出典:adobestock
《レシピ付き》リップクリームを手作りしよう!好みの香りやオイルで楽しくリップケア
唇は肌に比べて、とても薄くデリケート。乾燥や荒れやすい部分だからこそ、唇に直接塗るリップクリームにはこだわりたいですよね。
今回は、とても簡単にできる手作りリップクリームの作り方を紹介します。好みの香りやオイルで、自分だけのオリジナリティーあふれるリップクリーム作りに挑戦してみてはいかがでしょうか?きっと毎日のリップケアが楽しくなるはずです。
手作りリップにオリジナル感を出せる!オイルや香りの選び方
<オイル>テクスチャーや使用感で選ぶ
手作りリップで保湿に欠かせないのがオイルです。オイルはリップクリームを作るうえでなくてはならない材料であり、しっかり保湿の役割をしてくれます。
また、オイルは種類が豊富で、テクスチャーや使用感などよさはそれぞれ。リップクリームといえばホホバオイルを使用することがほとんどですが、他にも手作りリップにおすすめのオイルはたくさんあります。
サラッとしたオイル
ホホバオイルやマカデミアナッツオイルは、人間の皮脂とよく似た成分でできており、肌なじみがよく浸透力※の高いサラッとした質感です。
また、アルガンオイルやグレープシードオイルも軽めの質感で、ビタミンEやリノール酸を含んでおり刺激が少ないのも特徴的。サラッとした質感なので、ベタつくのが苦手な方や自然な仕上がりが好きな方におすすめです。
※角質層まで
保湿力の高いオイル
保湿力の高いオイルとしておすすめなのが、オリーブオイルとスイートアーモンドオイルです。どちらも、保湿力の高いオレイン酸が豊富に含まれています。
唇の乾燥はもちろんですが、年齢を重ねるごとに目立ってくる老化による唇の縦じわにもとても効果的。ホホバオイルなどサラッとしたオイルに比べると、少し重たい質感になっているのが特徴的です。
香りがあるオイル
ココナッツオイルは、ほのかにココナッツの香りがします。基本的にオイルは、精油と希釈するときに用いられるので、油特有の香りはありますがほとんど香りはありません。
しかし、手作りリップによく使用されるカレンデュラオイルは、カレンデュラの花をホホバオイルなどにつけ込んで作ります。強い香りを残すことは難しいですが、花やオイルの配合量によっては香りを残すことも可能です。
<アロマ>香りの種類や効果で選ぶ
アロマは、リップクリームに香りをつける目的で使用します。また、香りをつけるだけでなく、抗菌効果や肌を落ち着かせるなど期待できる効果が豊富です。
香りや刺激が強く、唇と相性が悪いアロマもありますが、好みの香りや効果などTPOに合わせて自分にピッタリなアロマを選ぶのがおすすめ。オリジナル感を出して自分だけの香りを作ってみてくださいね。
アロマの種類
アロマの中で精油と呼ばれるものは植物性香料に分類され、種類がとても豊富です。アロマは大きくトップノート・ミドルノート・ラストノートに分かれ、香りの持続性が異なります。
トップノートには柑橘系やハーブ系があり、持続性は30分ほど。また、ミドルノートにはローズやラベンダーなど花系が多く、1時間ほど香りが続きます。ラストノートは香りの持続性が長く、バニラやベンゾインなど残香性の高いものが多いのが特徴です。
アロマの効果
手作りリップにおすすめなアロマはたくさんあります。肌のターンオーバーを正常に近づけるには、ラベンダー・ローズウッド・ゼラニウムがおすすめ。
また、カモミール・レモン・サンダルウッドには皮膚を落ち着かせて柔らかくする働きがあり、ティーツリー・レモングラス・ユーカリには抗菌効果が期待できます。リップケアをしっかりしたい方は効果で選ぶのもよいですよ。
<基本レシピ>簡単シンプルな手作りリップクリームの作り方
あると便利な道具
手作りリップは道具が充実していると、より簡単に効率よく作れます。ほとんどの材料が自宅にあるものや身近なところで購入できるものばかりです。
リップクリームを作る前に、まずは道具集めから始めましょう。もちろん、なくてもよいものや代用できるものもあります。基本レシピを参考に、気楽に楽しく始めてみてくださいね。
【道具】
- ・リップクリームの容器(スティックタイプ・ジャータイプどちらでもOK)
- ・耐熱容器(湯煎をするため、小さなビーカーがおすすめ)
- ・棒(材料を混ぜ合わせるときに使用するため、混ぜやすい竹串やマドラーがおすすめ)
- ・湯煎器具(耐熱容器に水が入らないように大きさに注意)
作り方は「溶かす・混ぜる・固める」の3ステップ
手作りリップの作り方は、とてもシンプルで簡単です。3ステップで完了する基本レシピは、材料と分量さえ覚えてしまえば、いつでも簡単に作れます。
【作り方】
- 1.耐熱容器にミツロウとオイルを入れて湯煎しながら溶かす
- 2.粗熱が取れたらアロマを加えて、竹串でしっかり混ぜ合わせる
- 3.容器に流し込み、固まったら完成
基本レシピをマスターしたら、ハンドクリームや口紅などアレンジがとても簡単です。まずは簡単シンプルな基本レシピをしっかりおさえて、アレンジレシピにもチャレンジしてみましょう。