レトロコスメとは、明治から大正・昭和にかけて発売され、今もなお支持されているロングセラーアイテム。最新のコスメとは異なるレトロ可愛いパッケージと、長い歴史を経ても色あせない魅力に注目が集まり、あらためて人気が高まっています。SNSで素敵にコーディネートされた写真を見て興味を持ったという方も多数。

とくに愛用者が多いスキンケアやメイクアイテムをご紹介しますので、ぜひ購入時の参考にしてみてくださいね。

巷で「昭和レトロ」の人気がじわじわ高まる中、その時代に生まれたロングセラーコスメに強い魅力を感じることは、ごく自然な流れです。若い世代には新鮮に映り、おばあちゃん世代や親世代には懐かしさや親しみやすさを覚える。そんなレトロコスメには世代ごとに違った魅力があり、女性の心をワクワクさせてくれます。

現在も定番となっている美容アイテムも多いため、自宅で当たり前のように使っていたものが、実はレトロコスメだったと気付くことも多いのではないでしょうか。

レトロコスメの中には、コスメ好きでなくとも知っているロングセラーアイテムが多く揃っています。世代を超えて愛されるためには、コスメとしての実力に長けていることが必要不可欠。さらに、常に新しい世代にも受け入れられるように、ときには時代のニーズに沿って変わり続けることも大切になるでしょう。

このように、レトロコスメは機能面の優秀さや「よりよいものを届けたい」というブランドの思いによってロングセラーとなっているのです。

レトロコスメは、トレンドを気にせず長く楽しめるのも魅力の1つ。話題性の高いトレンドアイテムは、いつもの日常に変化をもたらしてくれるものです。対してロングセラーのレトロコスメは、季節や気分を問わず使いたいメイクアイテムや自宅に常備したくなるリピートアイテムがほとんど。

ほかのものに浮気しても、またレトロコスメに戻ってしまうという口コミも多く見られます。

レトロコスメは、おばあちゃん世代から親世代に広く浸透している美容アイテムなので、何気なく実家で借りてから気に入って使い始める方も。基本的にシンプルな成分を使い、肌のことを考えたアイテムが多いため、家族みんなですこやかな肌をキープしたいママは必見です。

家族を通して脈々と受け継がれているのも、レトロコスメが愛され続ける理由ですね。

レトロコスメの多くはプチプラ価格で、お財布にやさしいのも大きな魅力。気軽に試したり種類別の違いを探ったりと、プチプラコスメならではの楽しみ方があります。

先ほどもご紹介したように、レトロコスメには実力派のロングセラーアイテムが多く揃っているため、メイク代やスキンケア代を節約したいときも頼りになるでしょう。

「大正ロマン」や「昭和レトロ」を象徴する、ノスタルジックな雰囲気のレトロコスメ。ひと目で懐かしさを感じるようなカラフルな配色やクセのあるディティールに、パケ買いする方も多いようです。シンプルなインテリアの中に置けば、ほどよいアクセントにもなりますよね。

レトロコスメは、身近に触れられる美容アイテムだからこそ、若い世代や海外に至るまで多くの方を魅了しているのです。

レトロコスメ好きのSNSでは、可愛いらしいパッケージを活かしてその後もインテリアとして楽しむ方が多く見られます。レトロな瓶やガラス製のアイテムが豊富なので、化粧水の瓶は花瓶やフレグランスディフューザーに、クリームの容器はアクセサリー入れにするなど、自分なりにアレンジする方も。

よいものを長く使うという意識は、レトロコスメが生まれた時代と現代の共通するところなのかもしれません。

天然の椿油※のみを配合し、髪や頭皮、肌、ネイルなどあらゆる部分をケアできるマルチオイル。

口コミでは、洗い流さないトリートメントやスタイリングに使用する方が多く見られ、パサつきのないキレイなツヤ髪が叶うと好評です。椿油の優れた保湿力でたった1〜2滴でも毛先がまとまるので、プチプラでコスパのよいヘアケアアイテムを探す方におすすめ。香りがないので、ほかの美容アイテムとともに使用しても邪魔しません。

【大島椿 ヘアケアシリーズ 大島椿】
40ml 1,210円（税込）/60ml 1,650円（税込） 編集部調べ

日本初のクリーム洗顔を発売したロゼットは、誰もが一度は目にしている定番のプチプラスキンケアブランド。肌タイプに沿って4種類から選べる洗顔料には、有効成分のイオウ※を配合しています。皮膚をなめらかに整えながら、ニキビのできにくいコンディションへ。

必要な量を押し出す特徴的なパッケージで最後まで衛生的に使用でき、毎日のスキンケアにぴったりのレトロコスメです。

【ロゼット 洗顔パスタ】
715円（税込） 編集部調べ

肌荒れで悩む方に人気の薬用拭き取り化粧水は、50年以上のロングセラーを誇るレトロコスメ。洗顔後に残った不要な汚れや皮脂をオフし、有効成分※が手強いニキビや肌トラブルを防ぎます。

日焼けによる肌のほてりも沈めてくれるので、いざというときの救済スキンケアとしてもおすすめです。

【EAUDE MUGE （オードムーゲ） 薬用ローション＜ふきとり化粧水＞】
160ml 1,067円（税込）/500ml 2,860円（税込） 編集部調べ

肌の刺激を抑えたシンプルな成分が人気の牛乳石けんです。皮脂に近い保湿成分であるスクワランオイルを配合していて、つっぱり感の少ない洗い上がりが魅力。ローズのような花の香りなので、洗っている間も心地よい気分に導きます。

身体の洗浄はもちろん乾燥肌や敏感肌の洗顔にもおすすめで、長年家族揃って愛用している方が多いロングセラーアイテムです。

【カウブランド 赤箱】
110円（税込） 編集部調べ

プチプラのスキンケアクリームといえば、レトロコスメのNIVEAを思い浮かべる方も多いのでは？スクワランオイルやホホバオイルといった保湿成分を配合し、顔・身体を潤いのヴェールで包みます。

こっくりとしたテクスチャーで贅沢な保湿感を味わえるので、乾燥肌の方なら一度は使ってみて欲しいアイテム。フローラル系の爽やかな香りも口コミで好評です。

【NIVEA  ニベアクリーム】
50g 264円（税込）/56g 302円（税込）/169g 575円（税込） 編集部調べ

まるで香水のような美しい見た目で、女性に人気の拭き取り化粧水。アンティーク調の花柄やピンク色のローションが存在感バッチリで、見るたびに気分を上げてくれるレトロコスメです。

肌を拭いたあとはさっぱりとした仕上がりなので、メイク落とし後に残った汚れを除去したり朝の洗顔代わりに使用したりするのがおすすめ。可愛い見た目だけでなく、スキンケアとしての使い心地や機能面でも優秀だと高評価です。

【資生堂 オイデルミン N】
550円（税込） 編集部調べ

1976年に発売した、ティントリップの先駆けともいえるロングセラーリップ。オレンジ色の見た目とは異なり、唇に塗ると自分だけのカラーに色付くメイクアイテムです。ピンク〜レッドに発色して色落ちしにくいので、これ1本でリップメイクを仕上げてもリップベースとして使ってもよいでしょう。

ドレッサーに飾りたくなる骨董品のような佇まいも魅力です。

【CHIFFONETTE（シフォネット） リップスチック 1】
1,100円（税込） 編集部調べ

昔懐かしい香りと女性のレトロなパッケージが印象的なロングセラーアイテム。乾燥肌や年齢を重ねた大人の肌に、足りない皮脂を補ってくれる優れた保湿クリームです。

濃厚な白いクリームをたっぷり塗って浸透※させる「マダムパック」は、スキンケアを大幅に短縮しつつふっくらとした仕上がりへ。プチプラ価格なので、気兼ねなく使える点も人気の理由です。

【マダムジュジュ マダムジュジュ】
770円（税込） 編集部調べ

就寝時の乾燥から肌を守り、翌朝までしっとり感をキープするナイト用のレトロコスメ。ナイトクリームというとデパコスなどの高価なものが多い中、こちらのアイテムは1,000円以下で購入でき、幅広い世代の女性から信頼されています。

戦前に発売されたスキンケアとは思えない、モダンレトロな美しいパッケージも魅力です。

【deluxe（ドルックス） ナイトクリーム しっとりタイプ】
880円（税込） 編集部調べ

乳液・メイク下地・薄付きファンデーションの役割を1つにした便利なレトロコスメです。化粧水で保湿した肌に塗布するだけで、スキンケアからベースメイクまで一気に完了。「どんなに忙しい日でも、素肌をキレイに見せたい」という奥様の願いを叶えてくれるプチプラのメイクアイテムです。

明色はレトロコスメ好きの中では定番ブランドなので、スキンケアをライン使いする方も多いですよ。

【明色 うす化粧乳液】
825円（税込） 編集部調べ

口コミを見ると、お目当てのレトロコスメが店頭で見つからないといった声も。ドラッグストアや化粧品売り場では、新商品のスキンケアアイテムにスポットライトが当たることが多いため、知る人ぞ知るレトロコスメは売り場の隅にある可能性が高いのです。

購入を検討している方は、見落とさないように注意してくださいね。

レトロコスメを体験した一部の方からは、おばあちゃんの化粧品を彷彿とさせる独特の香りが苦手だったという声がありました。しかし、人によっては懐かしさや温かみを感じるよい香りと評価する方や、使用しているうちに香りに慣れてクセになるという方も。

匂いに敏感な方は、店頭のテスターで一度香りを確かめることがおすすめです。

レトロコスメは10〜20代がターゲットのスキンケアが多く、ニキビや肌荒れに特化したアイテムが多く見られます。とくに、さっぱりとした使用感が人気の拭き取り化粧水は、肌を清浄に保つためアルコールが多く含まれていることも。

アルコールが刺激になる敏感肌の方は、成分表をしっかり確認してから購入しましょう。

使いきれなかったレトロコスメが、ドレッサーの奥に眠っているという家庭も多いのではないでしょうか？レトロコスメとはいえ、使用期限は通常のスキンケアやメイクアイテムと同様です。

すこやかな肌を保つためにも、開封前のコスメは購入から3年以内、開封済みは開封から半年として、期限内で正しく使用してくださいね。

今回は、明治・大正・昭和に渡って愛されたレトロコスメの魅力と、歴史の長いおすすめのロングセラーアイテム10選をご紹介しました。メイクからスキンケアまで、さまざまな人気アイテムがあるので、気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。

実用的かつレトロ可愛いコスメで、ノスタルジックな気分を味わってみませんか？