食事制限や運動など、さまざまな努力をしているにもかかわらず、思うように痩せないとダイエットに対する意欲が下がってしまいますよね。この意欲の低下がストレスとなり、気分をイライラさせる原因になります。

とくに停滞期に突入すると、ダイエットを始めてすぐの頃よりも体重が落ちにくくなるので、このようなストレスを感じやすくなるでしょう。停滞期は必ず起こる身体の自然現象の1つ。いつかは終わりが来るので、焦らず気長に乗り越えることが大切です。

過度な食事制限で食べたいものを我慢しすぎると、ダイエット中にイライラする原因になってしまいます。また、過度な糖質制限や食事量を極端に減らすダイエットは、身体にも悪影響を与える場合があるため危険です。

糖質制限などの食事制限によるダイエットをする場合は、3食すべてを制限するのではなく、1食だけ低糖質の食事に置き換えるなど工夫しておこなうことでストレスが溜まるのを防げます。

がんばっている自分にご褒美を与えるのも、ダイエット中のイライラを抑える1つの方法。食べたいものを我慢し続けることは、ストレスが溜まりモチベーションにも影響します。週に1度は好きなものを好きなだけ食べられる日を設け、適度にイライラを解消しましょう。

リバウンドしそうで心配になりますが、1日の食事だけで大きく体重は変化しないので大丈夫。前後の食事でバランスを取れば問題ありません。

空腹の状態が続くと、だんだんイライラしやすくなります。ダイエット中は間食がNGだと思いがちですが、栄養不足や低血糖を防ぐためにも必要に応じて間食をすることが大切です。

とはいえ、間食をする場合は高カロリーなケーキやスナック菓子などを避け、低カロリー・低糖質の食品を選びましょう。1日の間食の目安は、200kcal以内に抑えるのがベスト。素焼きのナッツやイモ類は低カロリーなうえ食物繊維も豊富なので、ダイエット中の間食にぴったりです。

ダイエット中にストレスが溜まり、小さなことでもイライラしてしまうときは、筋トレをして身体を動かすのもおすすめ。とくに食事制限だけでダイエットをおこなっている方には、効果的な方法です。

また、筋トレはストレス解消になるだけではなく、筋肉量を増やし痩せやすい身体作りにも役立ちます。さらに、適度に身体を動かすことで睡眠の質が上がり、ちょっとしたことでイライラを感じることが少なくなるのです。

適度な運動はイライラ解消に効果的ですが、すでに毎日のダイエットで取り入れている方は身体を動かすことにストレスを感じる場合があります。そんなときは、思い切って運動をしない日を作るのがおすすめです。

とくに筋トレは、筋肉を休める「超回復」の時間が必要だといわれています。効率よく筋肉量を増やすためにも、1〜2日おきで取り組むのがベスト。無理して毎日おこなおうと思わず、しっかり身体を休める時間も確保してくださいね。