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香水の『長持ちする付け方』講座!ちょっとしたコツを知って魅力的な香りを持続させよう
いつでもほのかによい香りをまとっている女性は、老若男女問わず多くの人に憧れを抱かれる存在。どのようなシーンでもやさしい匂いをふんわりと香らせるためにも、お気に入りの香水は長持ちさせたいですよね。
そこで今回は、一般的に香水はどのくらいの時間で香りが消えるのか、香水の匂いと時間の関係について解説します。香水の香りを長持ちさせる付け方のコツや、香りが移り変わる順番についても紹介するので、ぜひ香水を楽しんでみてください。
オーデコロンの持続時間は1~2時間
おすすめしたい人 | 気分転換など少しの間香りに癒されたい人 |
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香料濃度(賦香率) | 3~5% |
持続時間 | 1~2時間 |
オーデコロンはオフィスや学校で軽く香らせたいとき、香りで気分をリフレッシュさせたいときにおすすめの種類です。
オーデコロンは香料濃度が香水のなかでも最も低く3~5%といわれており、持続時間は1~2時間とかなり短め。基本的には香料濃度に伴って価格設定が変わるため、学生さんでも比較的手を出しやすい価格帯といえるでしょう。香水の香りを長持ちさせたい人にはおすすめできませんが、香水のきつい香りが苦手な人にぴったりなアイテムです。
時間とともに香りが変化!香水の特性を理解しよう
トップノート
香水には香りが順番に移り変わる性質があり、香水を付けてから最初に楽しめる香りをトップノートと呼びます。香水の種類によって香りの持続時間は異なりますが、トップノートを楽しめる時間は5~20分ほどと香りは長持ちしません。
香料のなかでもとくに揮発性の高い種類が香りやすく、シトラスの爽やかな香りや、やさしく癒やしてくれるアロマノートが香ります。香水をムエット紙で試す際は、トップノートの香りだけで購入を判断しないよう注意してください。
ミドルノート
トップノートの次に香るミドルノート(ハートノート)は、香水のテーマを表す香りといっても過言ではありません。ミドルノートは香水をつけてから20分~3時間ほど長持ちするため、外出の30分前に香水を使用する付け方が推奨されます。
ローズやジャスミンといったフローラルノート、ハーブ系のグリーンノート、ピーチやラズベリーなどのフルーティーノートが主な香り。女性らしいレディース香水を購入したい場合は、ミドルノートの匂いを嗅いでから判断するのがコツです。
ラストノート
香水の終盤に香るラストノートはベースノートとも呼ばれており、余韻として楽しむ残り香のようなイメージです。ラストノートは香水をつけてから3時間以降に香り立ち、完全に消えるまでの半日ほど香りが長持ちします。
揮発性が低いバニラやトンカビーンズといったスパイシーノート、シダーやサンダルウッドなどのウッディノートが主な香り。ラストノートは付けている人の体臭と混ざり合うため、その人にしか出せない唯一無二の香りを楽しめるでしょう。
香水のふんわりとやさしい香りを長持ちさせるコツ
適切な量の香水を使用する
香水のほのかな香りを長持ちさせる方法は、香水の種類に合わせて適切な量を使用することです。
香料濃度が濃くて香りが長持ちするパルファムは、ごく少量でも十分に香りが続くため1~2滴垂らす方法がおすすめ。オードパルファムやオードトワレは香料濃度が濃すぎず薄すぎないので、1~2プッシュをやさしくポンポンと叩き合わせるように塗り広げます。最も香料濃度が低いオーデコロンは、付けたい場所から10センチほど離して2~4プッシュ吹き付ける方法がよいでしょう。
正しい香水の付け方をする
香水は種類によって香料濃度が異なるため、それに伴って適切な量や付け方のコツも異なります。
最も香料濃度が高い種類のパルファムは「点」で付ける方法を推奨されており、付け方は肌の上に1~2滴を落とすイメージです。中濃度であるオードパルファム・オードトワレの場合は、「線」を描くイメージで一直線に香水を肌に伸ばす方法がおすすめ。香料濃度が最も低いオーデコロンは「面」で付ける方法が一般的で、広範囲に広がるように肌から離して吹き付けてください。
正しい方法で香水を保管する
香水はさまざまな要因によって劣化してしまうため、正しい方法で保管することが香水本来の香りを長持ちさせるコツです。
直射日光はもちろん蛍光灯の影響も受けるといわれており、光が直接当たらない場所で保管するのがベター。また、急激な温度変化は香料の化学反応を促進するリスクがあるため、気温の変化が穏やかな場所で保管しましょう。使用期限が設けられているものは期限内に使い切り、期限の記載がないものは製造から3年以内を目安に使用してください。
香水を下半身に付ける
ふんわりとやさしい香りを長持ちさせたい人は、香水を下半身に付ける方法がおすすめです。香りは下から上に向かって広がる特性を持つため、ナチュラルでありながらもしっかりと香水の香りを堪能できるでしょう。
ひざの裏や足首は人気部位といわれており、あえて体温が低い場所に付けることで穏やかな香りが長持ちします。また、体温が高いウエストや太ももの内側は華やかな香りを放ちますが、衣類で覆われているためきつすぎない香りが続くでしょう。
ハンカチに香水を付ける
さりげなく女性らしい香りをまといたい人は、ハンカチに香水の香りを染み込ませる方法を実践してみてください。香水がハンカチの繊維に染み込むことにより、香水本来の香りが長持ちしやすくなります。
また、ハンカチをバッグに忍ばせるとふんわりと香りが漂い、バッグの中身にもよい香りが移るため女子力アップにつながるでしょう。香水の匂いを体から直接香らせたくない人や、肌がアルコールに敏感な人におすすめの付け方です。
この記事を書いた人
plumeria1257
スキンケアとメイク研究を愛する20代。女性向け美容系サイトのディレクター兼ライターを務めたのち、退職を機にフリーライターへ転身しました。「美しくなりたい」という気持ちに寄り添い、悩みを抱える女性に自信を与えられる記事を執筆することが目標です。