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朝のスキンケアの目的って?肌タイプごとのポイントや夜との違いを正しく知っておこう
朝は時間がなくてパパッとスキンケアを済ませる方もいるかもしれませんが、朝におこなうスキンケアにはきちんとした目的があります。さらに、肌の状態を一日中良好に保つためには、朝のスキンケアがとても大切です。
そこで今回は、朝のスキンケアを正しい方法でおこなう必要性や、肌タイプごとの基本の順番を紹介。夜のスキンケアとの違いや注意点も理解すれば、一日中健やかな肌を目指せますよ。
順番(5)最後は日焼け止めを使って紫外線対策を忘れずに
乳液やクリームまでスキンケアを済ませたら、日焼け止めを塗って終了です。メイクをする日はもちろん、外出の予定がない日もUVケアを忘れないよう注意してください。
紫外線は一年中降り注いでおり、家の中にいても窓ガラスを通過して肌にダメージを与えます。季節や天候を問わず、日焼け止めを塗るところまでが正しい朝のスキンケア方法と覚えてくださいね。
朝におこなうスキンケアのコツ&ポイント
時短を求めるならオールインワンタイプもOK
「朝は忙しくて、正しいスキンケア方法を順番どおりにするのが難しい」という方は、オールインワンアイテムに頼るのもおすすめ。化粧水・乳液・クリームの役割を兼ね備えたジェルやクリームを使えば、水分と油分をバランスよく簡単に補給できるので時短になります。
最近は高機能なアイテムも登場しているので、効率のよい方法で朝のスキンケアをしたい方はチェックしてみてください。
ながら美容するならフェイスパックがおすすめ
「しっかり保湿をしたいけれど、時短も叶えたい」という方は、フェイスパックを使うのもよいでしょう。化粧水や乳液などの保湿アイテムの代わりとしてフェイスパックを使えば、顔にのせている間に家事や仕事の準備などほかの作業ができます。
長時間つけ続けて乾いてしまうと肌の水分が取られて逆効果になるので使用時間には注意が必要ですが、ながら美容したい方にはぴったりです。
マッサージを取り入れるのも効果的
朝、時間がある方はマッサージを取り入れてみるのもおすすめです。血のめぐりが良くなることで、むくみや血行不良によるくすみの改善が期待できます。顔全体がすっきりして、肌もワントーン明るくなることで、そのあとのメイクの仕上がりも変わってきますよ。
マッサージをする際は力を入れすぎないよう注意して、肌に負担をかけないよう心がけしましょう。耳を手で持って回すだけでも効果的なのでぜひ試してみてくださいね。
丁寧なスキンケアで日中の化粧崩れを防ぐ
化粧崩れの主な原因は乾燥と皮脂です。ベタつくのが苦手だからと言って朝のスキンケアを洗顔だけで終わらしてしまうのはNG。肌が乾燥すると油分を補おうとして皮脂が過剰に分泌されてしまい化粧崩れの原因に。また、逆に乾燥を防ごうとして油分の多いアイテムを使用してしまうと、それが原因で化粧崩れを起こしてしまいます。
朝はさっぱりとした使い心地のアイテムを選んでしっかり保湿するようにしましょう。スキンケアからベースメイクへ移る際は、スキンケアアイテムがしっかり肌に馴染んでいるか確認するのがポイントです。朝は忙しくて馴染ませる時間がないという場合は、ティッシュを肌に軽くあてると余分な油分がおさえられてメイクの仕上がりもよくなりますよ。
肌タイプごとに朝のスキンケアの正しい方法を解説
乾燥肌タイプは皮脂を取りすぎないよう注意する
乾燥肌タイプとは、油分も水分も少ない肌のこと。紫外線や大気の汚れなど外部からの刺激を受けやすいタイプなので、保湿を徹底するのが正しいスキンケア方法です。基本的にはどんな肌タイプでも朝は洗顔料を使うのが望ましいですが、乾燥が気になる季節は朝の洗顔をぬるま湯だけにしてもよいでしょう。
化粧水は一度つけて終わるのではなく、肌がモチモチとした手触りになるまで2〜3回に分けてつけましょう。また、朝でも乳液とクリームをダブル使いして、乾燥対策することが大切です。
乾燥肌タイプにおすすめのスキンケアアイテム
乾燥肌の場合は洗顔などで必要な潤いまで洗い流されないよう、洗浄力が控えめなアイテムを選びましょう。保湿成分※などが配合されていると洗い上がりがしっとりとするので、朝の洗顔時におすすめです。
化粧水・乳液・クリームなどは「しっとり・とてもしっとり」など、保湿力の高さに注目してみてください。
※グリセリン、ヒアルロン酸など
脂性肌タイプはしっかり皮脂を洗い流す
脂性肌は水分量も多いですが皮脂量も多いため、肌のベタつきやテカリが気になりやすいタイプです。そのため、就寝中の皮脂汚れが朝の洗顔できちんと落ちないと、余分な汚れが肌に残ったままになりトラブルを招くことも。
朝の洗顔はぬるま湯だけで済ませずに、きちんと洗顔料を使って汚れを洗い流すのが正しい方法です。また、脂性肌だからといってスキンケアをおろそかにせず、化粧水はもちろん乳液やクリームもきちんと使ってください。
脂性肌タイプにおすすめのスキンケアアイテム
脂性肌は汚れをきちんと落とせるよう、ある程度洗浄力が強いアイテムでもOK。ただし、20代後半から30代の女性の場合は、潤いを守りながら洗えるものがおすすめです。化粧水は2度付けの必要はありませんが、物足りなく感じるようであれば重ね付けするとよいでしょう。
乳液やクリームは、油分が少なく伸びのよい軽めのテクスチャーのアイテムがおすすめ。なるべくサッパリと使えるものを選びながらも、保湿がおろそかにならないようしっかり潤いを閉じ込めることが重要です。
混合肌タイプは肌の状態をよく観察して
混合肌とは鼻やあごなどのTゾーンがテカリやすく、頬は乾燥が気になる肌タイプのこと。顔のパーツごとで状態が異なるためスキンケアにも注意が必要ですが、基本的には乾燥肌タイプと同じように朝は保湿を重視しましょう。
洗顔の際は皮脂の出やすいTゾーンのみに洗顔料を使って、ほかの部分はぬるま湯で洗い流すだけにするなど、工夫するのがおすすめ。化粧水・乳液・クリームなどの基本的なスキンケアアイテムは保湿力を重視しつつも、朝は顔のパーツごとにつける量を変えると心地よくケアできますよ。