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美肌に必要なのは日々のスキンケアと生活習慣。肌のためにできる5つのこととは?
シミや毛穴の目立ちなど、肌トラブルのないキメが整った美肌は多くの女性の憧れ。健やかな肌を育むために必要なのは、日々のスキンケアを丁寧にすることと、食生活などのインナーケアを見直すことです。
今回は美肌になるための5つの習慣や、正しいスキンケア方法を紹介します。忙しい毎日でお手入れや食生活が乱れがちな女性は、ぜひこの記事を参考に毎日の行動を見直して美肌を目指しましょう。
美肌に条件や定義は存在する?
肌のコンディションが整っていることが美肌の条件
美肌の条件とは、肌のコンディションがバランスよく整っていること。美容の世界では「うなはだけつ」という言葉で表現されます。うなはだけつとは「潤い・なめらかさ・ハリ・弾力・血色・ツヤ」のことで、これらすべてのコンディションが整っている健康な状態の肌を美肌と呼ぶのです。
肌表面にトラブルがなければ美肌と思いがちですが、うなはだけつの6つの要素がすべて満たされた肌が美肌と呼ばれます。
角質層の状態が潤いやなめらかさを左右する
肌の潤いやなめらかさを左右するのは、皮膚の最も外側にある厚さ約0.02ミリの角質層の状態です。角質層の水分と油分のバランスが崩れると、肌表面がカサカサした状態になり、見た目にも美肌とは思えないでしょう。
また、肌の生まれ変わりであるターンオーバーが正常におこなわれ、常に新しい皮膚と古い皮膚が入れ替わることも、角質層に十分な潤いを保つうえで大切です。
真皮の状態がハリや弾力を左右する
肌のハリや弾力を保つためには、真皮層にあるコラーゲンやエラスチンの状態がよくなければなりません。また、真皮には毛細血管やリンパ管なども通っているので、肌のすみずみまで栄養を行き渡らせるために体全体の血行がよいことも重要。
このように、潤いや弾力が肌にあれば美肌と呼べるわけではなく、それぞれのコンディションがバランスよく整うことで自然なツヤが生まれ、健やかでハリのある美肌が成り立つのです。
美肌になるための習慣5つを実践して憧れの肌を目指そう
習慣(1)季節を問わずに紫外線対策
美肌になるための習慣1つ目は、季節を問わずに紫外線対策をすること。肌が老化する原因の約8割は紫外線といわれるので、美肌を目指すうえで日焼け対策は必要不可欠です。
夏は日差しが強いためUVケアに力を入れる方が多いですが、美肌のためには季節や天候を問わず365日正しい紫外線対策をすることが重要。日焼け止めだけに頼らず、日傘・アームカバー・サングラスなどを使い、あらゆる角度から紫外線をカットしましょう。
習慣(2)丁寧なスキンケア
美肌になるための習慣2つ目は、スキンケアの基本となる洗浄と保湿を正しい方法で丁寧におこなうこと。「スペシャルケアが美肌への近道では?」と感じるかもしれませんが、水分と油分をバランスよく与える保湿ケアを地道に続けることが、美肌を目指す1番の方法です。
ときには季節や体調の変化で肌が揺らぎ、いつものスキンケアが合わなくなることもあるでしょう。乾燥気味なら保湿を重点的に、テカリ気味なら油分を控えるなど、毎日肌状態をチェックして適切なケアをすることが大切です。
習慣(3)栄養バランスの整った食事
美肌になるための習慣3つ目は、栄養バランスの整った食事をとること。私たちの体や皮膚は日々食べたものから作られるので、肌を健やかに保つためにはスキンケアだけでなくインナーケアが重要です。
忙しい毎日でバランスのよい食事が難しい場合は、サプリメントで補うのもおすすめ。頼りすぎには注意が必要ですが、食事だけでは補えない栄養素を効率よく補給できます。ここからは美肌になるためのインナーケア習慣について紹介するので、チェックしてみてください。
美肌のために積極的にとり入れたい栄養素【ビタミン】
美肌になるための重要な栄養素が、ビタミンAとCです。ビタミンAは皮膚や粘膜を正常に保つうえで欠かせない栄養素で、抗酸化作用も持ちます。野菜から摂取するなら、人参・ほうれん草などがおすすめ。
ビタミンCにも抗酸化作用があるほか、コラーゲンの生成を助けてくれる役割もあります。多く含まれる食材は、いちご・ピーマン・ブロッコリーなどです。ただし、ビタミンCは多く摂取しても体に蓄えられず尿として排出されるので、毎日少しずつとり入れましょう。
美肌のために積極的にとり入れたい栄養素【タンパク質】
美肌になるための栄養素として欠かせないのがタンパク質。肌をつくる根本的な栄養素で、肉・魚・卵・牛乳などから摂取するのがおすすめです。お肉の脂質が気になる場合は、蒸したりゆでたりして調理法をシンプルにすればOK。
脂身が少ないもも肉やヒレ肉を選択するのもよいでしょう。注意点は、ビタミンやタンパク質を一度に大量に摂取しないこと。毎日の食事の中で少しずつ摂取して、バランスのよい食事を心がけることが大切です。
こまめな水分補給も習慣づけよう
美肌になるためのインナーケアとして、こまめな水分補給も意識しましょう。体の約60%は水分でできており、水分不足になると肌が乾燥するほか、血行が悪くなり肌に栄養が届かない、老廃物がうまく排出されないなどのトラブルにつながります。
美肌のためには、1日あたり1.5〜2L程度の水分を摂取するのがおすすめですが、冷たい水は体を冷やし内蔵に負担がかかるので注意が必要です。常温の水を1日の中で複数回にわけ、少しずつこまめに飲むようにしてください。
習慣(4)熟睡できる質の高い睡眠
美肌になるための習慣4つ目は、熟睡できる質の高い睡眠をとること。就寝中に分泌される成長ホルモンは、日中に受けたダメージや疲労回復をする役割があります。また、食事でとった栄養素を吸収し、細胞を活性化させるためにも成長ホルモンは欠かせません。
睡眠時間を長くとることは大切ですが、より重要なのは熟睡できたかどうか。眠り始めの3時間に深い眠りに入ると、成長ホルモンの分泌が高まり肌の修復が進むので、質の高い睡眠でぐっすりと眠ることが重要なポイントです。
睡眠の質をあげるおすすめの方法
睡眠の質をあげるためにおすすめの方法は以下の5つ。
- ・ブルーライトを浴びないように就寝直前までのスマホ利用は控える
- ・夜は暖色系の明かりにし、就寝時は真っ暗にする
- ・夕方以降カフェインの摂取は控え、ホットミルクやハーブティーなどにする
- ・まくら・布団・パジャマなど寝具を整える
- ・ラベンダー・マンダリン・カモミールなどリラックス効果のあるアロマオイルを活用する
部屋の温度や湿度も眠りの質に影響するので、上手にエアコンを使い快適に眠れるよう管理しましょう。