出典:adobestock
毎日の疲れやコリを解消◎セルフヘッドマッサージの簡単なやり方をレクチャー!
頭の疲れを解消するヘッドマッサージは極上の気持ちよさを体験できるとあって、美容目的以外にも幅広い悩みを抱える方に人気です。施術を受けた日は心身ともにスッキリしますが、頻繁にサロンへ通うのは大変ですよね。
今回は人気のヘッドマッサージを、セルフで簡単に行うやり方をご紹介します。効果的に行うための手順や注意点を押さえて、キレイと癒やしを手に入れましょう。
頭皮環境をすこやかにキープ
ヘッドマッサージを行うと血行が促進されることにより、頭皮の環境もすこやかに整います。健康的な頭皮はキレイな髪が育ちやすく、髪のパサつきや乾燥を防いだり、根元がふんわりしたりする効果も。
ヘッドマッサージをシャンプーのタイミングで行うと汚れが落ち、頭皮用ローションを塗布する前に行えば浸透※をサポートしてくれます。
※角質層まで
【手順をレクチャー】セルフヘッドマッサージの簡単なやり方
ヘッドマッサージに適した「3つの手」
ヘッドマッサージの手の使い方
- ・指腹|第1関節部分
- ・指全体|親指以外の四指の、第1・第2関節部分
- ・手のひら|手のひらの下半分
ヘッドマッサージは3つの手の使い方を組み合わせると、とても簡単に実践できます。主に「指腹」は押したり叩いたりするときに、「指全体」は細かい動きに、「手のひら」は圧迫したいときにぴったり。
手の使い方とマッサージの動きを適切に組み合わせると、余分な力をかけずに楽なやり方でヘッドマッサージができます。
ヘッドマッサージを行う「3つの部分」
ヘッドマッサージを行う部分
- ・トップ|おでこの生え際から頭頂部
- ・側頭部|耳の上周辺
- ・後頭部|頭のふくらみの下あたり
続いてヘッドマッサージを行う部分についてお伝えします。頭を3つのブロックに分けて考えると全体をくまなくほぐせるため、上記を目安にしてみてください。
細かく理解する必要はないので、「何となくこの辺かな?」といった感じで十分です。
【セルフの手順】簡単ヘッドマッサージのやり方をレクチャー
手順(1)指腹で頭皮全体を押す
手順
- 1.頭皮に指腹を当て、キュッキュッと移動しながら押す
- 2.〈トップ〉おでこの生え際から頭頂部に向かって移動する
- 3.〈側頭部〉耳の上から頭頂部へ、耳の裏から後頭部へ向かって移動する
- 4.〈後頭部〉うなじから頭頂部へ向かって移動する
両手でリズミカルに行うとスピーディにできますが、やり方が難しい場合は片手で行ってもOKです。
また、目の疲れを解消したい方は、後頭部を押した後に人差し指と中指の2本をこめかみに添え、ゆっくりジワーッと数回押す手順もくわえましょう。
手順(2)指全体を使って、くるくるゆらゆらほぐす
手順
- 1.髪の毛の下に手を入れ、頭皮に指全体を密着させる
- 2.頭皮をくるくると3回まわす
- 3.そのまま頭頂部に向かって3秒グッと引き上げる
- 4.1〜3をトップ・側頭部・後頭部と、ブロックごとにまんべんなく行う
- 5.1と同様に指全体を密着させ、頭皮をゆらゆらと3回揺らす
- 6.5をトップ・側頭部・後頭部と、ブロックごとにまんべんなく行う
頭皮に密着させるときに、指をピンと伸ばしたやり方をすると手に負担がかかるため、要注意です。頭の丸みに沿うように、ふんわりとした手を意識してみてください。指が接地する部分も広くなるので、簡単に密着できます。
手順(3)手のひらを使って圧迫する
手順
- 1.両手のひらを耳のすぐ上に当て、圧迫して3回まわす
- 2.そのまま真上に引き上げて3秒静止して、3秒で戻す
- 3.1〜2を頭頂部に向かって移動しながら、3ヶ所程度行う
- 4.頭頂部に両手を重ね、グーッとゆっくり3回圧迫する
- 5.首の後ろで両手を絡めて、一旦姿勢を正す
- 6.そのまま手のひらで首を左右から挟むように、数ヶ所に分けて圧迫する
- 7.6を後頭部周辺も同様に行う。
首は凝っていて硬い方が多いですが、よりしっかりと刺激したい方は、親指で首の骨を挟むように押してもよいでしょう。
最後の後頭部の手順は、少し目線を上げて両手に体重を預けるようにイメージすると、簡単に圧が入ります。肩に力が入りやすいため、なるべく肩を下げるように意識してくださいね。
【ずぼらさん向け】ブラシでほぐすヘッドマッサージのやり方
手順(1)ブラシで全体をとかし、髪の絡まりをとく
はじめに髪の毛の絡まりをとくために、全体的にブラシを通していきます。とくに絡まりやすい毛先部分をといてから、徐々に頭皮の方へ移動しましょう。
ブラシでヘッドマッサージを行う場合は頭皮を傷つけないように、クッションが付いていてブラシの先が丸いタイプを用意してください。さらに大きめのブラシであれば、より頭皮をほぐしやすいでしょう。
また、この方法は髪が乾いた状態で行いますので、朝のメイク時や入浴前のタイミングに行うのもおすすめです。
手順(2)3つのラインがポイント!頭皮をジグザグ揺らす
手順
- 1.ブラシで下記3つのライン上を、ジグザグと頭皮を揺らしながら移動する
- 2.〈生え際ライン〉おでこの生え際に沿って、もみあげから反対側のもみあげまで動かす
- 3.〈縦ライン〉おでこの生え際中心〜頭頂部〜うなじに向かって動かす
- 4.〈横ライン〉耳の上から反対側の耳の上に向かって動かす
圧を強くしたい場合はブラシの柄ではなく、ブラシ面の裏をつかむように持つと簡単です。
またこちらのヘッドマッサージは、シャンプーブラシでも可能ですので、毎日のシャンプーの最後に行ってもよいでしょう。
手順(3)頭から鎖骨まで叩いて、めぐりを促進
手順
- 1.ブラシで頭皮全体をポンポンと軽く叩く
- 2.首の後ろ〜肩も、1と同様に叩く
- 3.耳の下〜首の横〜鎖骨の下も、1と同様に叩く
ブラシで叩くときのやり方は、手首のスナップを効かせると上手にできるでしょう。最後に首や鎖骨まわりもやさしく刺激すると、スッキリ感が増します。
ヘッドマッサージ用アイテムは、どれがおすすめ?
頭皮環境改善には、ローションやエッセンスで潤いを
頭皮用のエッセンスはヘッドマッサージの前に塗布すると、乾燥した部分にスムーズに浸透※して、頭皮に必要な潤いと栄養を届けやすくなります。ヘッドマッサージの効果と相まって頭皮環境を整えるため、積極的に利用したいですね。
心地よい清涼感があるアイテムや、血行促進を促すアイテムを選ぶとよりよいでしょう。
※角質層まで
ブラシがあるとより簡単!初心者でも短時間でできる
先ほど手順の紹介でもお伝えしたとおり、ブラシを使ってヘッドマッサージを簡単に行うやり方もおすすめです。クッション性のある大きめのヘアブラシを選ぶと、頭皮を効率的にほぐせます。シャンプーと共に行って時間短縮したい方は、シャンプーブラシを使ってみてください。
いずれも指を使うよりブラシを使った方が頭皮を簡単にとらえられるので、ヘッドマッサージがはじめての方にもおすすめのアイテムです。
欲張りさんはセルフマッサージ器で、楽して本格的にケア
手で行うヘッドマッサージがなかなか続かない方や、もっとパワフルな効果が欲しいという方には、電動のセルフヘッドマッサージ器がおすすめです。
セルフではできない複雑な動きや、振動機能、EMS機能※が搭載されているアイテムも。数分でしっかり頭皮ケアできるので、手間をかけずに効果的な頭皮ケアが叶います。
※電気の刺激によって筋肉を動かす機能