毛穴落ちとは、ファンデーションを塗ってから時間が経つことで毛穴が開き、ファンデーションが入り込んでしまった状態です。ファンデーションが毛穴落ちすると、毛穴の1つ1つが鮮明に見えたりベースメイクが崩れたりします。場合によってはキメの粗さが際立ち、老け見えのデメリットも。 

毛穴落ちが気にならない美肌を1日中キープできるように、しっかりと対策方法をマスターしましょう。 

カサカサタイプは、肌の油分と水分が共に不足している乾燥肌に起こりやすい毛穴落ちです。肌の乾燥によって角質層がみずみずしさを失うと、ハリや弾力の少ない状態に。すると、毛穴が開いてファンデーションが毛穴落ちしたり、肌質によっては部分的に皮むけしたりすることもあるでしょう。 

ファンデーションが付きにくく崩れやすい肌質なので、ファンデーションを塗る前のスキンケアも大切になります。 

テカテカタイプの方は、皮脂を過剰に分泌してしまう脂性肌やニキビ肌に多い毛穴落ち。皮脂が多いためもともと毛穴の開きやすい肌質で、開いた毛穴にファンデーションと皮脂が混合した状態で詰まってしまいます。 

また、肌の内側が乾燥しているインナードライ肌も、時間が経つことで皮脂が多く出て毛穴落ちすることも。そんな方は、皮脂コントロールと同時に、乾燥対策を徹底することも必要です。 

ファンデーションが毛穴に落ちる原因は、こちらの4つです。 

毛穴落ちを防ぐためには、原因を見極めることが大切です。肌質やメイク方法によって、全く違う原因が隠れているため、どれに当てはまるかチェックしてみましょう。 

ファンデーションが毛穴落ちする大きな原因が、肌の乾燥です。大人の肌は乾燥しやすいため、毛穴やキメの荒さで悩んでいる方も多いでしょう。刺激に弱い敏感肌の方や、粉ふき・皮むけがあるカサカサタイプの方は、素肌のバリア機能が低下しているサイン。 

日頃使っているスキンケアや生活習慣の見直しがおすすめです。乾燥状態が慢性的になると、潤いを補うために皮脂が過剰に分泌されるようになるので、早めに対策しましょう。 

皮脂によってファンデーションが浮いてしまうのは、テカテカタイプの代表的な原因です。本来は肌の潤いを守るために必要不可欠な皮脂も、分泌量が多いと大きなデメリットになります。詰まった皮脂汚れが原因で毛穴が開けば、さらなる毛穴落ちが起こる可能性も。 

皮脂が多い部分と乾燥や皮むけが混在している場合は、角質層の水分量が少ないインナードライ肌です。一見乾燥していないように見えるため、正しく対策できるように自分の肌状態をしっかりと見極めましょう。 

ファンデーションは重ねるほどカバー力がアップしますが、同時に素肌へのフィット感が低下し、表情の変化などで崩れやすくなります。ファンデーションは薄く均一に塗った方が、崩れにくく仕上がりもきれいです。 

カバー力を求めるならファンデーションはできる限り薄膜に仕上げつつ、自分の悩みに特化したアイテムを別途プラスしましょう。