ファンデーションの毛穴落ちは、肌のハリ不足も原因の1つです。ハリや弾力不足は、皮膚とともに毛穴がたるんで涙型になる、いわゆる「たるみ毛穴」を招きます。20代ではまだ大丈夫と思われがちですが、こめかみを引き上げたときに毛穴が引き締まって見える方は、たるみ毛穴予備軍の可能性が。 

一般的な毛穴の開きよりも手強いので、気になる方はスキンケアを中心に予防対策を行いましょう。 

乾燥が気になる方は、自分の肌に合った保湿ケアを施すことで、ファンデーションの毛穴落ちを予防できます。メイク崩れしにくい肌は、水分と油分のバランスが整った状態です。とくに、角質層の水分を十分満たすことがポイントになるため、化粧水や美容液を正しく使用しましょう。 

化粧水であれば500円玉大を目安に塗布し、素肌がもっちりとした感触になるまで浸透※させます。肌の摩擦も乾燥の原因になるので、手のひらでやさしく押さえてください。 

化粧水にはさまざまな種類がありますが、脂性肌の方は肌を引き締める収れんタイプがおすすめです。余分な皮脂でベタつきがちな肌をサラッと仕上げ、テカリ防止や肌が引き締まったように見せるメリットも。 

保湿力は期待できないため、乾燥が気になる方は使い方に注意してください。Tゾーンや鼻周りなどテカリが気になるところへ部分的に使用するとよいでしょう。 

こっくりとしたスキンケアクリームは油分が多く、保湿力に優れているのがメリット。しかし、ファンデーションの毛穴落ちが気になるテカテカタイプの方には、油分が多すぎる場合があります。 

とくにメイク前のスキンケアでは、クリームを乳液に置き換えるだけで肌の潤いバランスを維持できるため、毛穴落ちの予防対策になるでしょう。 

日中の紫外線は肌のたるみや乾燥を招くといわれるため、美肌の大敵です。ファンデーションの毛穴落ちを防ぐには、毛穴が開かないように日頃からUV対策を徹底することも大切。 

近年は紫外線量が年々増えているため、よりUVケアの重要度が高まっています。朝は化粧水から日焼け止めクリームまでを一連のスキンケアルーティンと考え、メイクをしない日も塗り忘れないように心がけてください。 

古い角質が毛穴を覆うと、皮脂詰まりを起こして毛穴が広がる原因に。肌のざらつきやごわつきが気になったときは、普段のスキンケアに角質ケアをプラスし、定期的に肌環境を整えましょう。 

洗顔やクレンジングを毛穴ケアタイプに置き換えたり、スクラブを取り入れたりと、さまざまな方法がありますよ。自分に合ったアイテムを見つけて、日頃から対策しましょう。 

たるみは気付いてから対策するのではなく、あらかじめ予防することがなにより大切。いつまでもファンデーションが毛穴落ちしない肌でいたいなら、今の悩みに注目しつつ、一歩先のことを考えたスキンケアをはじめてみませんか？ 

顔のたるみを防ぐためには、スキンケアのほかにもコラーゲンを摂取したり、肩周りや頭皮のコリを解消したりと、周辺のケアもあわせて行いましょう。 

スキンケアが終わった直後は、肌全体にクリームなどが残った状態。このままファンデーションを塗ると、油分とファンデーションが混ざって崩れやすくなります。 

スキンケア後は5〜10分程度放置して、油分がきちんと浸透※してからメイクしましょう。ファンデーションがピタッと密着し、きれいなベースメイクが長持ちします。 

スキンケア後5分以上放置しても、肌の上に残った油分が気になる場合もありますよね。日によって肌の調子は異なるため、少しベタつくなと感じた場合はティッシュオフで肌の油分を調節してください。

1枚のティッシュを用意し、半顔ずつ押さえます。清潔な面が当たるよう、表裏それぞれの面を使ってください。半顔ずつティッシュをのせることで、小鼻や目元など細かいパーツまでうまくオフできますよ。毛穴が開きやすいTゾーンや鼻は指先を使って丁寧に、それ以外の頬は手のひら全体で軽くひとなでするとよいでしょう。 

毛穴をカバーする化粧下地は、目的によってさまざまなタイプがあります。代表的な3つの機能をご紹介しますので、参考にしてみてください。 

市販の毛穴下地を見ると、このような機能が複数組み合わさったアイテムが多いです。人気の毛穴下地でも、自分の肌に合うアプローチでなければ、期待はずれの仕上がりになることもあります。上記を参考に、気になるアイテムをチェックしてみてくださいね。 

毛穴落ちを防ぐためにおすすめのファンデーションは、リキッドやクリーム、クッションタイプです。粉状のパウダーファンデーションに比べて密着力が高いため、しっかりと気になる毛穴をカバーできるものが豊富。 

ファンデーションを仕上げる際は、スポンジでやさしく叩き込むようになじませることでフィット感がアップします。

毛穴落ちがとくに目立つ頬や鼻周りは、先ほどご紹介した毛穴下地にくわえてコンシーラーも併用すると仕上がりがよくなります。 

毛穴が開いている肌には、柔らかいテクスチャーのリキッドコンシーラーがおすすめです。少量を毛穴に入れ込むように叩き込むと、ナチュラルにカバーできます。