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透け感がトレンドのシースルーバングの作り方!アレンジのコツとヘアスタイル10選
透け感と自然な束感が魅力のシースルーバングは、トレンド感を演出できる前髪としておしゃれ女子に人気のスタイル。そこで今回は、シースルーバングの基本の作り方をはじめ、こなれて見えるセルフアレンジ方法や失敗しないオーダーのコツ、そして初心者でも簡単にできるセルフカットのコツを徹底解説します。
レングス別のシースルーバングの髪型もご紹介しますので、ぜひスタイルチェンジの参考にしてみてくださいね。
シースルーバングとはどんな前髪?失敗しないオーダー方法も
シースルーバングとは?
シースルーバングとはおでこが透けて見えるほど薄い、束感のある前髪のこと。韓国発祥で、黒髪や長め前髪でも重くなりすぎず、トレンド感のある髪型になるのが特徴です。
シースルーバングにするためには美容院やセルフでカットするほか、ヘアアレンジで作る方法があります。
シースルーバングの魅力
シースルーバングの魅力といえば、何といっても軽やかで抜け感のある雰囲気になれること!前髪を薄くすることでおでこが適度に見え、明るく柔らかな印象になります。
さらに、合わせるヘアスタイル次第で可愛くも大人っぽくも楽しめるのがシースルーバングの魅力。シースルーバングを取り入れるだけでガラっと顔周りの印象が変わるため、レングスを変えずにイメチェンをしたいときにもおすすめです。
シースルーバングが似合う人って?
シースルーバングが似合うのは、どのような人なのでしょうか?まずもっとも似合うのは、卵型の顔の人。卵型は縦横比が3対2という黄金比の顔型のため、シースルーバングの垢抜け効果を実感しやすいといえるでしょう。
またシースルーバングをおすすめしたいのは、おでこが狭めの人。薄い前髪でおでこをほどよく隠しつつも抜け感を出せ、おでこの狭さを自然にカバーしてくれます。長めの前髪はもちろん、眉ギリギリの長さでも透け感が出るため、おでこの狭さが気にならないのも特徴です。
シースルーバングが似合いづらい人って?
逆にシースルーバングが似合いづらい人は、丸顔や面長の人。顔型は縦と横の比率が3対2になるのが黄金比といわれており、丸顔の人は黄金比と比べて横幅が、面長の人は縦幅が長い特徴があります。シースルーバングにすることで顔の長さや横幅が余計に強調されるので似合いづらい特徴がありますよ。 そのため、シースルーバングにする場合は工夫が必要。
それぞれの顔型に足りない方の幅を強調するように、丸顔の人はサイドの髪を厚めに作る、面長の人はおでこをカバーするようにやや厚めの前髪を作る、といった工夫をするのがよいでしょう。
これで失敗なし!シースルーバングの上手なオーダー方法
シースルーバングの作り方として、一番ベーシックなのが美容室でカットしてもらう方法です。それでは、美容室でシースルーバングをオーダーする際に失敗しない方法をチェックしていきましょう。まず長さについては、眉下の少し長めの前髪がおすすめ。長め×シースルーバングは軽やかながらも女性らしさをキープでき、失敗が少ないですよ。
また、シースルーバングには束感もマストのため、量を梳きすぎないのもポイント。初めて作るときは様子を見ながら、慎重にカットしてもらいましょう。
硬い髪の人はパーマやカラーも活用して
硬い髪の人がシースルーバングにする場合は、柔らかい雰囲気に近付けるためにパーマやカラーを活用するのがおすすめ。前髪が直毛で動きが付きにくい場合は、前髪にパーマをかけてゆるく毛流れを付けましょう。パーマをかけると毎朝のセットが楽になるのも嬉しいですね。
また、ヘアカラーはベージュやグレージュなど色素が薄めのカラーがおすすめ。透け感のある外国人風カラーにすることで、硬さを取って柔らかな髪質に見せることが可能です。
こなれ感抜群!シースルーバングの髪型【ショート~ボブ編】
小顔効果抜群!くびれボブ×シースルーバング
次に、レングス別のシースルーバングの髪型をチェックしていきましょう。まずは、こなれ感が出やすいショート~ボブの髪型です。
こちらの髪型は、眉下で作ったシースルーバングに外ハネのくびれボブを組み合わせたスタイル。ヘアカラーは光に透けるようなベージュをオンして、思わず触れたくなるような柔らかな質感に。ハチを隠すよう顔周りにS字ラインを作っているので、小顔効果も抜群の髪型です。
抜け感がカジュアルなくせ毛風ショート×シースルーバング
カジュアルなおしゃれ感を楽しみたいなら、シースルーバング×パーマがおすすめ。こちらは、全体にデジタルパーマでランダムなカールを付けたくせ毛風ショート。外国人の子供のようなくしゃっとした質感のカールで、柔らかな毛流れが楽しめます。
前髪は、毛束を強調するようにウェット感強めのジェルやムースでスタイリングするのが◎。抜け感を出しながら目力もアップする、おしゃれ女子にぴったりのスタイルです。
ワンカール大人ボブ×シースルーバング
前下がりのワンレンベースに、毛先をくるんとワンカールしたベーシックなボブスタイル。そのままだとナチュラルになりすぎてしまう髪型ですが、前髪をシースルーバングにすることで抜け感がプラスされ、おしゃれな髪型にアップデートされています。
前髪を斜めに分けてサイドを耳掛けすれば、髪型全体に奥行きが出てさらに小顔見え効果がアップ。オフィスにもぴったりの好感度ヘアです。
色っぽラフボブ×シースルーバング
頬にかかるくらいの長めのシースルーバングが色っぽい、ラフな印象のボブスタイル。前髪はまっすぐ下ろさずあえて横に流し、アンニュイな表情を付けています。束感が強めになるように、ウェット感のあるオイルで仕上げているのもおしゃれ。
あえて髪型全体は作り込まず、ストレートベースで毛先のみ軽く巻き、肩の力が抜けた大人カジュアルな雰囲気を残しています。赤みを消したヘアカラーで肌の透明感を引き出しているのもおしゃれ見えのコツです。
大人可愛い!シースルーバングの髪型【ミディアム~ロング編】
大人ナチュミディアム×シースルーバング
次に紹介するのは、女性らしさ抜群の長めレングス、ミディアム~ロングのシースルーバングの髪型です。長めレングスの髪型は落ち着いたイメージになりがちですが、シースルーバングで抜け感をプラスすることで、一気にトレンド感のある髪型にアップデート可能。
こちらは、毛先を外ハネにしたナチュラルなミディアムにシースルーバングを組み合わせた髪型です。シースルーバングを広めに作ることで顔の横幅を強調し、大人っぽすぎないあどけない雰囲気をプラスしています。
韓国風くびれロング×シースルーバング
今ドキ女子の間で定番人気となっている韓国風くびれロングヨシンモリ。ヨシンモリとは韓国語で「女神」を意味し、華やかで大人っぽい雰囲気が魅力のトレンドヘアです。華やかさだけでなく上品な色気が楽しめるのも特徴で、年代を問わず楽しめるのも嬉しいポイントですね。
そんなヨシンモリヘアとシースルーバングは相性抜群。大きく波打つ毛流れが作り出すレディな印象をシースルーバングの軽やかさが中和し、一気に垢抜けた雰囲気になりますよ。軽く斜めに流すようにすれば、上品なおしゃれヘアの出来上がりです。
黒髪ロング×シースルーバング
面長にもおすすめな、少し重めのシースルーバングスタイルがこちらです。眉下で横ラインを強調するようぷつっとカットした前髪を、束感を出したシースルーバングにアレンジ。おでこを適度に隠すことで、面長感を自然にカバーする前髪になっています。
顔周りには人気再燃中のレイヤーカットを入れて、重くなりがちな黒髪ロングに軽さとアクセントをプラス。ダウンヘアはもちろん、ラフに結んだヘアアレンジも決まるおしゃれな髪型です。
ワンカール美人ロング×シースルーバング
抜け感のあるロングヘアになりたいなら、こちらのシースルーバングの髪型がおすすめです。眉ギリギリでカットしたシースルーバングに、コテで巻いたようなゆるいウェーブ感のデジタルパーマをオン。くるんとカールした繊細な束感がおしゃれな、透け感前髪のできあがりです。
髪全体にも軽くウェーブを付けたら、ヘアオイルで少しウェットな質感に仕上げるのが今っぽいスタイリングのコツ。朝の支度も簡単にできる、忙しい女性にもぴったりのロングヘアです。
おしゃれ度アップ!シースルーバングの髪型【アレンジ編】
ゆるナチュラルポニー×シースルーバング
最後に、シースルーバングのアレンジヘアをご紹介します。透け感が特徴のシースルーバングは、ゆるっと肩の力を抜いたようなナチュラルヘアアレンジとの相性が抜群。難しいヘアアレンジは必要なく、ラフにまとめるだけで一気におしゃれ度がアップするのが特徴です。
こちらはおでこをチラ見せしたシースルーバングに、手ぐしでラフにまとめたナチュラルポニーテールを組み合わせたアレンジ。あえて耳後ろのおくれ毛は残し、オイルで束感を強調すれば、今っぽさあふれるおしゃれヘアアレンジに仕上がりますよ。
大人レディなカチューシャアレンジ×シースルーバング
シースルーバングにカットした人はもちろん、1日だけシースルーバングを楽しみたいという人にもおすすめのヘアアレンジがこちらです。作り方は簡単で、前髪を好みの薄さにブロッキングしたら、太めのカチューシャで止めるだけ。
顔周りは外巻きに、毛先のみ内巻きに巻いてフェイスラインをスッキリ見せるのがバランスを取るポイントです。最後はオイルで束感を出して、大人レディな雰囲気に仕上げましょう。
シースルーバングをセルフで楽しむ!カットとアレンジのコツ
シースルーバングはセルフカットでも作れる
シースルーバングを作るには美容院でオーダーしてカットしてもらうのが一番ベーシックな方法ですが、コツさえつかめばセルフカットでシースルーバングを楽しむことも可能。
そこで、不器用さんでも失敗知らずなセルフカットのコツについて詳しくご紹介していきます。用意するのはクリップとクシ、ハサミのみ。簡単にできる作り方なので、ぜひトライしてみてくださいね。
シースルーバングのカット方法1:ブロッキング
セルフカットで失敗なくシースルーバングを作るためには、まずブロッキングをしっかりと行いましょう。ブロッキングすることで必要な前髪を間違えて切る心配がなく、セルフカット初心者でも失敗を回避できます。
まずはクシで前髪全体をまっすぐ下ろしましょう。その後、おでこの中心部分から小さな三角を作るようにブロッキングし、余分な前髪はクリップで止めます。このとき、薄めな仕上がりになるよう、あまり深くから前髪を取らないのがセルフカットを成功させるコツです。
シースルーバングのカット方法2:縦にハサミを入れてカット
三角形にブロッキングをしてカットする箇所が決まったら、ハサミを入れます。その際、前髪に対して横ではなく縦に入れてカットするのがコツ。横にハサミを入れてしまうと長さの調節が難しく、失敗の原因となります。
ハサミの先端を使って一束ずつカットし、三角形の部分が切れたらブロッキングを外して、長さを合わせながら残りの前髪をカットしましょう。黒目より外側は少し長めになるように切ると自然にサイドとつながりますよ。
セルフカットの際の注意点って?
シースルーバングの魅力は、おでこが透けるくらいの薄さと、束感が作りやすい長さ。そのため、思い切り短くしてしまうと失敗の元となってしまいます。生え際から10cm以上の長さはしっかり守るイメージで、少しずつ切ることが上手なセルフカットのコツです。
また、前髪の量を減らしたいからといって、すきバサミを使うのも失敗の元。カットに慣れていない人がすきバサミを使うと、短くなりすぎてハネの原因となってしまいます。前髪が重すぎてすきバサミなしではセルフカットが難しい場合、美容院でカットしてもらうようにしましょう。
セルフカットが難しい人はアレンジで楽しもう!
セルフカットでシースルーバングにしたいけれど、「不器用すぎてうまくできる自信がない…」「前髪を伸ばしかけで切りたくない」という方は、ヘアアレンジでシースルーバングを楽しむのもおすすめ!
セルフアレンジであれば、カットすることなく手軽にシースルーバングが楽しめる上、日によって違う印象の髪型にできるのでおしゃれの幅が広がりますよ。
シースルーバングアレンジの作り方
それでは、シースルーバングアレンジの簡単な作り方をご紹介していきましょう。まず、前髪を上下で分けて好みの薄さにします。上部分の前髪を5mmほどの細い毛束で取り、ねじったらピンの先に引っかけ、フェイスラインの髪の内側に挿し込みます。前髪をすべてピンで止め終わったら、フェイスラインの周りの毛束をかぶせ、なじませて完成です。
ピンで止めるのが難しい場合は、カチューシャを使うのも簡単でおすすめですよ。
シースルーバングアレンジのコツ
ピンでのシースルーバングアレンジの作り方のコツは、とにかくピンが見えないようにすること。そのために、一般的にピンとよばれる「アメリカピン」ではなく、長さが短い「スモールピン」を使うのがおすすめです。
また、毛流れに垂直に挿すとピンが丸見えになってしまうため、毛流れに沿うようにピンを止めるようにして自然になじませましょう。ピンがどうしても見えてしまう場合は、ゴールドピンなどを使ってあえて見せるヘアアレンジにするのもよいですね。
透け感シースルーバングでおしゃれ女子になろう
可愛くもクールにもイメージが変幻自在なシースルーバング。ほどよい抜け感と色っぽさがあるため、大人女子にもぴったりの前髪です。トレンドの韓国風ヘアスタイルにもぴったりで、いつもの髪型に加えるだけで一気におしゃれ感が高まるのがポイント。
ご紹介した髪型やアレンジ方法、カット方法を参考にして、ぜひシースルーバングで今っぽい髪型にイメチェンしてみてはいかがでしょうか?
この記事を書いた人
sakanao
大手ヘアサロン広報部や広告会社への勤務経験を活かした「分かりやすく今日から実践しやすい」記事作りをモットーにしています。美容好きが高じて、会社勤めの傍らヘアメイク専門学校に通いディプロマを取得。ヘア、メイク、ダイエットなど、皆様の美容のアップデートのお手伝いができたら幸いです。