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「基礎化粧品」が成す役割とは?年齢に応じた正しい選び方から基本の使い方まで
基礎化粧品は美肌づくりの基本となるスキンケア品のこと。「そもそも基礎化粧品とは何のこと?」「どこからどこまでが基礎化粧品なの?」という疑問にお答えします。この記事では基礎化粧品の役割や種類、自分に合った選び方や基本の使い方まで大解剖!いまさら聞けない基礎化粧品のアレコレを丁寧に解説します。
<基礎化粧品の役割3>肌表面を保護する効果
基礎化粧品の役割の最後は、保護の効果です。私たちの肌にはもともと「バリア機能」が備わっており、外部の刺激から肌内部を守る役割があります。「バリア機能」を担っているのは、肌表面の角質層やセラミドなどのNMF(天然保湿因子)ですが、ストレスや摩擦などでターンオーバーが乱れると乾燥してゆらぎやすい肌に。
油分をたっぷり含んだオイル系の美容液や、クリームなどは油膜で肌表面を保護する役割が期待できます。健やかな肌を保つためにも大切な役割を担っているのです。
自分に合う基礎化粧品とは?基本の4つの選び方
<基礎化粧品の基本の選び方1>年齢で選ぶ
基礎化粧品の1つめの選び方は「年齢で選ぶ」ことです。私たちは誰でも平等に歳をとっていき、そのなかで肌も刻々と変化していきます。
たまに10代のときに使い始めた化粧品をずっと愛用している女性もいますが、あまりおすすめできません。
たとえば若い頃に似合っていた洋服も、年齢とともに顔立ちや体型が変化して似合わなくなった経験はありませんか?基礎化粧品もそれと一緒で「年相応」というものがあります。今の年齢に合ったアイテムを選べているか定期的に見直しましょう。
<基礎化粧品の基本の選び方2>季節で選ぶ
基礎化粧品の2つめの選び方は「季節で選ぶ」こと。日本には春夏秋冬があり、季節によって肌がおかれる環境が大きく変化します。それとともに肌も夏は高温多湿に、冬は乾燥や低温にさらされますよね。たとえば洋服でも春夏秋冬に関わらず一年中半袖で過ごす方はいないのではないでしょうか?
肌も洋服と一緒で季節に応じてアイテムを見直すのがおすすめです。夏にはさっぱりタイプや美白アイテムに切り替えたり、冬はしっとりタイプや保湿クリームをプラスしたりと環境に合わせてかしこく基礎化粧品を選びましょう。
<基礎化粧品の基本の選び方3>肌質で選ぶ
基礎化粧品の3つめの選び方は「肌質で選ぶ」ことです。肌が持つ油分と水分のバランスには個人差があり、肌質は大きく「乾燥肌」「普通肌」「脂性肌」「混合肌」の4種類があります。
基礎化粧品の選び方としてこの肌質も大切なポイントで、肌質に合わせてさっぱりタイプやしっとりタイプなどを選ぶとよいでしょう。肌質も年齢や季節に応じてどんどん変化をしていくので、定期的にスキンケア品を見直すことが大切です。肌質に合ったアイテムをラインで使うことも重要です。
<基礎化粧品の基本の選び方4>肌悩みで選ぶ
基礎化粧品の選び方の最後は「肌悩み」で選ぶことです。たとえば乾燥による小ジワで悩んでいるのであれば、「うるおいを与える効果の高いアイテムを選ぶ」「小ジワケアの美容液をプラスする」など。シミで悩んでいるのであれば「美白成分が入ったアイテムを選ぶ」などの対策がおすすめです。
肌悩みにも個人差がありますし、スキンケア方法や必要な成分の種類は変わります。自分が改善したいと思う肌悩みを考慮して、基礎化粧品を選ぶのも大切なポイントです。
<年齢別>基礎化粧品の正しい選び方
<10代の基礎化粧品>選び方とおすすめアイテムとは
10代の肌はまだまだ油分と水分のバランスが落ち着かず、ホルモンバランスも不安定でニキビや肌荒れを繰り返す方も多いです。おすすめの選び方は肌質に合わせてアイテムを考えること。
10代のスキンケアとしては、クレンジング・洗顔・化粧水・乳液など基本的なアイテム品をそろえるのがおすすめです。油分が多くニキビや毛穴が気になるなら毛穴のケアができるような洗顔アイテムを、水分が不足して乾燥や肌荒れをしがちなら保湿力の高い化粧水や乳液などを選びましょう。
<20代の基礎化粧品>選び方とおすすめアイテムとは
20代の肌は油分と水分のバランスが落ち着き始める一方で、季節や環境などに肌が影響されやすくなってきます。人によっては徐々に肌悩みの種類も増えてくるでしょう。
20代におすすめの基礎化粧品の選び方は、季節や環境に応じて柔軟にアイテムを切り替えること。客観的に肌を知るために、さまざまなメーカーのコスメカウンターで実施されている、肌分析を参考に選ぶのもおすすめです。季節や肌悩みに応じて美容液やクリームなど、使う化粧品の種類を増やしてもよいでしょう。