油分の少ないアイシャドウの場合、なでるだけでは復活できないことがあるため、用意しておいた化粧水を使って再度チャレンジしましょう。

化粧水をひび割れた部分に1滴ずつ垂らし、適度に湿らせます。化粧水の量が多いと逆効果なので、注意してください。アイシャドウの割れた部分に化粧水が染み込んだら、ラップをかぶせて先程と同様に指でなでます。湿り気があるとパウダーが扱いやすく、乾燥する際によりしっかりと固まるでしょう。

暗い色や明るい色、マットタイプやラメタイプなど種類が豊富なアイシャドウは、工夫次第でさまざまなアイテムにチェンジできます。上手く固まらないアイシャドウも、まだまだ使い道があるので諦めないでくださいね。

お手持ちの乳液や保湿クリーム、ワセリンやオイルなどを用意して早速リメイクを楽しみましょう。

割れたアイシャドウをそのまま活かせる簡単な方法は、ルースアイシャドウとして使うこと。細かく砕いて小さめのケースに移し替えるだけなので、不器用さんやずぼらな女性にもおすすめのリメイク方法です。使う際は粉が舞わないように注意しながら、アイシャドウブラシやチップに取って使いましょう。

ルースアイシャドウにリメイクする方法は、アイシャドウそのものの発色や質感をこれまで通り楽しめます。ほかのリメイクをしたいときもパウダー状にしておけばすぐに使用できるので、迷ったらこの方法がおすすめです。

手持ちの乳液やオイル、保湿クリームなどに割れたアイシャドウを混ぜると、リキッドまたはクリームアイシャドウとして使えます。混ぜるものとアイシャドウを好みの配合で小皿に取り出し、つまようじでパウダーをよくなじませてください。粉っぽさがなくなり、なめらかなテクスチャーになれば完成です。

その日の気分で複数のカラーをミックスしたりパールやラメをくわえたりと、オリジナルのアイシャドウを作ってもよいでしょう。

ピンクやオレンジ、赤やブラウンなどの血色カラーは、リップやチークとして復活させる方法がおすすめです。リップにする場合は、保湿した唇にアイシャドウを指でポンポンと付けるだけ。割れたアイシャドウでなくても使える簡単な裏技なので、覚えておくとリップメイクの幅が広がりますよ。

チークにする場合は、そのままブラシにとるとパウダーチークとして使えます。ワセリンやクリームを混ぜるとクリームチークになり、滲むような発色が楽しめるでしょう。

締め色のアイシャドウは、アイブロウパウダーの代わりとしても使用できます。アイメイクに合わせてアイブロウに色をプラスすると、程よい抜け感が出ておしゃれにキマるでしょう。

アイライナーに利用するときは、細めのブラシを用意してください。割れたアイシャドウの粉を少量取り、手の甲で軽くなじませてからアイライナーを引きます。乾いたブラシならソフトな印象に、濡らしたブラシならリキッドのようなシャープな仕上がりが叶うでしょう。

割れたアイシャドウをまつげメイクに使う方法は、手軽にカラーメイクを楽しみたい方におすすめです。いつも使っているマスカラや下地を塗ったあと、乾かないうちに綿棒やチップにとったアイシャドウをチョンチョンとつけましょう。最後にクリアマスカラを上から重ねると、発色が長持ちします。

好きな色のカラーマスカラを簡単にDIYできるので、市販のアイテムにはない色を探していた方にも試してほしい方法です。

割れたパウダーアイシャドウの粉っぽい質感やラメを活かし、変わったセルフネイルを試してみるのもよいでしょう。ベースコートを塗った上からチップで割れたアイシャドウのパウダーをのせ、トップコートを重ねる簡単な方法です。

キレイに仕上げるための注意点は、チップを押しつけず軽く叩くようにのせること。指についても洗い流せるので、キワまで大胆にのせると均一な仕上がりが実現します。発色を強くしたい場合は、トップコートの上からさらに「アイシャドウ→トップコート」の順番で数回重ねましょう。

マットな濃いめのブラウンアイシャドウは、おでこをカバーする生え際メイクにも使用できます。とくに、髪の毛量が少ない方や産後の抜け毛で悩んでいる方、生え際の形にコンプレックスを感じている方におすすめ。

大きめのブラシやパフを使い、少しずつアイシャドウをのせてみてください。適度に影が生まれて気になる部分が目立ちにくくなり、小顔効果も期待できます。

割れたアイシャドウを復活させたあとは、最後まで衛生的に使えるように注意しましょう。キレイに復活できてももともと開封済みのアイテムなので、長期間にわたって使用するのはおすすめできません。とくに割れたアイシャドウにほかのアイテムを混ぜる方法は、そのまま使うよりも劣化しやすいため注意して。

できるだけ優先的に使用したり、1〜2回で使い切れる量をリメイクしたりするとよいですよ。

復活したアイシャドウは、持ち歩きには向かないためご注意ください。一度粉々に割れたパウダーアイシャドウは、プレスして復活できても新品よりデリケートな状態です。軽い衝撃で再び割れる可能性がありますので、万が一のことを考えて自宅で使うことがおすすめ。

とくに夏場は温度変化が激しいため、持ち歩くとアイシャドウの劣化が進んでしまうことも考えられます。

直したアイシャドウを使うときは、アイシャドウブラシで表面をなでるように取ってください。1回でも割れたアイシャドウは柔らかく、力が集中して加わると崩れやすいからです。ブラシではなくチップを使用したい場合は、押し込まないようにするのがポイント。

ソフトタッチで扱えば崩れることなく長く使えるでしょう。

ニキビ肌や肌荒れで悩んでいる方は、アイシャドウを活用する際に注意が必要です。予期せぬトラブルを避けるため、肌に触れずに使用できるリメイク方法がよいでしょう。今回ご紹介した中では、マスカラやアイシャドウネイルがおすすめです。

自分に合ったやり方で、割れたアイシャドウを最後まで大切に使ってみてください。

今回は、粉々に割れたアイシャドウを元に戻す復活方法や、まったく別のアイテムとして使い切る簡単なリメイク方法をご紹介しました。おうちに眠っているアイシャドウがある方は、この機会にチャレンジしてみてくださいね。

日々のメイクを楽しみつつ、環境にやさしい小さな習慣をはじめてみませんか？