出典:adobestock
ふんわり眉の描き方講座。柔らかく自然な印象を与えるコツをレクチャー
アイブロウは、描き方によってメイクの雰囲気を簡単にチェンジできるポイント。やわらかく可愛いらしい印象が人気の「ふんわり眉」は、コツを押さえてワンランクアップした仕上がりを目指しましょう。
今回は、ふんわり眉の上手な描き方や使用するアイテムを詳しくご紹介します。ナチュラルなふんわり眉で、トレンドメイクを思い切り楽しんでくださいね。
「アーチ眉」と「平行眉」の印象の違い
アーチ眉 | 平行眉 |
---|---|
・女性らしい ・上品 ・涼しげ |
・ハンサム ・ナチュラル ・ピュア |
日本人の骨格に合わせやすい定番の形が、アーチ眉と平行眉。また、アーチ眉と平行眉の間をとった「平行アーチ眉」も人気です。
アーチ眉は眉山が高すぎると一昔前の印象になるため、骨格に合わせた自然なカーブを意識しましょう。ちなみにアーチ眉は目を丸く見せ、平行眉は彫りを深く見せるメリットも。
ふんわり眉を作るために用意したいアイテム
眉全体に色をのせるアイテム【アイブロウパウダー】
アイブロウパウダーは、ふんわりとした眉メイクに最も欠かせないアイテム。パウダーの色や使用する量で仕上がりを調整でき、ぼかしたい部分も簡単になじんでくれます。ブラシにパウダーを含ませてから使用しましょう。
単色よりも、できればグラデーションを作りやすい3〜4色のパレットタイプがおすすめです。
ピンポイントな調整は【アイブロウペンシル】におまかせ
アイブロウペンシルは、パウダーだけでは足りない部分に描き足したり、眉尻を整えたりするために使用します。細い芯のペンシルは毛を1本1本生やすようにシャープな線が描けるので、毛量の足りない薄眉さんにはとくに便利なアイテム。
アイブロウパウダーと同じ〜少し暗めのカラーがおすすめです。
【眉マスカラ】は抜け感演出に欠かせないアイテム
眉マスカラは眉毛自体をカラーリングするアイテムで自眉の色を明るくするため、濃い眉を軽やかな印象にしてくれます。眉マスカラで根元からほんのり染めてニュアンスを楽しむのが、自然でおしゃれな眉にするコツ。
ベタベタせずさらっとした質感の眉マスカラを選ぶと、トレンドらしい仕上がりになるでしょう。
【アイブロウブラシ】で眉メイク上級者に
アイブロウブラシは、パウダーを使う際に必要なアイテム。パレットに付属しているブラシでも描けますが、クオリティの高いふんわり眉にするなら柄の長いアイブロウブラシがおすすめです。手元が見えやすくなり、細かいタッチも簡単に調整できます。
太めと細めの2種類あると、初心者でもグラデーションを作りやすいですよ。
仕上がりを左右する【スクリューブラシ】で立体ふんわり眉へ
スクリューブラシは、パウダーをぼかしたり眉マスカラのダマをとったりするときに役立つアイテム。
ペンシルで描いたままのくっきりとした線は、ふんわり眉にはふさわしくありません。ペンシルで描いたら、スクリューブラシでぼかしながら少しずつ仕上げていくのが上手な描き方のコツです。
【自眉のタイプ別】垢抜けふんわり眉の簡単な描き方
ふんわり眉を作る「2つのコツ」をチェック
ふんわり眉のコツ(1)抜け感カラー
抜け感のある色選びは、トレンド顔に導くふんわり眉のコツ。
これまで表現の幅があまりなかった眉メイクは、近年大きく変わっています。ピンクやイエローといった明るい色味のアイブロウパウダーや、カラフルな眉マスカラなども充実。「奇抜すぎない?」と敬遠していた方も、そろそろ黒か茶色のみという眉メイクの固定観念を手放し、新たなカラーに挑戦してみませんか?
ふんわり眉のコツ(2)軽やかな立体感
ふんわり眉を作るためには、眉の立体感も大切なポイント。ただ色をぼかすだけではなく自眉を立てることで質感からふんわりさを引き出すのが、今っぽく仕上げるコツです。
全体を均一に塗りつぶしたり眉マスカラをたっぷりつけたりすると、のっぺりとして少々古い印象に。トレンドを意識した垢抜け眉は、毛並みをつぶさずふんわり感を大切にしましょう。
描き方をチェックする前に「下準備」をしよう
描きはじめる前にスクリューブラシで眉全体をとかし、毛並みの方向を整えましょう。自眉の形や長さ、濃い部分と薄い部分が見えやすくなるため、よりナチュラルな仕上がりに。
忙しいときもいきなり眉を描かずにひと手間かけることで、綺麗なふんわり眉を作れます。
【薄眉向け】ふんわり眉の描き方をレクチャー
描き方(1)アイブロウパウダーで眉の形とグラデーションをつくる
アイブロウパウダーを使用した描き方
- 1.薄い色をブラシにとり、全体をざっと形作る
- 2.濃い色を眉山〜眉尻に重ねる
- 3.中間色を眉山〜眉中に向かって重ねる
- 4.眉頭が足りない場合は、ブラシに残ったパウダーをさっとのせる
眉毛が細くやわらかい薄眉さんはもとの特徴を活かし、パウダーをメインに使用してふんわりと仕上げます。
眉の長さと形が足りず描き方が難しいので、最初に薄い色で全体のガイドラインを作っておくとそのあとの工程が楽になりますよ。簡単に仕上げるなら、市販の眉用テンプレートを使用してもよいでしょう。
眉尻に向かってほんのり色濃くなるように描き、眉頭が足りない場合のみ4の工程も行います。眉頭を濃く描くと不自然な印象になるため、鏡から少し離れてチェックするのがコツです。
描き方(2)アイブロウペンシルで毛を描き足す
毛がない部分はパウダーのみだと不自然なので、細めのペンシルを使い毛を描き足します。地肌が目立つ部分を中心に、毛流れに沿うように描いてください。
コツは、べたっと塗りつぶすのではなく「毛を1本ずつ生やす」イメージで行うことです。最後にスクリューブラシを使い、しっかりぼかして全体をなじませます。
描き方(3)眉マスカラで立体感を演出する
仕上げは眉マスカラでふんわりとした立体感をプラスしましょう。ベタッと付かないように、眉マスカラのブラシは一旦ティッシュオフするのがポイントです。
まずは眉毛を逆なでして根元からしっかり毛を起こし、今度は毛並みに沿ってとかします。ふんわり感をつぶさないため、起こした眉毛の毛先のみを調整するのが立体的なふんわり眉に仕上げるコツ。
薄眉さんには、長さを簡単に出せる繊維入りのアイテムもおすすめです。
【濃眉向け】ふんわり眉の描き方をレクチャー
描き方(1)自眉の濃さや形、産毛を整える
眉が濃い方は産毛も目立ちやすいので、アイブロウを描く前にシェービングで整えましょう。眉毛のキワまで剃ると境目が強調されて毛量が際立つため、大きくはみ出した部分のみ整えてください。また眉の上は触れず、眉下を中心に剃りましょう。剃る機会が多い方は、肌への負担が少ない電気シェーバーがおすすめです。
毛量が気になる場合は、眉毛コームとハサミで適度に調整します。整えすぎずナチュラルな眉がトレンドなので、やりすぎは禁物ですよ。
描き方(2)まばらな部分の毛を描き足す
毛が太くしっかりしている濃眉さんは、毛の足りない部分やガタつきが目立ちやすい特徴があります。まずはまばらな部分を埋めるように、アイブロウペンシルで描き足しましょう。
のっぺりとした印象に仕上げないために、ペンシルを軽く持って短いストロークでサッサッと払うように描いてみて。描いたあとはスクリューブラシで全体をとかし、ペンシルで描いた部分と自眉をなじませましょう。