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困り眉を改善するメイク方法&整え方!ハの字を脱却して今っぽ美人眉に
不安げな表情で守ってあげたくなるか弱さを演出する困り眉は、国民的アイドルの影響により一昔前に流行しましたよね。ところが、近年ではナチュラルなアーチ眉が流行しており、困り眉は少し古っぽい印象を与えてしまう可能性も否めません。
そこで今回は、困り眉を改善する整え方やメイク方法のコツ、困り眉の特徴と印象について徹底解説します。「自眉の形が困り眉だから…」と諦めている人は、ぜひ参考にして今っぽい美人眉を目指してみてください。
眉毛の長さは小鼻と目尻の延長ライン
困り眉を改善して華やかな印象に近づけるためには、眉毛の長さを小鼻と目尻の延長ラインにするとよいでしょう。若々しくフレッシュな印象を目指したい場合は、眉毛の長さを口角と目尻の延長ラインに整える方法がおすすめ。スクリューブラシやアイブロウペンシルなど棒状のものを使用して、理想の長さとなる位置を確認してください。
また、求心顔か遠心顔かによっても理想の長さは異なるので、顔の余白をカバーできるような整え方を意識しましょう。
困り眉を改善するための整え方
スクリューブラシで眉毛を立ち上げる
スクリューブラシとは眉毛の毛流れを整えるためのアイテムで、アイブロウメイクのぼかしにも使用できます。
眉毛を整える際はあらかじめスクリューブラシでとかして、眉毛の生えぐせや寝ぐせを丁寧に整えてください。眉毛がボサボサのまま整えてしまっては、眉毛を剃りすぎたりカットしすぎたりする原因につながります。眉頭側は下から上に向かって毛を起こすように、眉尻側は上から下に向かって毛を寝かすようにとかす方法がおすすめです。
アイブロウペンシルで輪郭を縁取る
アイブロウペンシルとは本来眉毛を描き足すためのアイテムで、毛が生えそろっていない部分や薄い部分に使用します。
困り眉の人は眉毛を整える際にアイブロウペンシルで下書きすると、理想の眉毛の形に近づけやすくなるためおすすめ。下書きの書き方は黄金比にそって眉頭・眉山・眉尻の位置を確認し、アイブロウペンシルで印をつけます。目の縦幅3分の2を目安に眉毛の太さを決めて、眉毛の輪郭をふち取る方法が失敗しにくいでしょう。
眉尻の不要な眉毛を毛抜きで引き抜く
もともとの眉毛の形が困り眉の人は、眉尻側の眉下に不要な毛や産毛が多く生えてしまいがちですよね。眉尻側の眉下に毛が生えることによって眉毛の角度が下がり、眉頭よりも眉尻の位置が低くなるため困り眉に見えてしまいます。
困り眉を改善して大人っぽい眉毛に近づけるためには、下書きからはみ出したあきらかに不要な毛を毛抜きで引き抜きましょう。毛抜きは毛を毛根から引き抜けるため、カミソリやシェーバーよりも仕上がりがキレイになります。
輪郭に沿ってカミソリで眉毛を剃る
毛抜きの使用は毛嚢炎(もうのうえん)や埋没毛(まいぼつもう)など、肌トラブルを引き起こすリスクが伴います。また、1本1本毛抜きで引き抜くと手間と時間がかかるため、下書きの輪郭周りはカミソリを使用して眉毛を剃る方法がおすすめ。カミソリは肌に対して垂直に立てずに、寝かせるようにして眉毛を剃ってください。
カミソリによる肌への負担を最小限に抑えたい人は、刃が直接肌に触れないシェーバーを使用する方法がよいでしょう。
眉頭の眉毛をハサミでカット
困り眉とは眉頭の位置が眉尻よりも高いハの字形をしており、まるで困っているような表情に見えることが特徴。
眉頭の位置を下げて眉尻の位置を上げるためには、長い眉毛を眉用ハサミでカットしてください。スクリューブラシや眉用コームで眉頭の毛を下から上に起こし、下書きからはみ出た部分をハサミで短くカットします。眉尻側を整える方法は毛を上から下にとかして、眉頭側と同様に毛流れを整えながらカットすると失敗しにくいでしょう。
困り眉を改善するための書き方
スクリューブラシで毛流れを整える
困り眉を改善するアイブロウメイクの書き方は、まず基本としてスクリューブラシで毛流れを整えることです。眉毛の毛流れが不揃いのままでは眉毛が左右非対象になったり、形がガタガタになったりするので要注意。眉頭側は下から上に向かって、眉尻側は上から下に向かってとかすと初心者でもキレイに整えられます。
また、すでにベースメイクを終わらせている場合は、眉周辺を軽くパウダーで抑えてあげるとその後の眉メイクのノリがよくなるでしょう。
眉山の位置をアイブロウペンシルで下書き
自眉がもともと困り眉のような形をしている人は、眉山の存在感がほとんどないことが原因の1つです。大人っぽくて上品な眉毛に近づくために、アイブロウペンシルであらかじめ眉山の位置を下書きしましょう。
眉山の下書きの書き方は細い棒状のものを用意して、黒目の外側~目尻の位置から眉毛に向かって縦に持ちます。眉毛と交わる部分が理想的な眉山の位置となるため、なだらかなカーブを描くようにアイブロウペンシルで印をつけてください。
眉頭側は眉下・眉尻側は眉上を書き足す
眉頭の位置が高くて眉尻の位置が低い困り眉は、眉頭は下を書き足して眉尻は上を書き足す方法がおすすめ。眉頭は下を書き足すことで眉頭が低くなり、眉尻は上を書き足すことで眉尻の位置が高くなるため困り眉を緩和できるでしょう。
もともと眉毛が薄い人やまばらな人は、アイブロウペンシルを使用して眉毛1本1本を足す書き方をしてください。自眉が太くて濃い人はアイブロウパウダーを使用して、ふんわりと眉毛を足す書き方がよいでしょう。
パウダーで自眉とペンシルを馴染ませる
アイブロウペンシルで眉毛を書き足す場合は、まずはアイブロウパウダーで眉毛の隙間をふんわりとぼかしてください。そのままではアイブロウペンシルで書いたラインが悪目立ちし、のっぺりとした不自然な眉毛になりがち。ふんわり質感の眉毛が今のトレンドなので、淡いカラーでぼかして今っぽいメイクに仕上げましょう。
また、「自眉が濃いのでアイブロウメイクは薄めにしたい」という人は、スクリューブラシでぼかす方法がおすすめです。
眉マスカラで眉毛をカラーリング
今っぽい垢抜け眉毛を手に入れるためには、眉毛をカラーリングする眉マスカラの使用がポイントです。眉マスカラとは眉毛の色を髪色に合わせて染められるうえ、毛流れを整えて眉毛を立体的に見せる効果が期待できます。
眉マスカラをムラなく塗るための方法は、眉毛を逆立てるようにブラシを動かし、仕上げに眉マスカラで毛流れを整えること。毛流れに逆らって眉マスカラを塗ることで、しっかりと根元から眉毛をカラーリングできるでしょう。
仕上げにアイブロウコートでメイク崩れ防止
アイブロウメイクのすべての工程が完了したら、アイブロウコートを使用してメイク崩れを防止しましょう。アイブロウコートとは一般的に液体状の眉用コーティング剤を指し、汗・皮脂や摩擦からアイブロウメイクを保護します。
せっかく丁寧なアイブロウメイクで困り眉を改善しても、メイクが崩れると本来の眉毛の形があらわになりがち。長時間キレイな眉毛の形をキープするためにも、メイクの仕上げにアイブロウコートを使用してください。
メイク方法を見直して困り眉から美人眉に
困り眉とは眉頭が眉尻の位置よりも高い「ハの字」眉毛で、眉山の存在感がほとんどない点が特徴です。つねに困っているような表情が可愛らしいという意見もありますが、垢抜けない・不幸そうなどネガティブな意見も少なくありません。
今っぽい旬な美人眉に近づくためにも、眉毛の黄金比を意識した書き方を心がけましょう。