皮脂を過剰に分泌する脂性肌（オイリー肌）は、その多くが遺伝的なものと考えられています。常に肌が脂っぽくてベタついており、家族も似たような肌質の場合は、もともと脂性肌の可能性が高いでしょう。

よく間違えられる混合肌は部分的な乾燥があり、インナードライ肌は皮膚内部が乾燥している状態なので、脂性肌とは少し違います。

水分と皮脂のバランスがよい状態は、トラブルが少ない理想的な肌。しかし、何らかのきっかけで水分不足になるとそのバランスが崩れ、オイリーな脂性肌に傾きます。水分が不足した状態が続くとインナードライになり、かえって皮脂を分泌させることに。

できるだけ乾燥させないように気を付け、スキンケアで水分を補うことが必要です。

肌の水分が不足するとバリア機能が低下し、外部刺激を受けやすい状態に陥ります。その結果、自ら皮膚を守ろうとして余計にオイリーな肌状態へとつながるのです。

朝は落ち着いていても午後になると異常にテカる方は、肌のバリア機能が著しく低下しているサイン。一度スキンケアを見直して、バリア機能を高めるようにしましょう。

女性は月のバイオリズムに合わせて、身体の状態が少し変化しますよね。生理2週間前から生理日までは、肌状態が安定しにくく皮脂量が増える期間。それによって、普段の肌質よりもオイリーに傾き、肌荒れやニキビにつながることもあります。

この状態はあくまでも一時的なものなので、スキンケアやコスメを脂性肌用に変える必要はありません。

脂性肌の方はもともと皮脂が多いことから、極端に油分の少ない化粧品や油分を取り去るケアに頼りがちです。適度に使うなら問題ありませんが、やりすぎはNG。バリア機能を低下させ、余計に皮脂分泌を促してしまうケースも多いのです。

乳液・クリームの不使用や、拭き取り化粧水・スクラブを必要以上に使うのは控えましょう。

脂性肌に多い肌悩み

オイリーな脂性肌の方は、上記のような肌悩みを抱えやすい傾向にあります。視覚的にもわかりやすい特徴を持っているため、自分の肌タイプを知りたい方もチェックしてみてくださいね。

【おすすめ順】脂性肌向けのファンデーション

皮脂分泌が活発な脂性肌は、できる限りオイルフリーのファンデーションを中心に選びましょう。油分が少ないパウダーはサラッと仕上がり、ベタつきやすい脂性肌に最もおすすめ。皮脂コントロール成分を配合したものは、テカリを抑えて化粧崩れを防止します。

特定の肌悩みにしっかりアプローチしたい場合は、こちらの選び方も参考にしてください。

ファンデーションの機能性にもこだわって選びたい方は、以下のポイントもチェックするとよいでしょう。

高いカバー力とナチュラルな仕上がりを両立する、INTEGRATEのパウダーファンデーションです。ふんわりマットな質感を長時間キープでき、ベースメイクが崩れやすい脂性肌におすすめ。

プチプラなのにテクニック要らずできれいに仕上げてくれるので、使い勝手がよいと人気です。

【INTEGRATE プロフィニッシュ ファンデーション】
1,430円（税込） 編集部調べ

d programのパウダータイプは、肌への負担が少ない低刺激処方のファンデーションです。普段ニキビができやすい方や、肌荒れしているときでも使いやすいファンデーションを探している方におすすめ。

カバーしたい部分にもなめらかに密着し、美しい仕上がりを長持ちさせます。

【d program 薬用 スキンケアファンデーション パウダリー［医薬部外品］】
3,080円（税込） 編集部調べ

数あるパウダーファンデーションの中でも、とくに人気の高いMAQuillAGE。つけたての状態を1日中キープする優れたフィット力で、脂性肌のテカリや化粧崩れをガードします。

独自のムースプレス製法により、パウダータイプでも上品なツヤが生まれるため、素肌感のある印象に。

【MAQuillAGE（マキアージュ） ドラマティックパウダリー EX】
3,300円（税込） 編集部調べ

ALBIONの春夏用のパウダーファンデーションは、瞬時に肌へなじむ微粒子パウダーが特徴です。肌に伸ばすと薄く密着するため厚塗りにならず、それでいて見せたくない部分はしっかりとカバーします。

脂性肌に適した油分の少ないアイテムなので、マシュマロのようなふわサラ肌をゲットしたい方は手に取ってみてください。
 
【ALBION シュクルホワイト パウダレスト】
5,500円（税込） 編集部調べ

DIORのパウダーファンデーションは、毛穴の開きや凹凸、赤みなどを徹底的にカバーする優秀アイテムです。パウダータイプ特有のパサパサ感がなく、素肌と一体化した上品なセミマット仕上げに。

蒸れや擦れ、黄ぐすみにも強いためマスクメイクにぴったりで、化粧直しの手間を減らしたい脂性肌に適したファンデーションです。
 
【DIOR ディオールスキン フォーエヴァー コンパクト ナチュラル ベルベット】
8,910円（税込） 編集部調べ

REVLONのリキッドファンデーションは、脂性肌にうれしいオイルフリータイプです。皮脂を正常なバランスにコントロールし、テカリにくいサラサラ肌へ。表情の動きに合わせてフィットし続ける独自の処方により、1日中ヨレや崩れを防ぎます。

日本人の肌色にぴったりの6色展開で、欲しかったカラーが見つかるでしょう。
 
【REVLON カラーステイ ロングウェア メイクアップ】
2,200円（税込） 編集部調べ

プチプラ価格で完成度の高いセミマット肌を実現する、KATEのリキッドファンデーション。毛穴や色ムラ、くすみなどをカバーしながら、素肌のように自然な印象に仕上げます。

高密着リキッドが、テカリを防止しながらメイク後の美しい肌をロングキープ。マスクを外したあともきれいでいられると、脂性肌の方から評判です。
 
【KATE リアルカバーリキッド セミマット】
1,760円（税込） 編集部調べ

ロングセラー商品のM･A･Cのリキッドファンデーションは、愛用者の多い人気アイテムです。オイリーな脂性肌でも崩れにくく、どんな状況下でもきれいな状態をキープ。

ムラなく伸ばしやすい薄づきタイプで、今っぽい軽量感のあるマット肌に仕上がります。抜群のカバー力も期待でき、コンシーラーがいらないとの口コミが多数。
 
【M･A･C（マック） スタジオ フィックス フルイッド】
5,830円（税込） 編集部調べ

リピーターが多いshu uemuraで人気のリキッドファンデーション。高温多湿で崩れやすい夏からインナードライになりがちな冬まで、脂性肌をきれいな肌状態にキープする名品です。

スキンケア成分配合のみずみずしいリキッドで、とことんナチュラルな極薄仕上げに。全22色と類を見ないほど豊富なカラーバリエーションも魅力です。
 
【shu uemura アンリミテッド ラスティング フルイド】
6,600円（税込） 編集部調べ

ESTEE LAUDERで断トツ人気のリキッドファンデーションは、とにかく崩れないと評判です。皮脂や汗にさらされても問題なく、つけたての美しいベースメイクを1日中キープ。毛穴の開きやキメの荒さもカバーし、ナチュラルなセミマット肌に仕上げます。

伸びがよく少量でOKなので、比較的コスパのよいアイテムです。
 
【ESTEE LAUDER（エスティローダー） ダブル ウェア ステイ イン プレイス メークアップ】
7,040円（税込） 編集部調べ

MISSHAのクッションファンデーションは、ドラッグストアで手に入るプチプラアイテム。プロカバーはシミやニキビ跡などもきれいに隠し、本格的な仕上がりを叶えます。

手が汚れずにメイクできるので、時短メイクやお直しも簡単にできるでしょう。使い終わったあとはエコなレフィルがおすすめで、価格もさらに安いですよ。
 
【MISSHA（ミシャ）M クッション ファンデーション プロカバー】
1,650円（税込） 編集部調べ

快適なマスクメイクを実現する、HERAで人気のクッションタイプ。夜までサラッとした質感をキープでき、テカリやヨレを抑えます。薄く軽やかなセミマット仕上げなので、肌のキメをカバーしながら肌本来の美しさを引き出してくれるでしょう。

カラーは明るさやトーン、トーンの強度で導き出せる設計で、悩みがちなカラー選びが簡単に。
 
【HERA（ヘラ） ブラッククッション】
4,840円（税込） 編集部調べ

SPICAREのクッションファンデーションは、コスメ好きの間で話題になったアイテム。先端テクノロジーによって実現した針状成分が肌にとどまり、メイクをしながら贅沢なスキンケア感覚を味わえます。

毛穴を目立ちにくく整えつつ皮脂コントロールも期待できるので、脂性肌にとって至れり尽くせりなファンデーションです。
 
【SPICARE（スピケア） V3エキサイティングファンデーション】
8,800円（税込） 編集部調べ

NARSのクッションタイプは、ほこりや紫外線、乾燥などのあらゆる外的刺激から肌を守ってくれる頼もしいファンデーション。時間が経ってもキメ細かくツヤのある美しい肌印象をキープします。

素肌になじむみずみずしいつけ心地なので、ファンデーション特有の圧迫感が苦手な方にもおすすめ。

【NARS ナチュラルラディアント ロングウェア クッションファンデーション】
5,500円（税込） 編集部調べ

YVES SAINT LAURENTで人気のクッションタイプは、透明感のあるツヤとカバー力のどちらも譲れない方におすすめのファンデーション。パウダーを配合することでテカリを予防し、完成度の高いベースメイクを長時間楽しめます。

プレゼントにしても喜ばれそうな、おしゃれで高級感のあるデザインも魅力的です。
 
【YVES SAINT LAURENT（イヴ・サンローラン） アンクル ド ポー ルクッション N】
9,350円（税込） 編集部調べ

テカリや化粧崩れで悩んでいても、すべての方が純粋な脂性肌とは限りません。さらに30代以降になると、水分量が少ない人も増えるでしょう。

スキンケアでは高保湿化粧品を中心に使い、洗顔や角質ケアなどの取り除くケアは最小限に。脂性肌向けのスキンケアは、オイリーな10代までのケアと方法を変えましょう。

脂性肌はベースメイクが崩れやすいため、下記のコツを押さえつつ薄く均一に密着させましょう。

マスクメイクに適したファンデーションは、汗・皮脂・湿気などをガードするウォータープルーフ機能はもちろん、擦れに強い機能も必要不可欠。肌に直接マスクが触れるため、「高密着処方」や「色移り防止」などのキーワードに注目して選びましょう。

ツヤ系よりもマット系の方がサラッとしているので、脂性肌のマスクメイクには最適です。

夏は脂性肌に限らず、テカリやベタつきによる肌ストレスが増す時期です。ファンデーションはできるだけ油分の少ないオイルフリータイプを中心に選び、薄く仕上げることがポイント。厚塗りのファンデーションはヨレやすいうえ、崩れ方も汚い印象になりがちです。

また、仕上げにメイクキープミストを活用すると持続力がアップします。

今回は、脂性肌におすすめのファンデーション15選をご紹介しました。オイリーな肌質を考慮したファンデーション選びのヒントもまとめているので、脂性肌だからと諦めず、自分に合った崩れにくいアイテムを見つけてくださいね。

脂性肌向けのファンデーションをゲットして、1日中自分らしく自信を持って過ごせますように。