敏感肌はホコリや花粉、紫外線などの外的刺激により、肌が不安定になりやすい特徴があります。敏感肌になる主な原因は、バリア機能の低下です。バリア機能が低下するとホコリなどの異物に敏感に反応し、肌荒れが起こりやすくなります。

また、季節の変わり目や生理前に化粧品による肌トラブルを起こしやすくなることも敏感肌の特徴。「自分は敏感肌かも」と思った人は、敏感肌向けの刺激の少ない化粧品を使いましょう。

バリア機能が低下している敏感肌の人は、肌内部から水分が逃げやすい状態になっています。そのため、肌のかさつきや赤み、かゆみなどの乾燥による肌トラブルが現れることも！

また、乾燥した状態で放置すると外的刺激による影響を受けやすくなり、さらにバリア機能が低下するという負のスパイラルに陥ってしまいます。乾燥による肌トラブルを防ぐためにも、毎日のスキンケアでは保湿を徹底しましょう。

敏感肌は生まれ持った肌質と思われがちですが、生活習慣の乱れや気候の変化で誰にでも起こりえます。とくに栄養バランスが偏ったり睡眠不足が続いたりすると、肌のターンオーバーが乱れて敏感肌になることも！そのほかにも、誤ったスキンケアを続けることでバリア機能が低下する場合もあります。

現在肌の調子がよい人でもちょっとした変化で敏感肌になることがあるので、「自分は大丈夫」と過信しすぎず、最新の肌状態をチェックしましょう。

市販されている洗顔料の中には、敏感肌向けに作られた商品がたくさんあります。敏感肌向け洗顔料の特徴の1つは、洗浄力がマイルドなこと。

洗浄力が高い洗顔料は、皮脂やメイク汚れが落ちやすい一方で、肌に必要な保湿因子まで洗い流してしまうデメリットがあります。必要以上に洗い過ぎた結果、肌のバリア機能が低下して乾燥しやすい状態に！そうしたトラブルを防ぐためにも、敏感肌向けの洗顔料にはアミノ酸系の洗浄料をはじめとしたマイルドな洗浄成分が使われています。

敏感肌向けの洗顔料は、肌にうるおいを与える保湿成分が配合されていることが特徴です。汚れを落としながらうるおいを与えられるので、洗顔後のつっぱり感が軽減されます。

敏感肌向け洗顔料に配合されている保湿成分は、グリセリン・ヒアルロン酸・コラーゲン・セラミドなどです。これらの成分は高い保湿効果が期待できるので、選び方で迷ったときはどんな保湿成分を配合しているかもチェックしましょう。

敏感肌の人は、化粧品に配合されている添加物で肌刺激が起こる場合があります。それは肌のバリア機能が低下しているため、添加物に過剰に反応してしまうからです。

敏感肌向け洗顔料は、アルコールや香料、パラベンなどの添加物が含まれていないものがほとんど。化粧品の添加物は一概に悪いものとはいえませんが、肌が敏感になっているときにはなるべく避けるのがおすすめです。