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ココナッツオイルの使い方はたくさんある!食用や美容に上手く活用してみよう
甘い香りが人気のココナッツは、スイーツなどでよく用いられますよね?ココヤシの実から搾汁したオイルは、食事作りだけではなく美容の面でも重宝されています。日本でもダイエットにおすすめのオイルと紹介されてからココナッツオイルが広まり、日常的に購入できるようになりました。
この記事では、ココナッツオイルの美容効果について紹介します。美容面での使い方のほか注意点もまとめているので、身近なものでキレイを目指したい人は必見です!
ビタミンEが豊富!
バージンココナッツオイルは、抗酸化物質ともいわれるビタミンEの量が豊富です。ビタミンEは体の代謝を促す効果があり、ダイエットや美白・美肌にも役立ちます。また、抗酸化作用によって年齢に負けない体づくりをしたい人にもおすすめです。
しかしココナッツオイルは脂質のためであり、1gあたり9kcalと高カロリー。美容によいといわれますが、摂取のしすぎには注意しなければいけません。
ココナッツオイルを使うときに注意したいこと
顔に使うならごく少量のみ
オイルに含まれるラウリン酸には抗菌作用などが認められるため、肌荒れの鎮静効果が見込めます。洗顔後、化粧水を塗った後に米粒大程度のRBDオイルを両手で温め、顔全体を包むようになじませましょう。毎朝のスキンケアにのみ取り入れてください。
オレイン酸が少ないココナッツオイルは顔につけても刺激につながりませんが、つけすぎはニキビの原因になりやすいため、ごく少量の使用で十分です。
肌に使うときは液状に戻してから使おう
常温では固形のココナッツオイルですが、融点は25度前後なので体に塗ると液体になります。直接肌につけても構わないようなやわらかい性状ですが、肌への負担や皮膚へのなじみ方を考えて、手のひらなどで温めて液体にしてから使いましょう。
マッサージなどで量を使いたい場合は、湯せんで溶かすと便利です。肌に塗るときは少量ずつ、油膜をまとわせるような感覚でなじませていくとベタつきません。
食用なら「コールドプレス製法」のものを!
ココナッツオイルを食用摂取するとき、食の安全を優先したいならオーガニック認証を受けたバージンオイルを選びましょう。なかでも「コールドプレス製法」という、低温で時間をかけてオイルを抽出したものがおすすめです。
オイルの抽出時に加熱をしていない分、栄養素がそのまま摂取できるので、美容や健康の効果を大きく期待できるでしょう。またコールドプレス製法のオイルは、中鎖脂肪酸の含有量も豊富だとされています。
食べるなら1日大さじ2杯まで
ココナッツオイルのカロリーは大さじ1杯(12g)あたり111kcalです。食事との兼ね合いを考慮して、1日大さじ2杯までの摂取がよいでしょう。
食用のココナッツオイルを代謝する際に肝臓に負担がかかりやすいうえ、摂取過多で悪心やおなかが緩くなるといった副作用もあります。ココナッツオイルを適切に摂取することで、美容面やダイエットなどによい効果がもたらされるでしょう。
ココナッツオイル - カロリー/栄養成分/計算 | カロリーSlism 2022.02.26
https://calorie.slism.jp/114013/
加熱はNG
ココナッツオイルの沸点は140度~150度程度です。直接加熱すると発煙や発火の危険があるので、温めるときは湯せんを用いてください。
また加熱によって栄養素が壊れてしまうので、食用で使う場合は生食が適しています。仕上げに回しかけるほか、ドレッシングの油脂として使うのがおすすめです。炒め油として使用すると焦げた風味になりやすいので、代替品として使用することは避けましょう。
豆知識!ココナッツオイルで有名な国とは?
ココナッツオイルの原産国といえば、フィリピンやスリランカが有名です。とくにフィリピンではココナッツを資源ととらえており、「ココナッツオーソリティー(ココナッツ庁)」という国家機関を設けココナッツの生産を後押しするとともに品質保持を行っています。
フィリピン国家が管理する農場で生産されたオーガニック認証の原料などを目安に購入すると、安心ではないでしょうか。
ココナッツオイルで全身くまなくキレイを目指そう!
ココナッツオイルは肌の保湿や抗菌効果のほか、食用のものは腸内環境の向上や脂肪燃焼効果が見込めます。肌への使い過ぎや食べ過ぎは避けるべきですが、全身くまなくキレイを目指せるので、日常生活に取り入れてはいかがでしょうか。
ココナッツオイルは海外食材を扱うスーパーや自然派ショップなどで購入しやすいので、気軽に使ってみてくださいね。