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「セラム」とは?美容液とは違うの?種類や使い方の順番、スキンケア基礎知識&おすすめセラム12選!
SNSや美容雑誌では「セラム」という言葉がたびたび登場しますが、セラムとは具体的にどんな化粧品なのかご存知でしょうか?「美容液との違いがイマイチわからない」という人も多いですよね。
そこで今回は、セラムの役割や種類、使い方などをまとめてご紹介します。また、おすすめのセラムを肌悩み別にご紹介していくので、セラムの選び方で迷っている人はぜひ参考にしてくださいね。
セラムとはどんな役割の化粧品?美容液との違いもチェック
セラムとは肌悩みに応じたケアをする美容液
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セラムとは美容液の一種で、乾燥や毛穴などの特定の肌悩みにアプローチする役割を持つ化粧品です。セラムという言葉には医学用語の「血清」という意味が込められていますが、化粧品の分野では化粧水や乳液などの基礎化粧品にプラスして使用する美容液として知られています。
一般的な化粧水や乳液よりも美容成分をたっぷり配合しているので、基礎化粧品だけでは肌悩み対策に物足りなさを感じている人にはおすすめです!
一般的な美容液との違いとは?
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似たような役割を持つ化粧品でも、あるアイテムは「美容液」と呼び、一方は「セラム」と呼ぶケースがあります。選ぶ側からすると「両者の違いとは何なのか?」と疑問に思うこともあるでしょう。
実は美容液とセラムの間には、明確な意味の違いは定められていません。メーカーの判断で「美容液」や「セラム」と呼び分けているので、名称が異なっていても役割や使い方は変わらない場合があります。購入するときは名称に惑わされず、商品そのものの役割から判断しましょう。
エッセンスやアンプルとの違いとは?
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美容液にはセラムの他にも、エッセンスやアンプルと呼ばれるアイテムがあります。いずれも基礎化粧水にプラスして使う美容液ですが、美容成分の配合量やテクスチャーに違いがあるので、選ぶときは下記の表を参考にしてください。
| 美容成分の配合量 | テクスチャー | 特徴 | |
|---|---|---|---|
| エッセンス | 最も薄い | サラッとした付け心地 | 化粧水に+αのスキンケアとして |
| セラム | 比較的多い | エッセンスより少しとろっとしている | 肌の悩み別に特化している |
| アンプル | 最も濃縮度が高い | 粘度が高く、とろみがある | 集中ケアに適している |
ただし、これらも明確に違いが定められているわけではないので、メーカーによっては意味合いが異なる場合もあります。
【セラムの種類1】保湿タイプ
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セラムと一括りにいっても役割や目的はさまざまなので、自分の肌悩みに合わせたアイテムを取り入れましょう。
たとえば、肌の乾燥が気になるときには、保湿に優れたセラムがぴったり。保湿タイプのセラムには、セラミドやヒアルロン酸をはじめとした保湿力の高い美容成分が配合されています。肌は年齢を重ねるごとにうるおいをキープする力が衰えるので、乾燥による肌トラブルを感じる前にセラムで対策しましょう。
【セラムの種類2】美白タイプ
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美白ケアに力を入れたい人には、メラニンの生成を抑えてシミやソバカスを防ぐ役割を持つセラムを選びましょう。シミは一度できてしまうとなかなか消せないので、シミができる前のタイミングでしっかりと対策を。
美白効果のあるセラムには、トラネキサム酸やビタミンC誘導体、アルブチンなどの美白有効成分が配合されています。成分の種類によって肌に働きかけるメカニズムに違いがあるので、いろいろな種類のセラムを試しながら自分にあったアイテムを探しましょう。
【セラムの種類3】エイジングケアタイプ
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年齢による肌の衰えを感じたときには、エイジングケア*タイプのセラムがぴったりです。肌に必要なうるおいを与えてハリツヤをアップさせることで、若々しい肌をキープ!
エイジングケア*用のセラムは、レチノールやペプチドなどのハリ不足に働きかける成分が配合されていることが特徴です。シワやたるみがくっきりできると化粧品の力だけでは対処できなくなるので、普段のスキンケアにセラムを取り入れて早めに対策しましょう。
* 年齢に応じたお手入れ
【セラムの種類4】毛穴ケアタイプ
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毛穴の目立ちが気になったときには、毛穴ケア用のセラムがおすすめです。毛穴は乾燥やハリ不足が原因で目立つ場合があるので、セラムでしっかりとうるおいを与えましょう。
毛穴ケア用のセラムには、肌を引き締める役割を持つビタミンC誘導体や保湿力の高いヒアルロン酸が配合されています。その他にも、毛穴汚れや古い角質を取り除く役割を持つセラムもあるので、肌状態にあったアイテムを選びましょう。
セラムにも色々!ボディケアにも頻繁に使われる
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ヘアセラムやリップセラムなど、セラムという単語は顔に使用する化粧品以外でも多く使われます。いずれにしても、セラムは基本のお手入れにプラスして使うものと思っていれば間違いありません。リップセラムはリップクリームより美容効果が高めといった感じです。
最近ではセラムウォッシュやセラムローションといった単語もよく見かけますが、基本の「洗顔」+「美容液効果」をプラスした形や、「化粧水」+「美容液」の効果を示唆するものとして使用されることが多いです。
この記事を書いた人
kou
化粧品メーカーで商品開発に携わった経験を活かし、美容ライターとして活動中。コスメの知識を深めるため、日本化粧品検定1級の資格を取得。現在は1児の母として子育てに奮闘中。忙しくても肌は綺麗でいたいと願う女性たちに役立つ情報を発信します。