ぐしが通るスルンとしたなめらかさを実感できるはずです。