ダイエットで水を飲むときの注意点の最後は、毎日継続することです。水を上手に摂取しながらダイエットをしても、継続しなければ痩せることは難しいでしょう。

毎日コツコツと正しく水を飲んでいると、ダイエットだけでなく健康や美容効果も期待できます。前章で紹介した正しいやり方と水を飲むタイミングを意識して、上手に水を飲んでダイエットしましょう。

水は身体機能を維持するためにとても大切ですが、あくまでダイエットをサポートする役割です。水そのものに「痩せる効果」があるわけではありません。

効率よく健康的に痩せるためには、ダイエット成功の基本的なやり方も並行して取り入れましょう。正しい水の飲み方とともに取り組みたいのは、以下の4つの基本項目です。

ダイエット成功の基本の1つめは、「質のよい睡眠をとる」ことです。毎日の睡眠には、体内のリズムを整える大切な役割があります。

質のよい睡眠をしっかりと取れば成長ホルモンの分泌が促され、細胞のダメージ修復や新陳代謝の活性化が期待できるのです。さらに、睡眠時間や睡眠の質はダイエットに直結する以下のホルモンの分泌にも関係します。

睡眠の質を上げるためには、睡眠時間だけではなく生活リズムを整えて、ぐっすり眠れる習慣をつけましょう。

農林水産省によると、成人女性の1日の摂取カロリーの目安は1400～2000キロカロリーです。総摂取カロリーを抑えつつ、ダイエット中に摂るべき栄養素を見極めて効率よく痩せましょう。

忙しくて毎日の食事に気を配るのが難しい女性は、プロテインやサプリメント（マルチビタミン、マルチミネラルなど）で栄養素を補給することもおすすめです。

ダイエット中は、過剰摂取で脂肪になる糖質（穀物類、いも類、菓子類、ジュース類）の摂りすぎには注意が必要です。

ただし、糖質は3大栄養素で身体の機能維持に関わる栄養素でもあります。糖質摂取の際は菓子類やジュース類、白い炭水化物類（白米、ラーメン、うどん、パン類）をなるべく避けて、玄米やブランパンなどを選びましょう。

ダイエットでは自分の体型や体重に合った運動を見極めることも大切です。たとえば、運動習慣0で筋肉量の少ない女性がいきなり長距離ランニングからスタートしても、身体に負担がかかると同時に継続も難しいでしょう。

また、下半身が気になるのか、ぽっこりお腹が気になるのか、そもそも基礎代謝が低くて筋力アップからスタートすべきなのかなど、痩せるための優先順位は人それぞれ。最近はパーソナルトレーナー在籍のジムも多いので、運動の優先順位がわからない人は相談してみてもよいでしょう。

女性はもともとホルモンや筋肉量が理由で、冷え性になりやすいといわれています。しかし、痩せるためには身体を冷やさないことは基本であり、とても大切なことです。

理由は身体が冷えると血管が収縮し、栄養や酸素の供給が滞るため。栄養や酸素の供給が滞ると、体内機能が低下して代謝も落ちやすくなります。夏は冷房による冷えに注意する、キンキンに冷えた食べ物や飲み物を避けるなど、日々の冷え対策を心がけましょう。

水をたくさん飲んでダイエットするのは、効率よく痩せるためにもおすすめ。ただし、漠然と水を飲んでもメリットは少なく、正しいやり方や飲むタイミングが大切です。

さらに、ダイエット成功の基本である睡眠・食事・運動などのポイントをしっかり押さえて実行しましょう。ご紹介したやり方や注意点を参考に、健康的な理想の身体を手に入れてくださいね。