出典:adobestock
注目されている「HIIT」とは?短時間で脂肪燃焼させる自宅トレーニングやメニュー例
ダイエットに効果的なHIIT(ヒット)の正しいやり方を知っていますか?HIITは短時間で脂肪燃焼が期待でき、特別な機器も不要なので自宅でもできる運動方法です。
この記事では、HIITのメリットと基本的なやり方、効果を出すポイントや具体的なメニューまで徹底解説します。忙しくても短時間でできる、効率のよいダイエット法を探している方におすすめです。
<ポイント3>運動後はタンパク質を摂取する
HIITで効果を出すためには、体内に充分なタンパク質が必要です。タンパク質は体のエネルギー源ですが、全力のHIIT後はエネルギーを使い果たした状態になります。
トレーニング後に体内に充分なタンパク質がないと、体は筋肉を分解してタンパク質を補おうとするのです。筋肉量が減ると基礎代謝が低下し、痩せにくい体になるので運動後は充分にタンパク質を摂りましょう。運動後のプロテイン摂取をセットで習慣化するのもおすすめです。
<自宅でHIITトレーニング>具体的な筋トレメニュー6選
自宅でのHIIT!取り入れやすいメニューとは
HIITを自宅でおこなう場合、運動中の騒音が気になりますよね。自宅での騒音ハードル別に、具体的なおすすめメニューを紹介します。
【自宅ハードル別】おすすめHIITメニュー
- ・プランク
- ・★腕立て伏せ
- ・★スライドスクワット
- ・★★マウンテンクライマー
- ・★★バーピー
- ・★★★太もも上げダッシュ
※★の数が少ないほど、騒音の少ないメニューです。
【自宅トレーニングのハードル★】プランク
プランクは騒音が起こりにくく、自宅での筋トレにぴったり。プランクにはさまざまなバリエーションがありますが、初心者でも取り入れやすいエルボー(ロー)プランクのやり方をご紹介します。
【エルボープランクのやり方】
- 1.うつぶせになってスタンバイ
- 2.肩の真下に肘がくるようにし、お腹に力を入れて体を起こす
- 3.正しいフォームで20秒キープ
- 4.キープ中は体が一直線になるように意識する
【自宅トレーニングのハードル★】腕立て伏せ
プランクよりも動きが出るものの、騒音が起こりにくい腕立て伏せ。上腕の筋肉を鍛えたい方(大胸筋や肩甲骨まわり)におすすめです。
【腕立て伏せのやり方】
- 1.手は肩幅くらいに開き、体勢を起こす
- 2.お腹に力を入れて体が一直線になるようにキープ
- 3.肘が約90°になるくらいまで、体を下ろす
正しいフォームを意識しながら、20秒間繰り返しましょう
【自宅トレーニングのハードル★★】スライドスクワット
スライドスクワットは、体勢を落とした状態で左右に体を移動させるメニュー。主に下半身の筋肉や、体幹を鍛えたい方におすすめです。
【スライドスクワットのやり方】
- 1.足を左右に大きく開いて、胸の前で腕を組む
- 2.背筋を伸ばしたまま、前かがみにならないように腰を落とす
- 3.腰や上半身の高さをキープしつつ、左足がしっかり伸びるまで体を右側に移動
- 4.反対側も同様の動きをおこなう
- 5.正しいフォームを意識しながら、20秒間繰り返す
【自宅トレーニングのハードル★★】マウンテンクライマー
主にお腹の筋肉を鍛えたい方や、心肺機能を強化したい方におすすめのマウンテンクライマー。やり方もシンプルなので、初心者でも取り入れやすいメニューです。
【マウンテンクライマーのやり方】
- 1.腕立て伏せと同じ姿勢になる
- 2.頭から足を一直線にして、片足を曲げる
- 3.左右の足を素早く入れ替える
疲れてくるとお尻が上がってくるので、正しいフォームを意識しながらおこないましょう。
【自宅トレーニングのハードル★★★】バーピー
全身を使うので、脂肪燃焼効果と心肺機能の強化が期待できるメニューです。腕立て伏せのような姿勢からジャンプを繰り返します。ジャンプの要素が入るので自宅でおこなうハードルは高めです。
【バーピーのやり方】
- 1.足を閉じた状態でまっすぐ立つ
- 2.その場にしゃがみ、床に手をつける
- 3.軽く飛び上がりながら、腕立て伏せのような状態になる
- 4.両足に勢いをつけて、もとの状態に戻る
- 5.その場でまっすぐ上にジャンプをする
- 6.正しいフォームを意識しながら、20秒間繰り返す
【自宅トレーニングのハードル★★★】太もも上げダッシュ
体のなかで一番大きな太ももの筋肉を鍛え、代謝アップや心肺機能アップが期待できるメニューです。ダッシュの要素が入るので、バーピーと同様に自宅でのトレーニングハードルは高め。
【太もも上げダッシュのやり方】
- 1.背筋を伸ばしてまっすぐ立つ
- 2.腕を左右交互に大きく前後に振りながら、太ももを高く上げる
- 3.太ももの高さは床と平行か、それよりも高く上がるようにする
- 4.正しいフォームを意識しながら、20秒間ダッシュする
★が多いトレーニングをするときは、騒音対策として足元にヨガマットなどを敷くのもおすすめです。
HIIT運動のデメリットや筋トレの注意点とは?
<デメリット1>心身ともにハード
HIITは高強度インターバルトレーニングなので、デメリットとしては心身ともにハードなこと。全力を出し切らないと脂肪燃焼効果を得にくいため、とくに初心者は「ツライ」「キツイ」と感じる方もいるでしょう。
継続するためには、ダイエットへの強い意志やモチベーション維持が大切。習慣化して身体機能が向上すれば、追い込み感が逆に楽しくなってくるのでがんばりましょう!
<デメリット2>運動習慣のない人は難しい
HIITは負荷の強い無酸素運動が多く、運動習慣がない人には正しい方法でおこなうのが難しいことも。最初から難易度が高いメニューを選んで挫折しないように注意しましょう。
また、HIITは負荷が強い運動のため、正しいフォームで実施しないとケガをする恐れもあります。慣れないうちは軽くストレッチをしてからはじめるなど、体への配慮を忘れずにおこないましょう。
短時間で脂肪燃焼!「HIIT」で理想のボディを手に入れよう
HIITはハードなトレーニングなので、最初は「キツイ」と感じる方も多いかもしれません。しかし、短時間で効率のよい脂肪燃焼やアフターバーン効果も期待できるなど、ダイエットにうれしいメリットもたくさんあります。
HIITをおこなうときは、基本のやり方や正しいフォームを意識してみてくださいね。短時間で筋肉を鍛えて、効率よく理想のボディを手に入れましょう。
この記事を書いた人
わかな ゆい
現役化粧品メーカー社員の美容ライター。本職での美容トレーナー経験が長く、コスメ・メイク・サプリの知識が豊富。趣味は美容と旅行。保有資格:JMA(日本メイクアップ技術検定)1級、 認定フェイシャルエステティシャン、コスメ薬事法管理者。