仕事の休憩中や移動中などのスキマ時間を有効活用して、簡単にできるエクササイズを行いましょう。

椅子に座っているときに両足をくっつけてキープするだけで、太ももの内側の筋肉を鍛えられ引き締めに効果的です。肩周りや脚のストレッチを行うと血行が促進され、むくみの予防・改善に繋がります。

駅ではエスカレーターではなく階段を使う、時間に余裕があるときは一駅分歩くなど、積極的に身体を動かして全身痩せを目指しましょう。

全身痩せのためには食生活の改善が必要ですが、極端な食事制限は身体に悪影響を及ぼします。

一つの食材のみを食べ続けるダイエットや、食事の回数を減らすのはよくありません。朝食を抜くなどして食事の間が長時間空いた場合、次の食事の際に血糖値が急上昇したり、エネルギーを溜め込みやすくなったりしてしまいます。バランスよく栄養を摂ることが基本です。

タンパク質は筋肉をつくるはたらきがあり、全身痩せに必要な栄養素です。また、タンパク質を摂ることで代謝が亢進したり食欲を抑えたりする効果も期待できます。肉や魚、卵など、タンパク質を多く含む食材を積極的に摂取しましょう。揚げ調理は油分が過剰になりやすいので、茹でる・蒸すといった調理方法をおすすめします。

プロテインやプロテインバーといった製品も多く販売されていて、空腹時に間食代わりに摂取するのもよいでしょう。

炭水化物や脂質は全身痩せの大敵と思われがちですが、摂取する際は種類に気を付けることが重要。玄米やオートミールなどを主食にすることで、豊富な食物繊維や食べ応えにより満足感を得られます。

また、脂質は魚やオリーブオイルなどの良質なものを摂取しましょう。オリーブオイルには腸内環境を整えたり血糖値の上昇を抑えたりする効果があるので、食材を炒める際やドレッシングとして使うのもおすすめです。

ダイエット中であっても、食べるものや時間帯などの基本を押さえれば間食をしても大丈夫です。昼食と夕食の間の適度な間食により、夕食の食べ過ぎを防げるといったメリットもあります。

間食の内容としては、タンパク質やビタミン、食物繊維を多く含む下記の食べ物がおすすめです。1日あたり200キロカロリー未満を目安に摂取しましょう。

間食におすすめの食べ物

ただし、夜遅い時間の食事は余分なエネルギーが体脂肪として蓄えられやすいので控えてください。

しっかり噛んで食べることで満腹感が得られ、全身痩せに繋がります。食べ物を口に運ぶたびに箸を置きながら、30回以上しっかり噛んで食べましょう。

また、食事の30分前までに水分を摂取することで、満腹感が得られ食べ過ぎを予防できます。食事中に水分を多く摂ってしまうと消化不良の原因になるので、食事中に飲む水の量はコップ1杯程度にしましょう。

全身痩せのためには、湯船に浸かって身体をしっかりあたためることも大切です。湯船に浸かることで、代謝の亢進による脂肪燃焼効果や、副交感神経が優位になることでストレスが軽減し、食欲を抑える効果が期待できます。

また、身体をあたためることで血流がよくなり、むくみの予防や改善にも効果的です。1日10分を目安に、38～40℃のお風呂に浸かりましょう。入浴により上がった体温が下がるころに眠気が誘発されるので、寝る2時間前に入浴すると睡眠の質の向上が期待できます。

水分補給をすることで体内の老廃物を排出し、代謝をよくする効果が期待できるので、全身痩せのためには水分をしっかり摂取しましょう。また、便秘を改善したり食べ過ぎを防いだりといった効果も得られます。

1日に2リットルを目安に水分を摂ることが大切です。カフェインが含まれるコーヒーやお茶、カロリーの高いジュースやお酒などはダイエット中は控えましょう。